フランス西海岸のサン・マロ湾(Saint-Malo)に浮かぶ、約9,700㎡ほどの小島「モン・サン=ミシェル(Mont Saint-Michel)」は、1979年に世界遺産に登録されたフランスを代表する観光地です。
フランスの観光地で人気のエッフェル塔やヴェルサイユ宮殿に次ぐ人気の観光地で、フランス旅行を計画するほとんどの方が、目的地として計画の中に入れるのではないでしょうか。
モン・サン=ミシェルは、パリから約350kmほど離れており、少し遠いのですが日帰りでも観光ができる場所となっています。
日帰りにするか、一泊にするか…時間のない日本人にとっては迷うところですよね。
個人的には、もちろん一泊することをお勧めします。
モン・サン=ミシェルを目的地の一つとして計画している方に向けて、モン・サン=ミシェルの見所など全てを解説したいと思います。
- モン・サン=ミシェル:Mont Saint-Michel
- モン・サン=ミシェル観光の全て
- 最後に…
モン・サン=ミシェル:Mont Saint-Michel
モン・サン=ミシェルは、フランス北部にあるノルマンディー地域圏のマンシュ県(Manche)にあるクエノン川(Couesnon)の河口の東に位置する、周囲960mの花崗岩でできた岩の島です。
「西洋の驚異」や「海上のピラミッド」と称される孤高の寺院「モン・サン=ミシェル」は、16世紀に完成したフランスの中でも最も有名な巡礼地です。
そんなモン・サン=ミシェルですが、多くの方は島の中にある修道院のことを射すと思いがちですが、「モン・サン=ミシェル」とは島全体のことを指します。
モン・サン=ミシェルは、ノルマンディー地方で最も人気のある観光地となっていて、エッフェル塔、ベルサイユ宮殿に次ぐフランスで3番目に訪問者の多い場所です。
モン・サン=ミシェル:歴史
モン・サン=ミシェルの歴史はとても古く、起源708年にアヴランシュ(Avranches)に住んでいたオベール司教(Aubert d'Avranches)が夢の中で大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」というお告げを3回聞いたことから、もともと「モン・トンブ(Mont Tombe:墓の山)」と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地であったこの島に、ミカエルを祀る礼拝堂を建てたことが始まりと言われています。
その後、この島は瞬く間に巡礼の聖地となり、966年にはベネディクト会修道院を島に経て、修道僧が移住するようになり、中世以来カトリックの聖地として多くの巡礼者を集めてきたそうです。
モン・サン=ミシェルは、数世紀の間に幾度となく火災や崩壊に遭い、その都度異なる建築様式で修復・増改築を重ね、用途を変えられたりしながら13世紀に現在のようなゴシック様式やロマネスク様式、ルネッサンス様式などが混ざり合った形になったのです。
1337年に始まった百年戦争(Guerre de Cent Ans)の期間(1337~1453年にフランスとイギリスで起きた戦争)は、島全体が要塞の役目をしていた歴史もあり、モン・サン=ミシェルの入口には今でもイギリス軍が捨てて行った大砲やその弾跡が残っています。
その後18世紀末のフランス革命時には、修道院は廃止され国の監獄として使用され、そのまま荒廃してしまっていたのですが、1865年に再び修道院として復元されました。
そして長い歴史を経て1979年に「モン・サン=ミシェルとその湾:Mont-Saint-Michel and its Bay」という名称で世界遺産に登録されたこの場所は、幻想的な美しさと数奇な歴史から「西洋の驚異」と呼ばれ、世界中の旅行者の間で訪れてみたい世界遺産などのランキング上位に常に選ばれる人気の観光地となりました。
また、1994年10月にはラムサール条約:特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約の登録地にもなりました。
モン・サン=ミシェル:アクセス方法
✔ 直通バス
