アドセンス審査通過、おめでとうございます。
私がアドセンスに申請したときはcovid-19の第一波真っ只中で、実に申請してから2週間以上経ってからの審査通過連絡でした。
申請後届いたメールに数時間~1日程度で審査完了すると記載があったし、いろんな方のブログを見ても早い方で当日、遅くても数日以内に通過連絡が来ているようだったので諦めモード全開でした。
そのため、既に忘れ去っていた頃に「おめでとう!」とテンション高めのメールが届きました。
もちろん私もテンション上がりました(笑)
アドセンスは審査通過後にいくつか設定作業が必要になります。
この記事では、審査通過後に必要な作業7つ全て解説していますので、通過後の作業が不安な方は下記内容を参考にしていただければと思います。
また、これからアドセンス申請をされる方向けには、審査通過までの道しるべをまとめていますので、そちらを参考にしていただければと思います。
参考:Googleアドセンス:「審査通過までの道しるべ」合格するヒントは全て利用規約にあり【はてなブログ】
審査通過後にやるべき事:初期設定
審査に通過すると「お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました」という掲題でメールが届きます。
そのメールの誘導にしたがっていくつかの作業を行うのですが、難しいものではないのでさっさと終わらせてしまいましょう。
まずは、メール添付画像にある「ご利用開始」からアドセンスの管理画面トップに進みます。
警告:ads.txt ファイルの問題を修正
アドセンスの管理画面に進むといきなり警告が出ていて驚いた方もいるのではないでしょうか。私なのですが…
結論から先にお話しすると、はてなブログではこの作業はする必要がなくスルーして問題のない警告となっています。
じゃぁ、これは何?という方向けに簡単に解説しておきます。
「ads.txt(アズテキスト)」とは、オンライン広告の透明性を高めて広告詐欺を減らすための仕組みであり、IAB(ネット広告業界団体Interactive Advertising Bureau(インタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー))が提唱しているものです。
色々調べたのですが、専門用語が多く全てを理解するには私の頭では足りませんでした。
アズテキストを導入するメリットとしては、
✔ 偽のなりすましサイトに広告料が支払われてしまうリスク
✔ サイトドメインの評価下落リスク
があるそうです。
では、冒頭でお伝えしたとおり、なぜはてなブログであれば設定しなくていいのか?ですが、
現在のところ、はてなが提供しているドメイン ( *.hatenablog.com 等) か独自ドメインを設定しているブログかに関わらず、ads.txt を配信する機能は提供していません。
多くの方が利用されているGoogle AdSense ads.txtに関するヘルプにも記載してあります通り、ルートドメインにファイルを設置することができない場合はads.txtを使用する必要はありません。また、現時点のAdSenseの仕様やその他の広告業界動向を鑑みてもads.txtがない場合に広告が配信されなくなるケースは極めて限定的と判断しています。
とのことで、アズテキストははてなブログでの使用は必要ないとの事です。
また、その理由としては、先ほどの使用の必要はないの文章の下に下記内容の記載があります。
はてなブログが提供するドメインのルートドメインでも現在のところ ads.txt を設置する予定はありません。これはユーザー様のGoogle AdSenseの広告配信に影響をださないための措置です。
こういう類のことに疎い私の解釈として、アズテキストを配信する機能がない=遅れてるの?放置?となったんですが、配信する機能を設けていないことはユーザーである私たちの広告配信に影響を出さない為に、はてなブログが取ってくれている措置とのことでした。
はてなブログにしといて良かった♡
というわけで、はてなブログユーザーの方はここをスルーしましょう。
それでも納得いかない!スルーできない!導入したい!という方向けに、はてなブログは下記のようにオススメされていますので、導入するのもありだと思います。
また、独自ドメイン設定をご利用の場合には、ご自身で zone apex (ルートドメイン) にサーバを用意していただき ads.txt を配信することで対応可能です。ただし、この方法についてははてなでサポートすることができません。
導入を検討される方は、アドセンスヘルプ「ads.txt に関するガイド」に導入方法の解説がありますのでご確認ください。
