クリスマスマーケットといえばヨーロッパ!
というわけで数回にわたり投稿してきたヨーロッパでオススメのクリスマスマーケットシリーズですが、この記事が最後となります。来年もまた書いてるかも…
最後のこの記事では、元祖クリスマスマーケットのドイツから4箇所のクリスマスマーケットを紹介しています。
そんな元祖ドイツでは、11月下旬頃からドイツの至るところで約2500ヵ所ものクリスマスマーケットが開催されています。
もし初めてヨーロッパのクリスマスマーケットに行かれるのであれば、やはりドイツから行くのがいいんじゃないかな…と思います。とかいう私は初クリスマスマーケットはウィーンだったんですが(笑)
では、早速西ヨーロッパでオススメのクリスマスマーケットの紹介をしていきます。
⒈ ファルケンブルグ(Valkenburg):オランダ
⒉ トリーア(Trier):ドイツ
⒊ アミアン(Amiens):フランス
⒋ ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber):ドイツ
⒌ ケルン(Köln):ドイツ
⒍ ライプツィヒ(Leipzig):ドイツ
⒈ ファルケンブルグ(Valkenburg):オランダ
ベルギーとドイツに囲まれた街。
オランダの首都アムステルダム(約3時間)からよりも、ドイツのケルン(約2時間)やベルギーのブリュッセル(約2時間半)からの方が近い。
✔メインのクリスマスマーケット
・市立洞窟(Gemeentegrot)
✔開催期間
2020年11月13日~2021年1月3日
✔地図
✔特徴
ヨーロッパで最大規模であり、最も歴史のある洞窟クリスマスマーケットで、2013年と2014年にはCNNの「世界で最も美しいクリスマスマーケット」に選出されています。
洞窟の全長は27kmあり、クリスマスマーケットはその一部で開催されています。
また洞窟内にカフェがあり、クリスマスマーケット定番のグリューワインなどが提供されています。
市立洞窟(Gemeentegrot)から歩いて3分ほどの所にベルベット洞窟(Fluweelengrot)という洞窟でもクリスマスマーケットが開催されています。
また、ベルベット洞窟から徒歩5分ほどの所にあるWinterwonderland Valkenburgでは、世界中の芸術家による美しい砂の彫刻が展示されていて、その彫刻の美しさには驚かされることでしょう。
公式:https://www.christmastownvalkenburg.com/
✔合わせて行きたい見所
・フォルケンブルグ古城跡(Valkenburg Castle Ruins)
・聖セルファース教会
・「城壁」と「地獄の門」 (Onze Lieve Vrouwewal)
⒉ トリーア(Trier):ドイツ
引用:MAGICAL CHRISTMAS MARKETS OF GERMANY
2000年の歴史を持つドイツ最古の町。世界遺産の「ローマ遺跡群と大聖堂、聖母教会」があることで人気。
フランクフルトから電車で3時間ほど。ルクセンブルクからだと1時間ほど。
✔メインのクリスマスマーケット
・中央広場(Hauptmarkt)
✔開催期間
2020年11月20日~2020年12月22日
✔地図
✔特徴
今年で40年目を迎えるトリーアのクリスマスマーケット。
中央には紀元958年に建てられたマルクトの十字架が立ち、金色の像が建つ美しい噴水があり、屋台が所狭しと軒を並べています。
中央広場から一筋奥に行くと、世界遺産に登録されているトリーア大聖堂があり、その前の広場でも大々的なクリスマスマーケットが開催されています。
クリスマス定番のグリューワインの多くが赤ワインで作られていますが、トリーアには白ワインで作られたグリューワインがあります。
ソーセージに肉類、フラムクーヘン(ドイツ南西部、フランス北東部で生まれた郷土料理)、ジャガイモやパスタを使用した煮込み料理など、体が温まる食べ物が数多く揃っています。
公式サイト:https://www.trierer-weihnachtsmarkt.de/en/index
✔合わせて行きたい見所
・ポルタ・ニグラ(Porta Nigra)
・聖母教会(Liebfrauenkirche)
・カイザー・テルメン(Kaiserthermen)
⒊ アミアン(Amiens):フランス
引用:Amiens Christmas Market 2020
世界遺産の大聖堂をはじめ、美しい建築物が多く、花に彩られた運河など見所が多い街。
パリの少し北にあり、電車で1時間ほど。
✔メインのクリスマスマーケット
・ノートルダムアミアン大聖堂(Cathédrale Notre-Dame d'Amiens)
✔開催期間
2020年11月23日~2020年12月31日
✔地図
✔特徴
アミアン大聖堂は世界遺産に登録されていてフランス最大の大聖堂であり、フランス北部で最も美しいクリスマスマーケットと言われています。
2km以上に及び130以上の屋台が軒を連ねています。
アミアンのクリスマスマーケットの見所と言えば、アミアン大聖堂での音と光のショーです。クリスマスマーケット開催中は毎晩このショーが繰り広げられています。
また、屋台のクリスマスデコレーションは全て自然、野菜、花で手作りされており、素朴で可愛らしい飾りつけは、なんとなくアットホームな気分にさせてくれます。
✔合わせて行きたい見所
・サン ルー地区(Saint-Leu)
・ジュールヴェルヌの家(Maison de Jules Verne)
・ペレ塔(Tour Perret)
⒋ ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber):ドイツ
引用:Rothenburg Christmas Market