✔ TGV(高速鉄道)+バス:4通り
✔ TGV(高速鉄道)+TER(普通列車)+バス
✔ 現地オプショナルツアー
人気の観光スポットということもあり、パリからモン・サン=ミシェルまでのアクセス方法はいくつかあります。
個人的にはTGVに乗りレンヌ経由で行く方法がオススメです。
パリやレンヌから到着するバスは、対岸のバス停に停まります。
そこからモン・サン=ミシェルまでは2kmほどで、無料シャトルバス「The Passeur(7:30~23:00)」や馬車(有料:€6.10)なども出ているのですが、できれば歩いてモン・サン=ミシェルまで行くことをオススメします。
シャトルバスで行けば楽に行けるのですが、シャトルバスは観光客で賑わう時間帯は常時混み合っている状態で、窓際を確保できれば対岸から景色を観ながら行けますが、窓際を確保できなかった場合、モン・サン=ミシェルの影も形も見えない場所から満員バスに乗り込み、景色を楽しむこともなくモン・サン=ミシェルの真下まで一気に行ってしまうのは個人的に勿体無いと思います。
体力の許す限り徒歩で行くことを強く強くオススメします。
モン・サン=ミシェル:ベストシーズン
モン・サン=ミシェルのベストシーズンは、春から夏にかけてです。
春から夏にかけてのヨーロッパは、日が長く朝早くから夜遅くまで観光をじっくり楽しむことができます。
ただ、観光客が増える時期でもあるため、混雑は避けられません。
私が訪れた5月も観光客で溢れかえっていました。
個人的には冬のほうが良いのかな…と思ったりするのですが、夏は日が長過ぎて夜景を観れる時間がとても遅くなります。
私が訪れた5月は日没が21時過ぎ頃で、綺麗なモン・サン=ミシェルの夜景が観れたのは22時半頃でした。
5月といえども朝晩の冷え込みは冬のようで、ゴールデンウィークに行かれる方は、ダウンコートを用意して行くことをオススメします。
また、季節に関わらず雨が降ることが多い場所で、一日の中でかなりお天気の変化があるので、折り畳み傘は携帯しておいたほうが良さそうです。
モン・サン=ミシェル観光の全て
モン・サン=ミシェルは小さな島ですが、見所は満載になっています。
まず計画を立てる際に悩むところ、それは日帰りにするか宿泊するかですよね。
個人的には絶対1泊以上することをオススメします!!
冒頭でも触れていますが、日中のモン・サン=ミシェルはツアー客で溢れかえっており、12時頃から18時頃まではかなり混雑していて、人混みが苦手な方にとっては地獄絵図のような感じです。
ただ、18時以降はモン・サン=ミシェルに宿泊する観光客だけになり、日中の賑やかさが信じられないほどの静けさを感じることができます。
まさに神秘的な島になり、これは宿泊した人しか体験できない特別な時間帯です。
一番神秘的な姿を魅せてくれる時間帯は、日帰りでは見れない時間帯となっています。
モン・サン=ミシェルは、つまみ食い的な観光をさせてくれないのです。
モン・サン=ミシェル観光の全て:観光スポット
モン・サン=ミシェルに訪れたなら、必ず行くべき観光スポットを紹介します。
王の門:La Porte Du Roy
シャトルバスを下車後すぐ近くの「前哨門」をくぐり、「大通り門(Porte du Boulevard)」、「王の門(Porte du Roy)」へと向かいます。
モン・サン=ミシェル内にある様々な門の中でも特に見所なのが「王の門」です。
この付近は、要塞だった時代の面影が残っていて、百年戦争時の大砲もそのまま展示されています。
グランド・リュ:La Grande Rue
かつて巡礼者の歩いた参道であり、大通り(グランド・リュ)と呼ばれている小さな目抜き通りですが、モン・サン=ミシェルの名所の1つとなっています。
この通りは、オムレツで有名な「ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)」をはじめ、様々なレストランやお土産屋さんが軒を連ねています。
サン・ピエール教会:Église Saint-Pierre du Mont-Saint-Michel