参考:ads.txt に関するガイド - AdSense ヘルプ
カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)の設定
カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)とは、カリフォルニア州民の権利として、
✔ 事業者が収集する個人情報のカテゴリーや特定の情報についての開示を要求する権利
✔ 個人情報が共有される第三者についての開示を要求する権利
✔ 事業者が収集した個人情報の削除を要求する権利
などを認めた法律になります。
参考:California Consumer Privacy Act - Wikipedia
アドセンス管理画面に進むなり警告が二つもあって不安になりますよね。
とりあえずカリフォルニア州在住の方の個人情報を守る法律なのかな…程度で、設定自体は簡単な作業ですので、深く考え過ぎず下記記事を参考に設定を済ませていただければと思います。
参考:Googleアドセンス:カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)処理方法
ブログ運営を続けていてアナリティクスを確認すると感じると思うのですが、意外にアメリカからのアクセスもありますので必要な作業だと思います。
AdSenseプログラムポリシーの確認
Googleアドセンスの「利用規約」や「プログラムポリシー」の遵守はとても大切で、利用規約やプログラムポリシー違反をすると広告の配信停止処分を受けることになります。
一定期間の配信停止処分であれば、反省し見直すこともできるのですが、厳しい場合は永久アカウント停止処分という最悪の事態も起こりうるので、必ず確認が必要です。
そんな私同様断念しそうな方向けに、規約違反事項全てを記事にまとめていますので参考にしていただければと思います。
参考:Googleアドセンス:知らなかったは通用しない禁止事項
Googleアナリティクスとの連携
「Googleアドセンス:知らなかったは通用しない禁止事項」でも触れていますが、アドセンスから規約違反で停止処分を下された際に、自分に非がない場合は異議申し立てができます。
アナリティクスと連携する事によって、記事のクリック率などのデータが収集されていますので、不正クリックなど異常の有無の確認や、異議申し立ての際に証拠データとして提出ができ、そのデータが役立つ可能性もあるので、必ず連携しておくことをオススメします。
また、アナリティクスの導入をしていない方は、導入することをオススメします。
参考:超初心者向け:Googleアナリティクス簡単導入方法・基礎の基礎【はてなブログ】
サイト情報の変更
これは全ての方には当てはまらないかと思いますが、アドセンス審査用にサイトを造りこんできた方は、この時点でサイトの情報を変更が可能になります。
アドセンス審査に通過しやすいように、一つのコンセプトに絞って記事を書いていたり、カテゴリー設定をしていたり、とにかく「自分が作りたいサイト」ではなく、「アドセンスの審査通過を目的としたサイト」作りをしていた方が該当します。
タイトルやコンセプトを変更すると検索順位にも影響しますが、サイトが育ってからの変更となるとSEOにも大きな影響がありますので、現時点での方向転換をオススメします。
タイトルやコンセプト・デザインなど、何度も変更することはSEO的に見ても印象が良くないので、何度も変更することは避けましょう。
審査通過後にやるべき事:広告掲載
アドセンス初期設定が完了したら、やっと広告の掲載作業をしていきましょう。
もちろんどちらが先でも大丈夫なのですが、見切り発車で何か違反になるのは避けていただきたいので、初期設定として先に広告掲載以外の設定を書きました。
自動広告の設定
自動広告コード設置→自動広告オン
自動広告コードはAdSense申請時に発行してブログの設定に貼り付けたAdSenseコードの事を言います。
自動広告コードは申請時点で既にブログサイトへの設置は完了しているということです。
アドセンス初心者にとってはとてもありがたいサービスで、広告掲載位置は細かくルールで決められていて万一違反してしまうと処罰の対象となります。
そのため慣れないうちは自動広告のみで運営していくのもありだと思います。
< 広告 → サマリー → サイトごと > |
---|
「サイトごと」の自動広告部分ですが、初期設定は「オフ」になっているかと思います。
右端にある「編集」をクリックして編集画面に進みます。
編集画面に進んでドキっとすることが起こった方いませんか?
