西ヨーロッパ(ドイツ):オススメのクリスマスマーケット9選

◆ATTENTION◆

EUでは、テロの脅威、観光客の増加、継続する地域への移民流入への対応として、ヨーロッパ旅行情報認証システム(ETIAS:事前渡航認証システム)を開始する予定で、欧州旅行情報認証制度、またはETIASビザ免除は、2024年に日本からヨーロッパへ旅行するための旅行要件となります。

日本国籍保持者がヨーロッパを旅行する場合、ETIASビザ免除をオンラインで申請する必要があります。

公式サイト:ETIAS(エティアス)EU 申請ウェブサイト | ETIAS application site

 

ヨーロッパの冬といえば、クリスマスマーケットですよね!

 

海外旅行も制限なく自由に行けるようになり、2023年の冬は海外旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。

 

そんな2023年のクリスマスシーズンを迎えようとしていますが、渡航先はお決まりでしょうか?

まだ迷われている方に、ぜひクリスマスシーズンのヨーロッパ旅行をお薦めしたいと思います。

 

私は毎年ヨーロッパのクリスマスマーケットを楽しみにしているのです。

 

この記事では、ヨーロッパのお薦めのクリスマスマーケットを紹介したいと思います。

 

 

 

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西ヨーロッパ(ドイツ):オススメのクリスマスマーケット9選

 

クリスマスマーケット:Christmas market

クリスマスマーケットは、ドイツやオーストリアが発祥とされていて、ヨーロッパ各都市の広場で毎年クリスマスシーズンに行われ、「Christkindlmarkt」としても知られている、アドベント(Advent:イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)の4週間のお祝いに関連するストリートマーケットです。

 

Christkindlmarktの「クリストキント(Christkind)」は、主にドイツ南部、オーストリア、スイス、ハンガリーなどに伝わるクリスマスの天使のことで、サンタクロースと同じような役割をもつと言われています。

 

女性版サンタクロース♡

 

クリスマスマーケット発祥の説が、ドイツやオーストリアに分かれている理由は、「クリスマスマーケット」として開催されたのは、1434年にドイツのドレスデンで開催されたものが初めてとなっており、その前の1298年にオーストリアで「12月の市場」として開催されたマーケットが発祥という説もあるからです。

その後、ドイツ系の移民が各地へ広めたといわれています。

 

歴史上の起源論争はどこも色々ありますね。

 

ヨーロッパの大小あらゆる町の広場で開催されているクリスマスマーケットでは、伝統的な歌や踊りを伴って、多数の露天が出店されていて、クリスマスマーケット名物のホットワインやホットチョコレート、季節の商品(土産物)が販売されています。

 

MEMO

東中央及び、南東ヨーロッパでは、ハプスブルク家(Habsburg-Monarchie)の君主制が終生して以降、クリスマスマーケットの伝統は急激に衰退しているそうです。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【エッセン(Essen)】

File:Essen-Weihnachtsmarkt 2011-107141.jpg

 

ドイツ西部のノルトライン=ヴェストファーレン州(Nordrhein-Westfalen)にある工業都市エッセンは、ドイツ最大級の街です。

 

古くから鉄と石炭鉱業によって工業都市として発展を遂げたエッセンの歩みは、1811年にフリードリッヒ・クルップ(Friedrich Krupp)が鋳鋼工場を設置したことから始まり、20世紀後半になるまでドイツ有数の石炭産業と鉄鋼業の中心地として重要な役割を果たしてきました。

 

街に歩行者天国を作ったドイツ初めての都市であり、2010年には欧州文化首都にも選ばれた街です。

 

エッセン:お薦めのクリスマスマーケット

エッセンのクリスマスマーケットは、初めて開催されてから50年ほどとドイツの中では比較的新しいマーケットで、毎年ケネディ広場で開催されています。

 

開催期間 2023年11月17日~12月23日(予定)

 

MEMO

2023年、「European Best Destinations」のオンライン投票でヨーロッパで最も美しいクリスマスマーケットTOP10に選ばれています。

 

 ◆ ケネディープラッツ(Kennedypl.)