かつてモン・サン=ミシェル島内には、700人ほどの住人がいて、その住人のために17世紀に建てられた教会です。
大天使ミカエルが祀られている教会であり、入口にはミカエルのお告げを聞いて百年戦争を勝利に導いたとされるジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc)の像も飾られています。
こじんまりとした教会ですが、教会内のステンドグラスは圧巻の美しさで観光客にも人気のある教会となっています。
開館時間 | 9:00 ~ 22:00 |
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入場料 | 無料 |
ミサ | 月曜~金曜日のAM11:00 土曜日PM6:00 日曜日PM4:30 |
ミサの時間以外であれば自由に観覧できるようになっています。
モン・サン=ミシェル修道院:Abbaye du Mont-Saint-Michel
モン・サン=ミシェルの最上部にある元フランスのベネディクト修道院で、現在はエルサレムの修道院「友愛会(Fraternités monastiques de Jérusalem)」に委託されています。
長い歴史の中で、幾度となく異なった様式で増改築が繰り返され、ゴシック様式、ロマネスク様式、ルネッサンス様式と様々な建築様式を見ることができます。
修道院は、1862年から歴史的建造物に指定され、1979年から「モン・サン=ミシェルとその湾(Mont-Saint-Michel and its Bay)」としてユネスコ世界遺産に登録されています。
1/9~4/30 | 9:30 ~ 18:00 |
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5/2~8/31 | 9:00 ~ 19:00 |
9/1~12/31 | 9:30 ~ 18:00 |
休館日 | 1/1・5/1・12/25 |
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入場は閉館1時間前までになっています。
入場料 | |
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大人(18歳~) | €11 |
子ども | €6(7歳未満無料) |
ガイド付 | €18 |
26歳未満のEU国民または通常のEU居住者 | 無料 |
団体20名~ | €9 / 1名 |
オーディオガイド | €3 |
11~3月の第1日曜日、ヨーロッパ文化遺産の日(9月第3週末)は無料です。
世界中から観光客の訪れるモン・サン=ミシェル修道院は、常に混雑している状態です。
特に夏の観光シーズンともなると、チケットの購入だけに長蛇の列に並ぶことになりますので、事前購入をすることをオススメします。
公式サイトでは、フランス語、英語、スペイン語での対応で、日本語対応がありません。
そのため、日本語でないと不安な方は世界中のオプショナルツアーなどが日本語で予約できる「GET YOUR GUIDE」にて購入をオススメします。
チケットの事前予約の場合、音声ガイドはなく日本語の冊子を渡されるだけとなり、音声ガイド(€3)を希望の方は結局現地のチケット売場に並ぶようになります。
音声ガイドを希望の方は、事前予約は意味ないかも…
モン・サン=ミシェル修道院は、安全管理のため一辺が40cmを超える大きさの手荷物が持ち込めません。
また修道院だけに限らず島内自体に手荷物預かり所がないので、大きな手荷物は持たずに訪れるようにしましょう。
モン・サン=ミシェル修道院の全て徹底解剖【フランス】
13世紀に修道院の居住空間として3層構造のゴシック様式で建てられ、修道院の中でも「回廊(Cloître)」「騎士の間(Salle des Chevaliers)」「貴賓室(Salle des Hôtes)」は美しい装飾の見られる部分になっています。
修道院の中でも一際存在感のある付属教会。
高い天井と綺麗なステンドガラスから差し込む光は、目を見張る美しさです。
