ビザ情報:「経験談」入国に必要なツーリストカード取得について【キューバ】

キューバに入国する際って、ビザは必要なの?
パスポート以外で何か必要なものがあれば具体的に知りたい。

キューバに入国する際って、ビザは必要なの?パスポート以外で何か必要なものがあれば具体的に知りたい。

 

キューバ旅行を計画している方向けの内容になっています。

 
本記事の内容

 ◆ キューバ入国には「ツーリストカード」「海外旅行保険英文証明書」が必須

 ◆ キューバ旅行で必要なプチ情報

キューバに旅行しようと計画を立てているときに、一番最初に立ちはだかる壁が「情報の少なさ」ではないでしょうか。

 

私がキューバを訪れたのは、オバマ大統領時代のアメリカとキューバの関係が急激に改善の兆しをみせたときで、キューバが近代されていく!なんて旅人の間で話題となり、プチ?キューバブームが起こったときでした。

だから何気に私の旅仲間の間では、キューバ渡航経験ありの人が多いです。

皆挙ってこの時期にキューバを訪れたので(笑)

ここ最近では、キューバに行ったことがある方も増えてきたり、テレビで取り上げられることもあったりして少しずつ情報は増えつつありますが、それでも未だ確実な情報に辿りつくことが難しい…

これはキューバのお国事情が絡んでくるからだと思うのですが、頻繁に状況が変わって、その都度情報も変わるからなのです。

 

そんなキューバ入国に必要な情報を私の経験談から全て書き出したいと思います。

 

注意

本当に情報が常に変わるので、最新の情報を探すようにしてください。

こちらの記事も情報が変わったら、追記するようにはしていく予定です。

 

◆ATTENTION◆

現在、新型コロナウイルス感染拡大前に比べて、申請条件・内容・必要書類が大きく異なるとの情報もあります。

ただ、現状キューバへの渡航ができないため、また国境がOPENになって情報が入り次第更新します。

 
ビザ情報:「経験談」入国に必要なツーリストカード取得について【キューバ】
 
 

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ビザ情報:「経験談」入国に必要なツーリストカード取得について【キューバ】

 

キューバ入国に必要なもの

日本から遠く離れたカリブ海に浮かぶ島国:キューバ。

 

カストロやチェ・ゲバラ率いる革命軍がバチスタ政権を打倒した1959年の革命戦争から現在まで社会主義国として歩んできました。

 

アメリカの経済制裁により一時はどん底をみる状況でしたが、ドル獲得のために力を注いできた観光産業によって、現在はカナダやヨーロッパ諸国からの観光客が街を埋め尽くしている状態です。

 

そんなどん底をみたキューバは、国民が物を大切にすることを学び、今でも1950年代のクラシックカーが現役で走り回っており、スペインのコロニアル時代の街並みがそのまま残っています。

 

このカリブ海にある島々では見られない独特な空気を醸し出し、不思議な力で旅人を魅了するキューバに入国する外国人観光客は、「ツーリストカード」と「海外旅行保険英文証明書」なる二つの書類が必須となっています。

順番に解説していきたいと思います。

 

キューバ入国に必要なもの:ツーリストカード

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キューバ入国にまず必要なのは「ツーリストカード」といわれるビザのようなものです。

取得方法は日本で取得していくか、経由地で取得するかなど4パターンあって、それぞれの方法によって無料~5,600円と幅広く選択肢があります。

 

ツーリストカードには有効期限があり、入国日から90日間、1回のみ有効となります。

また、取得後に紛失してしまうと再発行手数料がかかりますので、出国するまでくれぐれも紛失しないように気をつけましょう。

 

 ◆ エア・カナダ機内で配布(無料)

 ◆ 在日キューバ領事館で事前申請(¥2,100~5,600)

 ◆ メキシコの空港で購入($25)

 ◆ ホセ・マルティ国際空港(ハバナ)で購入(CUC 25~90)

 