 

 

ミュンヘン、ニュンベルク、フランクフルトなど、何世紀も前から開催されているクリスマスマーケットに比べると新しいマーケットですが、エッセンのクリスマスマーケットは、国内最大級のクリスマスマーケットの一つまで成長しました。

 

エッセンのクリスマスマーケットは主にケネディ広場エリアに集中していますが、約250にも及ぶ屋台が市内の小さな路地などにも並んでいます。

屋台では、190にも及ぶ世界各国のお菓子や、クリスマスフードや、クリスマスの小食品など、様々なものを販売しています。

 

また、交通の便が良く、世界最大のクリスマスツリーがあるドルトムントや、デュッセルドルフなど、他の素晴らしいクリスマスマーケットへ気軽に訪れることができます。

 

エッセン:お薦めの観光地

 

 ◆ ツォルフェアアイン炭鉱業遺産群(Zeche Zollverein)

 ◆ ヴィラ・ヒューゲル(Villa Hügel)

 ◆ エッセン大聖堂(Essener Dom)

 

ファイル:Zeche Zollverein の夕べ.jpg

 

かつて世界最大の石炭採掘施設で、世界一美しい炭鉱とも称され、「エッセンのツォルフェアアイン炭鉱業遺産群(Zollverein Coal Mine Industrial Complex in Essen)」として世界遺産にも登録されているツォルフェアアイン炭鉱業遺産群は世界的にも知られている観光スポットです。

 

現在では、街全体の炭鉱やそれに付随する施設が博物館や美術館へと生まれ変わり、芸術と文化の都市としてとても評価されている街です。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【トリーア(Trier)】

ファイル:WeihnachtsmarktトリーアBW 2.JPG

 

2000年の歴史を持つドイツ最古の街トリーアは、ドイツ西部のラインラント=プファルツ州(Land Rheinland-Pfalz)にある都市で、フランクフルトから電車で約3時間、ルクセンブルクから約1時間ほどの場所にあります。

 

この街の起源は古代ローマ時代まで遡り、カエサルによる西ヨーロッパ広域が支配され、そのカエサルの跡を継いだ皇帝アウグストゥス(Augustus)が、ヨーロッパ進出のためにモーゼル川(Mosel)中流に築いた植民都市「アウグスタ・トレウェロールム(Augusta Treverorum)」と言われています。

 

その後もこの地を治めた大司教や市民らの力によって街は発展を遂げ、商業や文化が発展し、第二のローマと呼ばれるほどでした。

 

トリーア:お薦めのクリスマスマーケット

トリーアのクリスマスマーケットは、1978年に初めて開催されて以降、毎年トリーアの中央広場(Hauptmarkt)とトリーア大聖堂の中庭(Domfreihof)で開催されています。

 

開催期間 2023年11月24日~12月22日(予定)

 

MEMO

2023年、「European Best Destinations」のオンライン投票でヨーロッパで最も美しいクリスマスマーケットTOP20に選ばれています。

 

 ◆ 中央広場(Hauptmarkt)

 ◆ トリーア大聖堂の中庭(Domfreihof)

 

 

今年で42年目を迎えるトリーアのクリスマスマーケット。

 

中央広場の中央には、紀元958年に建てられたマルクトの十字架、金色の像が建つ美しい噴水があり、屋台が所狭しと軒を連ねています。

 

中央広場から一筋奥に行くと、世界遺産に登録されているトリーア大聖堂があり、その大聖堂前の広場でも大々的なクリスマスマーケットが開催されています。

 

クリスマスマーケット定番のグリューワインの多くが赤ワインで作られていますが、トリーアには白ワインで作られたグリューワインがあります。

 

ソーセージに肉類、フラムクーヘン(Flammkuchen:ドイツ南西部、フランス北東部で生まれた郷土料理)、ジャガイモやパスタを使用した煮込み料理など、体が温まるグルメが数多く揃っています。

 

公式サイト

Trierer Weihnachtsmarkt

 

トリーア:お薦めの観光地

 

 ◆ ポルタ・ニグラ(Porta Nigra)

 ◆ 聖母教会(Liebfrauenkirche)

 ◆ カイザー・テルメン(Kaiserthermen)

 

ファイル:TrierDom BW 24.JPG

 

現在トリーアに残されているローマ時代の遺跡は、ドイツにおけるもっとも重要なローマ遺跡であり、現存する中では最大級と言える円形劇場(Amphitheater)や、2世紀半ばに造られた皇帝浴場(Kaiserthermen)など、歴史的な古代遺跡が残されており、「トリーアのローマ遺跡群、聖ペテロ大聖堂、聖母聖堂(Roman Monuments, Cathedral of St. Peter and Church of Our Lady in Trier)」として世界遺産に登録されています。

 

 

また、トリーアにはフランス、ルクセンブルクを流れる国際河川のモーゼル川が流れ、旧市街を離れるとモーゼルワインを作るためのブドウ畑が広がります。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【ドレスデン(Dresden)】