また、尖塔の頂上には、高さ4.2mの大天使ミカエルが立っています。
修道院の前庭「西のテラス(Terrasse de l'Ouest)」として知られている場所は、モン・サン=ミシェル修道院訪問のハイライトに最適の場所となっています。
島内でオススメの絶景スポットになっていて、ここから観る夕日や干潮時の景色は信じられないほどの美しさです。
修道院の南西に位置し、サン・マロ湾をパノラマを観ることができます。
遠くにカロル(Carolles)の先端、その後ろにグランビル(Granville)、ショゼー諸島(Îles Chausey)などを確認することができます。
この場所は、巡礼者にとってノルマンディーとブルターニュ地方の海岸線の最も美しい景色を楽しむことができた巡礼路でした。
干潟での散歩
モン・サン=ミシェル周辺の干潟は干潮時に散歩することができます。
モン・サン=ミシェルには、干潟散策ツアーもあるので、ツアーに参加するのも素晴らしい体験となります。
ツアーに参加せず個人で干潟を歩く場合は、満潮時刻をしっかり調べた上で散歩するようにしましょう。
干潟に海水が入ってくるスピードは、想像をはるかに超えた速さになっているので注意が必要です。
はるか昔は、多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としていたそうで、「モン・サン=ミシェルに行く場合は遺書を書いて行け」という言い伝えがあったほどだそうです。
そうならないためにも、潮の満ち干の時間はしっかり確認しましょう。
北の塔:Tour du Nord
モン・サン=ミシェル修道院見学後、城壁散策を楽しみつつ「北の塔」に向かいましょう。
北側にある展望台のような場所になっています。
ここから観る湾の眺めも素晴らしい景色なので、素通りしないようにしましょう。
サント・オベール礼拝堂:Chapelle Saint-Aubert
モン・サン=ミシェルの歴史でも最も重要な人物「聖オベール」の礼拝堂です。
最も重要な人物のはずですが、このオベール礼拝堂は満潮時には行くことのできない場所にあります。
モン・サン=ミシェルの起源に登場するオベールの礼拝堂は、外してはならない重要スポットの1つです。
モン・サン=ミシェル観光の全て:必見スポット
モン・サン=ミシェルの必見スポットとして今から紹介する場所は、どのサイトでも紹介されることの多い場所でもありますが、私自身が体験したもので個人的趣向が強く、モン・サン=ミシェルに訪れるのであれば必ず体験してほしいことになっています。
後悔はしないと思います(笑)
息を呑む絶景
初めてモン・サン=ミシェルに訪れた方にとって、モン・サン=ミシェルの佇まい自体が圧巻の景色になるかと思いますが、様々な角度からモン・サン=ミシェルならではの絶景を楽しむことができます。
✔ 対岸から島の全体像
✔ 島内穴場の絶景:「西のテラス(Terrasse de l'Ouest)」「レ・ファニル(Les Fanils)」
✔ 朝昼晩のそれぞれ違った表情を魅せるモン・サン=ミシェル
誰もがモン・サン=ミシェルの全体像を写真や映像などで観て、ここに訪れる計画を立てたはずです。
その全体像を生で観ると、言葉にならない感動を実感します。
「西のテラス(Terrasse de l'Ouest)」は、修道院の西側、教会の正面に広がる神秘的な湾の景色を観ることができる大きなテラスです。
ノルマンディーからブルターニュ地方までのワイドな景色を楽しめます。
「レ・ファニル(Les Fanils)」は、日が沈んだ頃、潮が引いた海と日が沈んでオレンジ色に染まった空の幻想的な景色を観ることができます。
修道院から夕日を見るならグランド・リュから左の方に進むと、城壁内のどこからでも素晴らしい夕日を見ることができます。
「西のテラス」も夕日スポットとしてオススメです。
島内で夕日を満喫したあとは、ホテルが対岸の方は島から徒歩で変えることをオススメします。
振り返るとライトアップされ、日中とは全く違った姿を魅せてくれます。
そして私が個人的に一番感動したのは、朝霧に浮かぶモン・サン=ミシェルでした。