ツーリストカードの取得方法によってフライトも変わってくるかと思いますので、ご自身の希望するツーリストカード取得方法とアクセス方法の確認が必要です。

 
一般的な日本からキューバまでのアクセス方法

 ✔ 日本 ✈ カナダ経由 ✈ キューバ(エアカナダ)

 ✔ 日本 ✈ メキシコ経由 ✈ キューバ(アエロメヒコ)

この2通りがメインかなと思います。

実際私の周りの旅仲間はこの2通りのどちらかで入国しています。

 

ツーリストカード取得方法:エア・カナダ機内で配付(無料)

私が利用したツーリストカード取得方法です。

私はカナダのトロント経由でキューバに向かいました。

遠いとはいえども、日本からトランジット1回で行けるので、全く複雑ではなくヨーロッパに行く感覚と同じような感じです。

 

ツーリストカードはカナダからキューバに向かう機内で配付されます。

トロントからキューバの首都:ハバナまでの飛行時間は3時間半で、エア・カナダ傘下のLCCになっており、機内食はもちろん液晶モニターもなく完全なLCC機材でした。

 

ツーリストカードは到着間際に配られました。

ただ、この機内で配付されるツーリストカードですが、名目上「カナダ在住者用」となっており、私のように居住地がカナダ外の人用ではありません。

 

私の持っているデータになりますが、私の友達4人中4人とも、このエア・カナダ配布のツーリストカードで問題なく入国できています。(2016年9月~2019年6月までの記録)

 

現地でできたオーストラリア人の友達も、オーストラリアからカナダ経由でキューバに来て、このツーリストカードで入国できています。

 

データとしては少ないのですが、100%の確率で入国できています。

そのため、よっぽどの事がない限り入国できるものだと私はみています。

そもそもイミグレの方が、カナダ在住かどうかを一人ひとり入念に確認しているようには思えませんでした。

 

注意

どなたかのブログで、エア・カナダ機内で配付されたツーリストカードで入国拒否された日本人がいらっしゃるという情報有で、直接エア・カナダに問合せをした際に、エア・カナダ職員の方から聞いたそうです。

 

ツーリストカード取得方法:在日キューバ領事館で事前申請(¥2,100~5,600)

入国できるか否か、キューバに到着するまでハッキリしないのは不安!!

 

そんな方は、この取得方法が一番安心してキューバに向かえる方法になります。

 

MEMO

ツーリストカードを持っているから100%入国できる保証があるというわけではない事は頭の片隅に置いておきましょう。

 

領事館で直接申請
 

直接キューバ領事館に行ける方は領事館での申請が可能です。

 

ビザ費用 ¥2,100
(本人以外の代理申請の場合:追加料金3,500円)
申請場所 キューバ共和国大使館領事部
〒106-0044 東京都港区東麻布1丁目28−2 第六文成ビル

 

必要書類

 ✔ パスポート原本

 ✔ パスポートコピー1部

 ✔ 申請書(申請書は領事館に用意あり。HPよりダウンロードも可。)

 ✔ 顔写真(申請書に添付。5×5cm以内)

 ✔ キューバ往復航空券の予約確認書コピー1部

 ✔ ビザ費用振込明細書

 

注意

現金は受け付けておらず、2日前までに指定口座に振込必須。

詳細は領事館公式HP要確認。

公式サイト:領事部業務 (月曜日と木曜日:10:00〜12:00) | Embajadas y Consulados de Cuba

 

郵送で申請
 

地方在住者など、領事館に直接いけない方は郵送で申請ができます。

 

ビザ費用 ¥5,600
(ビザ費用¥2,100+別途費用¥3,500)
送付先 キューバ大使館 ツーリストカード申請係
〒106-0044 東京都港区東麻布1-28-4

 

必要書類

 ✔ パスポートコピー1部

 ✔ 申請書(公式サイトよりダウンロード。)

 ✔ 顔写真(申請書に添付。5×5cm以内)

 ✔ キューバぷ服航空券の予約確認書コピー1部

 ✔ キューバでの宿泊先の予約確認書コピー1部

 ✔ 返信用封筒(長形3号程度)に住所・氏名を記入し切手貼付

 ✔ ビザ費用振込明細書

 