「お探しのページが見つかりません。URL をご確認のうえ、もう一度お試しください。」と表示が出て、何度「↺」クリックしてもページが見つからない表示。
完全に私の事なんですが。
自動広告のプレビュー画面で表示されている上の赤枠のURL部分は独自ドメインだけになっているので、その独自ドメインをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けてページが表示されていれば問題ありません。
その表示されたURLに赤枠部分のURLを変更してみてください。
では、設定に戻ります。
「広告設定」画面の「自動広告」をオンにして「サイトに適用」をクリックしたら自動広告の設定は完了となります。
慣れてきた方は、結構自動広告を外して手動広告を使用している方もいらっしゃいます。
私は違反になりそうな位置にウッカリ設置してしまっていたので(特に違反の連絡は来ていませんが)、一旦自動広告だけでの運用をしていこうと思ったばかりです。
早くアドセンスの広告を貼り付けたい方は、自動広告が作動してくれるまで手動広告を貼り付けて運用するのもありかと思います。
◆ATTENTION◆
はてなブログ運営者から、「この自動広告をオンにしてもなかなか自動広告が反映されない」との事案が多数報告されています。
という私も自動広告の設定をして2~3週間くらいは自動広告の反映がされませんでした。
結論を言いますと、はてなブログとアドセンスの相性がどうやら宜しくないらしいということです。
どうしても早く広告掲載をしたい方は手動でも広告掲載ができるようになっていますので、次の項目で確認してください。
手動広告は本当に慎重にしてください。
手動広告の設定
しつこいようですが、手動広告については掲載位置の細かいルールを確認した上で広告掲載をするようにしましょう。
広告掲載ルール:広告のプレースメントに関するポリシー - AdSense ヘルプ
手動広告は自分で決めた位置に広告の掲載が可能で、サイトのレイアウトなどを気にされる方は手動広告がオススメです。
なお、手動広告と自動広告は併用も可能となっています。
自動広告って時々何でここ?というような位置に掲載されることもあるんです(笑)
< 広告 → サマリー → 広告ユニットごと > |
---|
推奨の「ディスプレイ広告」を選択して進みます。
広告ユニットの名前 | 広告掲載場所が分かるような名前 |
---|---|
広告タイプ | 「スクエア」「横長タイプ」「縦長タイプ」を選択 ※選択後サンプルで確認可 |
広告サイズ | レスポンシブ:ページのレイアウトに合わせて自動的にサイズ調整 固定:自分で決めたサイズを固定 |
全て入力・選択ができたら「作成」をクリックして進みます。
広告コードが発行されたら「コードをコピー」してはてなブログに広告コードを設置します。
広告を真ん中に表示させたい場合は発行された広告コードを
<CENTER></CENTER>
で囲んであげれば真ん中に表示させることができます。
< ダッシュボード → デザイン > |
---|
「ヘッダ」「記事」「サイドバー」「フッタ」のお好みの場所に先ほどコピーした広告コードを貼り付けて完了となります。
広告コード設置後すぐに反映されない場合もあるそうで、その場合は数分から数十分程度おいてから確認してください。
おすすめ掲載位置
多くの先輩ブロガーの方がおすすめの掲載位置についても言及してくれていますので、参考までに記載しておきます。
アイキャッチ下・冒頭文下・記事中・記事下
この4ヵ所がおすすめ場所として結構言及されている方が多いです。
是非参考にしてみてください。
アドセンス収益発生後の処理
Googeアドセンスの審査に通過して、一定額($10相当額)の収益になってからやるべき作業が2つあります。
◆ 個人識別番号(PIN)入力
◆ 収益「お受け取り方法」設定
アドセンスの広告収益が$10相当額に達すると、Googleから書面で個人識別番号(PIN)が郵送で届きます。
そのPINをアドセンス管理画面で入力必要があります。
この処理については、$10相当額の収益発生後にGoogleから届き次第になりますので、審査通過後すぐにできる作業ではありません。
また、有益が¥1,000を超えると、収益の「お受け取り方法」も設定する必要があります。(銀行口座登録)
こちらも、収益発生後の処理となりますので、現状必要ありませんがそのような作業があるということを念頭においておきましょう。
参考:Googleアドセンス:「個人識別番号(PIN)」など収益発生後の処理方法
記事のおさらい
◆ アドセンス審査通過後の初期設定
◆ もう一度利用規約とプログラムポリシーの確認を
◆ アドセンス広告掲載設定
いかがでしたか。
色々な規約もあって小難しく考えてしまうアドセンスですが、クリックしてくれるだけで収益化につながる素敵なツールでもあります。
私のようなアフィリエイトにつながる記事の少ない方であれば尚更ありがたいツールです。
アドセンスを導入したことによってアクセスを増やそうと俄然やる気になって、改めて利用規約やプログラムポリシーを読むと、アクセスを増やそうと目論んでいたことでハッとさせられることもありました。
収益云々ではなく、まずはいかに訪問してくれた方の疑問を解決できる記事を書き続けるか、これが大事なんですよね。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
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