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この感動は、言葉では表せません。
潮の満ち引き
ノルマンディー地方とブルターニュ地方との境に近いサン・マロ湾は、ヨーロッパでも潮の干満の差が最も激しい場所として有名です。
潮の満ち引きの差は15m以上あり、モン・サン=ミシェルは引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸とつながっていました。
現在では島と対岸の橋が架けられ、満潮時でも島と対岸の往来は可能ですが、橋がなかった時代、満潮時は孤島となり往来もできませんでした。
満潮時は橋の上まで海水がくることがあり、その場合の往来は足が水浸しになるので注意が必要です。
島の入口には干潮時刻の看板があり、満潮時には浜に下りないようにと注意書があります。
最も大きい潮が押し寄せるのは、満月と新月の28~36時間後といわれており、引き潮により沖合い18kmまで引いた潮が猛烈な速度で押し寄せます。
また、公式サイトで干潮時刻を調べることができますので、サイトをご確認ください。
海に浮かぶモン・サン=ミシェル
写真や映像などで海に浮かぶモン・サン=ミシェルを見たことがある方もイルカと思いますが、この光景が最も美しいといわれています。
ただ、この光景が見られるのは大潮の時期だけで、年間を通して数回しかありません。
大潮の時期に訪れることができる方は、橋が完全に水没して孤島となったモン・サン=ミシェルを観ることができるかもしれません。
満潮時刻の確認は公式サイトから確認できますので、そちらを確認してください。
2022年は旅行ができるようになることを願いながら書いています。
2020年の10月18日に海に浮かぶモン・サン=ミシェルを観ることができたようです。
モン・サン=ミシェル観光の全て:レストラン
モン・サン=ミシェルで有名なグルメといえば、やはり「ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)」のオムレツですが、その他にも干潟に囲まれたモン・サン=ミシェルは、ムール貝の産地としても有名なのです。
❤ オムレツ
❤ ムール貝のワイン蒸し
❤ 羊肉料理
また、モン・サン=ミシェル周辺で飼育されている羊(と聞くと食欲が失せるのは私だけではないはず(笑))の羊肉料理も有名です。
ランチにオムレツ、ディナーにムール貝と羊肉料理を堪能してはいかがでしょうか。
ラ・メール・プラール:La Mère Poulard
1888年創業の「ラ・メール・プラール」。
元々は巡礼者たちの宿となっていて、その際に振舞っていたのがオムレツだったということから始まったのですが、現在ではモン・サン=ミシェル内の数多くのお店でオムレツが出されるほどの伝統料理となっています。
「王の門」のすぐ手前にあり、創業者である「アネット・プラール:Anne Boutiaut Poulard」の看板が目印です。
公式サイト:La Mère Poulard
ル・ムートン・ブラン:Le Mouton Blanc
モン・サン=ミシェル周辺で飼育されている羊を使ったお料理を提供してくれるレストランです。
日本語のメニューもあり、安心して入れるお店です。
レストラン・デュ・ゲシュラン:Restaurant Du Guesclin
コース料理が評判のレストランです。
コース内容 | ||
---|---|---|
€21.90コース | €34.90コース | 子供向け:10€ |
ノルマンディーの名産であるムール貝が食べられるのはもちろん、ブルターニュ産の牡蠣やラム肉など多数のお料理が揃ったレストランです。
牡蠣には注意してくださいね。
ラ・シレーヌ:La Sirène Lochet
フランスといえば「ガレット」も有名で、モン・サン=ミシェル内にもガレットのお店がたくさんあり、その中でもお勧めのお店になっています。
チーズとハムのベーシックなものや、ヘルシー系、デザート系など種類も豊富です。
オーベルジュ・サン・ピエール:Auberge Saint Pierre