注意

現金は受け付けておらず、指定口座に振込後、必要書類と同時に振込明細書も送付必須。

詳細は領事館公式HP要確認。

公式サイト:領事部業務 (月曜日と木曜日:10:00〜12:00) | Embajadas y Consulados de Cuba

 

ツーリストカード取得方法:メキシコの空港で購入($25)

メキシコ経由で行く場合、メキシコのトランジット時に空港で販売しています。

在庫がないなんて事もあるという噂があるので少々不安要素あり。

 

ビザ費用 $20~25

 

メキシコ・シティ国際空港
 

アエロメヒコ航空のオフィスで販売しています。

 

メキシコ・シティ国際空港マップ:Mapa Interactivo | Aeropuerto Internacional de la Ciudad de México

 

カンクン国際空港
 

キューバまで搭乗する際の航空会社カウンターにて販売しているそうなので、搭乗手続きの際に確認しましょう。

 

ツーリストカード取得方法:ホセ・マルティ国際空港(ハバナ)で購入(CUC 25~90)

事前申請を促されているのですが、ハバナ到着後にもツーリストカード購入が可能だそうです。

 

ただ、費用には色々な説があって、ハバナ空港の公式サイトではCUC25となっていますが、ネット情報ではCUC85だった方もいたり、CUC90に値上がりしたという方がいたりと、かなりバラつきがあります。

The Officer will check your Passport and Tourist Card (Visa Tarjeta del Turista). This Tourist Card is provided by your travel agency, tour operator or airline. If you don't have it, youll have to purchase one, cost is 25 USD.

参照:Havana Airport HAV | Immigration/Customs

事前申請を推奨している&あまりにも情報が曖昧なので、皆さん事前申請するんだろうな…と推測しています。

そのため、空港で購入という選択肢は外したほうが無難かと思います。

 

英文が理解できる方は、ホセ・マルティ国際空港の公式サイトで確認してみてください。

公式サイト:Havana Airport HAV

 

ツーリストカード取得方法:結論

エア・カナダでの機内配付での取得が無料で、私の周りでは入国拒否された人もいないのでオススメなのですが、日本で取得していくことが一番無難だと思います。

これに関しては個々の判断ですね!

 

キューバ入国に必要なもの:海外旅行保険英文証明書

意外に海外旅行保険に加入せずに入国できてしまう国が多数あるのですが、キューバは加入だけでなく英文証明書を発行してもらわなくてはいけません。

 

私はクレジットカード付帯の保険だったのですが、クレジットカード会社の海外旅行保険の担当部署に依頼をしたら1週間もしないくらいで発行・郵送してもらえました。

 

カード会社によって、英文証明書の発行から郵送までにかかる時間も違いますので、キューバ旅行が決定したら早急に依頼をしましょう。

 

キューバ旅行:知っておきたいプチ情報

初めての国に訪れる前に必ず知っておきたい情報がいくつかあります。

その中で、最も私が必要とする情報をいくつかまとめていますので、参考になれば嬉しいです。

 

 ◆ 日本円の両替

 ◆ クレジットカード使用可否

 ◆ キューバの物価

 ◆ ネット環境

 ◆ キューバの治安

 ◆ ハバナの宿泊

 ◆ ハバナの日本食レストラン

 

キューバ情報:日本円の両替

ホセ・マルティ国際空港と街中にある大きめの銀行であれば日本円の取扱いがありました。

ただ、全ての銀行で取り扱っているわけではないようで、事前に調べていくことをオススメします。

 

キューバ情報:クレジットカード使用可否

クレジットカードはあまり当てにならないと思っておいたほうがいいです。

街中にたまにATMがあったりはしますが、そのたまにあるATMが壊れていることも多々あります。

 

また、カードが吸い込まれるなどのトラブルが起きても、すぐに対応してくれる人がいるのかどうかも疑問です。

キューバでスピーディさは求めてはいけません。

 

現金を使用していれば、旅行客が欲しがる「チェ・ゲバラの紙幣」が手に入る可能性もあるので、ぜひキューバでは現金オンリーで旅をすることをオススメします。

 