ファイル:Striezelmarkt2009 00950.jpg

 

ドイツ東部のザクセン州(Freistaat Sachsen)の州都であるドレスデンは、エルベ川(Elbe)に沿って広がるドイツきっての古都で、19世紀にはザクセン王国(Königreich Sachsen)の首都として栄えた街です。

 

ドレスデンは、エルベ川を挟んで旧市街と新市街に分かれ、旧市街では壮麗なバロック様式の歴史的建造物と、周囲の自然が織りなす美しい景観に、文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)が「エルベのフィレンツェ」と言ったそうです。

 

第二次世界大戦で街の大半が壊滅状態となり、現在の街並みは戦後再建されたもので、平和と和解のシンボルとして再建されたフラウエン教会(Dresdner Frauenkirche)は、瓦礫となった部材を組み合わせて再建されたもので、世界最大のジグソーパズルと呼ばれていました。

 

建都800年を迎えるドレスデンは、波乱万丈の歴史から見事復活を遂げた街なのです。

 

ドレスデン:お薦めのクリスマスマーケット

ドレスデンのクリスマスマーケットは、ドイツ最古の広場アルトマルクト(Altmarkt)で開催されています。

 

アルトマルクトで開催されるクリスマスマーケットは、1434年以来毎年開催されている、世界で最も歴史のあるクリスマスマーケットの一つであるとして知られています。

 

開催期間 2023年11月29日~12月24日(予定)

 

MEMO

2023年、「European Best Destinations」のオンライン投票でヨーロッパで最も美しいクリスマスマーケットTOP20に選ばれています。

 

 ◆ アルトマルクト(Altmarkt)

 

 

煌びやかな光、煌く星、クリスマス・キャロル、輝く子供たちの笑顔、ホットワイン、ジンジャーブレッドの香り…

ドレスデンのクリスマスマーケットには、幸せいっぱいの空気がそこら中に漂っています。

 

アルトマルクトで開催されているクリスマスマーケットは、形を変えながらも約590年近くの歴史を持ち、最も歴史あるクリスマスマーケットの一つです。

 

1999年にギネスブックに登録された世界最大のエルツ山地のクリスマスピラミッドは、高さが14.62mあり、大きな存在感を放っています。

 

世界中から毎年250万人以上の人々がロマンチックなアルトマルクト広場のクリスマスマーケットに訪れています。

 

ドレスデン:お薦めの観光地

 

 ◆ ツヴィンガー宮殿(Zwinger)

 ◆ ブリュールのテラス(Brühlsche Terrasse)

 ◆ ドレスデン城(Residenzschloss)

 

 
 
 
 
 
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「ドイツの京都」とも呼ばれるドレスデンは、世界屈指の陶磁器や絵画を納めているバロック建築の「ツヴィンガー宮殿(Zwinger)」、奇跡的に戦禍を逃れたマイセン磁器の壁画「君主の行列(Fürstenzug)」など、見所満載の街です。

 

ドレスデンの街並みを特徴づける壮麗なバロック建築群、そしてバロックの都の面影を伝える見所がぎっしり詰まっています。

 

個人的にドレスデンの街並みがドイツで一番好きです。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)】

ファイル:ローテンブルクオプデアタウバークリスマスマーケット.JPG

 

ドイツ南部のバイエルン州にある都市で、ロマンチック街道のハイライトであり、古城街道とも交差する町、ローテンブルク・オブ・デア・タウバー。

街の名前である「ローテンブルク・オブ・デア・タウバー」は、タウバー川(Tauber)を望む丘の上のローテンブルクという意味があります。

 

ドイツのロマンチック街道にある街で、全長3.4㎞の城壁に囲まれた旧市街は近代化の波に洗われることなく、中世の街並みがほぼそのまま残っています。

 

街の起源は9世紀頃で、東フランケン地方の貴族によって創設され、10世紀頃神聖ローマ帝国の影響下に置かれ、商業都市として発展しました。

 

自由都市として認められたローテンブルクは、14世紀頃には2万人近い人々が生活をし反映していたのですが、17世紀の30年戦争やペストの流行により衰退し、第二次世界大戦でそれまで保存されていた建造物の約40%以上を占める旧市街東部が破壊されました。

 

戦後、街の多くが再建され、現在では誰もが心に思い描く中世の街並みがほぼ完璧な形で保存されていて、「中世の宝石箱」と呼ばれています。

 