オーベルジュ・サン・ピエールホテル内にあるレストランです。
ブルターニュ産ロブスター(オマール)や羊肉料理も楽しめます。
公式サイト:Auberge Saint-Pierre
春から夏にかけて日没時間の遅いフランスですが、さすがはヨーロッパという感じでお店の閉店時間は結構早い場所が多いです。
20時頃でも閉店している飲食店もあって、22時過ぎ頃にはホテル周辺のレストランはほぼ真っ暗な状態でした。
モン・サン=ミシェルの美しさに没頭し過ぎてディナーを逃さないように気をつけてください。
モン・サン=ミシェル観光の全て:お土産
個人的には、島内よりも対岸にあるスーパー「Les Galeries Du Mont-Saint Michel」での購入をオススメします。
島内にも多数のお土産屋さんがあるのですが、会社用やご近所さんなどに買うような箱菓子なんかは、対岸で購入したほうが見た目的にも綺麗でしたし、島内と同じものが少し安く販売されていました。
ばら撒き土産のようなものは、島内のお土産屋さんがオススメです。
ラ・メール・プラール(La Mère Poulard)のクッキー
プラールおばさんが考案したレシピに基づき、厳選素材を使って焼き上げたクッキーです。
1つずつ個包装になっているので、ばら撒き土産にも最適です。
ゲランドの塩:Guérande Salt
モン・サン=ミシェル周辺の海で取れた塩で、昔ながらの手法で作られています。
瓶詰めされたものもあったり、パッケージが可愛くデザインされている物も多数あって、お土産に最適です。
りんごの発泡酒「シードル」:Cidre
ノルマンディ地方はリンゴが特産品です。
特産品であるリンゴを使用して造られたりんご酒は人気のお土産の1つです。
塩キャラメル:Caramel au beurre salé
一時期日本でも人気のあった「塩キャラメル」ですが、モン・サン=ミシェルでもお土産として人気商品の1つです。
中でもゲランドの塩を使用して作られた塩キャラメルが一番人気になっています。
固形からペースト状のものまで種類も豊富で様々なタイプの塩キャラメルが楽しめます。
モン・サン=ミシェル観光の全て:ホテル
モン・サン=ミシェルで宿泊となると、島内・対岸で宿泊場所を迷うかと思いますが、個人的には対岸での宿泊がオススメです。
私が対岸を推す理由は簡単で、モン・サン=ミシェルに行こうと思ったきっかけが対岸から観た朝焼けの景色だったからです。
もちろん観光客が完全にいなくなり、静まり返った世界遺産の中での宿泊も貴重な体験となるので、じっくり検討してみてください。
モン・サン=ミシェル観光の全て:あれこれ
モン・サン=ミシェルに初めて訪れる方が気になるであろうことをいくつか紹介したいと思います。
モン・サン=ミシェル:治安
モン・サン=ミシェルですが、パリやその他の都市に比べて比較的治安がいいです。
かといって、100%安全ということもいえませんので、それなりに注意を払っていれば特に大きな問題は起こらないかと思います。
モン・サン=ミシェル:トイレ
モン・サン=ミシェルの島内にある無料の公衆トイレは2ヶ所のみとなっています。
有料であれば他にもあるので、トイレがなくて困るという事態にはならないのですが、有料トイレでは小銭が必要なので、小銭は携帯しておきましょう。
対岸では、シャトルバス乗り場近くのスーパーと観光案内所に無料トイレがあります。
モン・サン=ミシェル:クレジットカード
クレジットカードが使えないお店が結構ありました。
現金は必要な分を持って行き、不安な方はお腹などに隠して持っていくようにしましょう。
観光の際にGoogleマップなどのアプリはかなり使えるので、スマートフォンにインストールしておきましょう。
最後に…
多くの方が日帰りで観光して終わってしまうモン・サン=ミシェルですが、日帰り観光客のいない時間帯がモン・サン=ミシェルが一番美しい姿を魅せてくれます。
そんな美しい姿を観るためにも、ぜひ時間を取りモン・サン=ミシェルに訪れて欲しいと思います。
一生忘れられない体験になること間違いなしの旅になります。
美しいモン・サン=ミシェルに出会えることを願っています♡