キューバ情報:キューバの物価

恐らく訪れた全ての方が感じると思うのですが、思っていたほど安くない。

これにはカラクリがあって、現地人が使用する通貨と観光客が使用する通貨が違うため、避けられない部分になります。

 

賢い方は、現地人通貨を早いうちに手に入れて、現地人価格で旅行している方もいるようです。

 

キューバ情報:ネット環境

Free WiFiなるものは、高級ホテル以外どこにも存在しないと思っていてください。

WiFiを使用したい場合は、キューバの電話会社「ETECSA」でWiFiカード(1時間:CUC1)を購入する必要があります。

 

WiFiカードを購入して即使えるというわけでもなく、街中にいくつかあるWiFiスポットに行かないと使用できません。

 

街中を歩いていて、やたらと人が集まっている広場があれば大抵WiFiスポットなので、特にこの地図上のスポットを探さなくても良いかと思いますが、必要なときに限ってなかったりしますよね。

その時のために、チェックしておいてください。

 

また、オフラインで使用できるアプリなどはオフライン設定をしておくことをオススメします。

 

キューバ情報:キューバの治安

恐れるほどの凶悪犯罪はほとんどありませんが、海外あるあるスリ・置引などは普通に起こっています。

かくいう私もiPhoneを盗られました。。。

関連記事:注意喚起:平和ボケしている私が中南米なんか行くとiPhone盗られるのです【キューバ】

 

また、これは限りなく稀な例だとは思うのですが、首を絞められた挙句、貴重品を奪われたという日本人の方のブログを読んだことがあります。

かなり危険な話ですが、銃規制はしっかりしている国ですので、他の南米諸国に比べて本当に凶悪犯罪は少ない国の一つです。

 

キューバ人の大半は、陽気で優しい人が多いので、あまり心配しすぎず、でも気を緩めすぎずに楽しんでください。

 

一つ注意するとしたら、英語が話せるキューバ人はあまり深くかかわらないことをオススメします。

なぜかというと、外国人相手に悪事を働いている人は大方の割合で英語が流暢に話せます。

あと、「親切は基本的に有料」です。

 

キューバ情報:ハバナの宿泊

基本的にホテルは少なく、キューバ人が自宅で経営しているカサ(CASA)が一般的です。

 

私は「Homestay.com」で宿泊先を探しました。

だいたい一泊¥2,000前後で十分なお部屋が見つかります。

私はオールドハバナでも、最も中心を選択したので、一泊¥4,500ほどしましたが、特にオールドハバナ周辺であれば、中心を選択しなくてもいいのかな…という感想です。

 

日本人宿もしっかりあって、日本人宿に行けば日本人観光客が記している「情報ノート」というものがあり、かなりディープな情報を得ることができるようです。

 
ハバナ日本人宿

 ✔ ホアキナさんの家

 ✔ シオマラさんの家

 ✔ アニータさんの家

 

キューバ情報:ハバナの日本食レストラン

日本人経営の日本食屋さんがあるのですが、お味については日本で食べられるクオリティを期待しないようにしましょう。

とりあえず、キューバのショッパイ(とにかく塩分多めな感じ)食事が辛くなった…というときに訪れてみてください。

 
ハバナ日本食レストラン

 ✔ Crepe sayu

 ✔ Nippon Shoku Dou cafe

 ✔ FUUMIYAKI

 

キューバでは、イタリアンやスペイン料理が美味しいです。

日本食は、どーーーーーしても!という方向けです。

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キューバ:ハバナ

 

最後に…

私が渡航前に必要とした情報全てをまとめました。

もし他にも聞きたいことがありましたら、いつでもお問合せいただければ、私の分かる範囲でお答えします。

 

キューバに一人で訪れる方は、ぜひ下記記事も参考にしていただければと思います。

関連記事:【一人旅】犯しがちな9つの注意事項:初心者あるある

 

陽気でのんびりなラテンの国キューバを目一杯楽しんでください。

素敵なキューバ旅行になることを願っています♡