いつも自殺のニュースを見て思う事があります。
「逃げ道はなかったのかな?」
身近な誰かが亡くなったとき、必ず周りの人が言うの。
何で相談してくれなかったんだろう…相談してくれれば…
身近な誰かが人生を踏み外したとき、必ず周りの人が言うの。
何で相談してくれなかったんだろう…相談してくれれば…
この言葉に嘘はないと思う。
でもいつも思う。
もし生きている間の、もし人生を踏み外す手前の誰かに相談されていたとしたら、本気でその人の事を助けられたんだろうか?って。
まさか死ぬとは思ってもないし、まさか踏み外すとも思ってない。
「頑張れ( ^・ェ・^)/」で終わるんじゃないか、はたまた危い人だと遠ざけてしまうんじゃないか。
皆それぞれに忙しいから厄介な事には関わりたくない。
誰もが心に余裕がないから、周りの誰かの変化なんてそうそう気付かない。
気付いたとしても、相談を受けたとしても、本気で寄り添える人がどれだけいるんだろう?って思う。
それに加えて、自尊心を高める教育が世界でもトップクラスに出来てない日本で、日々他人と自分を比べる物差しがあって、他人がすごく輝いて見えるときに自分の悩みって言えます?
ポジティブオーラ全開の人にネガティブな話ってできます?私はできないなぁ・・・
そして小さい頃から「迷惑をかけちゃダメ」と教えられて育ってきた日本人は、極度に「迷惑をかけられる事」に嫌悪感を感じる。
それが分かっているからこそ、誰かに相談する事を躊躇するし、相談する事が迷惑になると思ってしまう。
だから根本から変えていかない限り、「相談して」はあまり意味がないと思う。
例えば何かに悩んでも、こんな事くらいで…って踏みとどまりません?
逆に友達から些細な相談を受けたとき、「えー!そんな事で悩んでるの?」って思う事ありません?
自分にとったら「こんな事くらい」でも、その人にとったら大問題なのかもしれない。って毎回思います?
それがあまりに何度も続いたら、鬱陶しく感じるようになりません?
だから、人は悩みがあっても「こんな事くらいで」で踏みとどまると思う。
人間は思っているほど弱くないし、思っているほど強くもない。
100%独りで生きていくには、人間界はなかなかヘビーな世界だと思う。
インドでは「あなたは人に迷惑をかけながら生きるのだから、あなたも人からかけられる迷惑を許してあげなさい。」という教育がされるそう。
だからって今すぐ日本人がインド人マインドになれるかといえば恐らく不可能だろうし、気軽に相談ができない人も多いだろう日本社会で、悩みは尽きないだろうし、不安も不満も尽きないだろうと思うけど…
5年前の悩みなんて覚えてないし、10年前なんて悩んだ事なかったんじゃないか?と今となっては思うけど、その時その時で何かしら悩みは抱えて生きてきたわけで。
でも、時間が経って振り返ると思い出す事さえない。
思い出したとしても、今って痛くも痒くもなかったりすることばかりじゃないですか?
人を傷付けたり危害を加えてしまった事に対しては、猛省やそれなりの罰が必要だと思うけど、それ以外はそんなに大した問題じゃない。
自分の思いをツラツラ書いてたら、しまいに話のまとめ方が分からなくなりましたが、結論私が言いたい事といえば、もし何か悩んだり躓いている状況の人がいるとしたら、
ということなのです♡