フランクフルトから鉄道で約2時間半。
ロマンティック街道の町。ローテンブルクの可愛い街並みは日本人に特に人気で、街中には日本語の看板や日本人向けのお土産屋さんがあるほど。
✔メインのクリスマスマーケット
・中央広場(Marktplatz)
✔開催期間
2020年中止
✔地図
✔特徴
ドイツで最もロマンティックと言われる中世の町:ローテンブルクで、クリスマスデコレーションで飾られた旧市街の市庁舎と聖ヤコブス教会の間のマーケットは、まさにメルヘンの世界です。
15世紀から500年以上の伝統のあるクリスマスマーケットで、何百年とほとんど変わりなく伝統が守られています。
屋台ではローテンブルク名物のシュネーバルや、白ワインで作ったグリューワインも楽しむ事ができます。
✔合わせて行きたい見所
・聖ヤコブ教会(St Jakobskirche)
・ブルク公園(Burggarten)
・プレーンライン(Plönlein)
⒌ ケルン(Köln):ドイツ
ライン川河畔にある都市。
オーデコロン発祥の地でもある街。
✔メインのクリスマスマーケット
ケルン大聖堂
✔開催期間
2020年11月23日~2020年12月23日
✔地図
✔特徴
ドイツでは世界的に有名なクリスマスマーケットで知られる「ニュルンベルク」「シュトゥットガルト」「ドレスデン」の三大クリスマスマーケットがありますが、ケルンのクリスマスマーケットも負けず劣らず素晴らしいです。
ケルン大聖堂前のクリスマスツリーはヨーロッパで最も美しいクリスマスツリーの一つに選ばれています。
また、アルターマルクト(Alter Markt)のハインツェル・マーケット(Hainzell Market)、スケートが楽しめるホイマルクト(Heumarkt)のマーケット、ノイマルクト(Neumarkt)の「天使のマーケット」、ケルン・チョコレート博物館(Schokoladenmuseum Köln)の「港のマーケット」など大小数多くのクリスマスマーケットがケルンの町をあげて開催されています。
焼きりんごやシナモンビスケット、グリューワインの香りが路地の至るところで漂っていて、様々なクリスマスマーケットが楽しめます。
ケルン大聖堂前のクリスマスマーケットでは150以上の屋台が軒を連ねており、これはドイツ西部最大規模となっています。
このケルン大聖堂前のクリスマスマーケット独自のマグカップはコレクターの間ではとても人気で、毎年ケルン生まれのアーティスト、ザビーネ・フォークト(sabine Voigt)氏がデザインしているそうです。
公式:https://www.cologne-tourism.com/see-experience/christmas/
✔合わせて行きたい見所
・ホーエンツォレルン橋
・旧市街
・ライン川
⒍ ライプツィヒ(Leipzig):ドイツ
引用:Christmas in the Leipzig Region | Leipzig Region
ヨーロッパ大陸の中央に商業都市として発達した町。
フランクフルトから飛行機で約1時間ほど。
✔メインのクリスマスマーケット
・マルクト(Markt)
✔開催期間
2020年11月28日~2020年12月23日
✔地図
✔特徴
町全体がクリスマス一色に染まるライプツィヒ。
マルクト、ナッシュマルクト(Naschmarkt)、アウグストゥス広場(Augustuspl)、聖ニコラス教会(Nikolaikirche Leipzig)前をはじめ、市内6つの広場でクリスマスマーケットが開催されており、広場と広場を結ぶ通りにも美しく装飾された屋台が多数並んでいます。
また、ライプツィヒのクリスマスマーケットがこの記事最後を飾るにふさわしい、ドイツ最古であり、ドイツ最古ということは、ヨーロッパにあるクリスマスマーケットで最も古い歴史あるクリスマスマーケットという事になります。
その歴史は1458年まで遡るそうです。
伝統的にクリスマスマーケットのメインエリアはマルクトで、訪れた客は20mもの高さを誇るクリスマスツリーに感動すること間違いなしです。
キャンドルやガラス製品、クリスマスオーナメント、石鹸、ランプといったクリスマス定番の雑貨など、また、東ドイツらしいバウムクーヘンの屋台など様々な屋台があなたを待ちかまえています。
公式:https://www.leipzig.travel/en/leisure/experience-leipzig/christmas-in-leipzig-and-the-region/
✔合わせて行きたい見所
・聖トーマス教会(Thomaskirche)
・諸国民戦争記念碑(Völkerschlachtdenkmal)
・ライプツィヒ郷土歴史博物館(Stadtgeschichtliches Museum Leipzig)
最後に・・・
ヨーロッパの都市では、大小さまざまなクリスマスマーケットがあり、ここには取り上げてないクリスマスマーケットも多数あります。
本当に日本のクリスマスとは違って、本当にクリスマスの時期はヨーロピアンにとって特別な季節なんだな・・・ということを感じます。
今回西ヨーロッパの続きを取り上げたのですが、この回では王道ドイツ祭な感じになりました。
やはり元祖クリスマスマーケットの地のクリスマスマーケットは貫禄があるといったところでしょうか。
ドイツはクリスマスマーケットだけでなく、とても重厚感のある美しい建築物がたくさんあり、個人的に好きな街並みが多い国です。
移動も長距離バスや電車などあり得ないほど安く移動できるので、時間がある方はいくつかの都市を転々と旅行するのもオススメです。移動はFLiXBUSが綺麗で安くて楽チン!なのでオススメです。
来年の今頃はクリスマスマーケットの計画が立てれることを願って♡