ローテンブルク・オプ・デア・タウバー:お薦めのクリスマスマーケット

ローテンブルクの旧市庁舎(Rathaus und Ratstrinkstube)前のマルクト広場(Marktplatz:中央広場)で毎年開催されている、「ライターレスマルクト(Reiterlesmarkt)」は、ドイツ国内で最も美しいクリスマスマーケットの一つと言われています。

 

開催期間 2023年12月1日~12月23日(予定)

 

MEMO

2023年、「European Best Destinations」のオンライン投票でヨーロッパで最も美しいクリスマスマーケットTOP20に選ばれています。

 

 ◆ マルクト広場(Marktplatz:中央広場)

 

 

ドイツで最もロマンチックと言われる中世の町「ローテンブルク」で、クリスマスデコレーションで飾られた旧市街の旧市庁舎前から聖ヤコブ教会(St. Jakob)の間で開催されるクリスマスマーケットは、まさにメルヘンの世界です。

 

15世紀から500年以上の伝統あるクリスマスマーケットで、何百年とほとんど姿を変えず伝統が守られています。

 

マルクト広場、グリーンマーケット(Grünen Markt)、教会広場(Kirchplatz)に訪れたら、美味しい香りを漂わせた数々のクリスマスフードが楽しめます。

 

また、クリスマスギフトや衣料品などの屋台もあり、クリスマスショッピングを楽しむこともお薦めです。

 

ローテンブルク・オプ・デア・タウバー:お薦めの観光地

 

 ◆ プレーンライン(Plönlein)

 ◆ クリスマス博物館(Deutsches Weihnachtsmuseum)

 ◆ ブルク公園(Burggarten)

 

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11世紀から時が止まったかのようなロマンティックな中世の街並みが残るローテンブルクの旧市街は、中世の宝石箱と称されバイエルン州随一の観光地です。

 

マルクト広場に面した市庁舎の220段の階段を上ると、ローテンブルクの街を一望することができます。

 

1940年のディズニー映画「ピノキオ」の村、「ハリーポッター」のロケ地など、その他様々な映画やアニメなどのシーンで使われていて、どことなく見たことのある景色に出会うこと間違いありません。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【ケルン(Köln)】

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ケルンはドイツ西部のライン川(Rhein)の畔に位置し、古代ローマ帝国時代から2000年以上の歴史を持つ都市で、ドイツ内においてベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次ぐ第4の都市です。

また、近隣のドルトムントやエッセンなどを含むライン=ルール大都市圏を形成する街でもあります。

 

第二次世界大戦中、ケルンの街は爆撃によってドイツ最大の被害を受け壊滅状態になりましたが、街は再建を果たし、観光客に人気の旧市街も戦前の状態まで復元されました。

また、世界的にも有名なケルン大聖堂など、破壊を免れた歴史的建造物も大切に保存されています。

 

1709年に初めてオーデコロンを製造したオーデコロン発祥の地として世界的に有名で、さらに地ビール「ケルシュ(Kölsch)」は、ビール好きで知らない人はいないのではないでしょうか。

 

ケルン:お薦めのクリスマスマーケット

ケルンの町の中心部にあるケルン大聖堂(Kölner Dom)で開催されるクリスマスマーケットは、巨大なモミの木のクリスマスツリーが印象的です。

 

また、ケルン大聖堂から少し離れた場所にあるオールドマーケット(Alter Markt)には、アイススケートリンクが設置されていて、ここはケルン最大のクリスマスマーケットとなっています。

 

開催期間 2022年11月21日~12月23日(予定)

 

 ◆ ケルン大聖堂(Kölner Dom)

 

 

ドイツには、世界的に有名なクリスマスマーケットで知られる「ニュンベルク(Nürnberg)」「シュトゥットガルト(Stuttgart)」「ドレスデン(Dresden)」の三大クリスマスマーケットがありますが、ケルンのクリスマスマーケットも負けず劣らず素晴らしいです。

 

ケルン大聖堂前のクリスマスツリーは、ヨーロッパで最も美しいクリスマスツリーの一つに選ばれています。

 

また、オールドマーケットのハインツェル・マーケット(Hainzell Market)、スケートが楽しめるホイマルクト(Heumarkt)のマーケット、ノイマルクト(Neumarkt)の「天使のマーケット」、ケルン・チョコレート博物館(Schokoladenmuseum Köln)の「港のマーケット」など大小数多くのクリスマスマーケットがケルンの町をあげて開催されています。

 

ケルン大聖堂前のクリスマスマーケットでは、約150以上の屋台が軒を連ねていて、これはドイツ西部最大規模となっています。

 

ケルン大聖堂前のクリスマスマーケット独自のマグカップは、コレクターの間ではとても人気で、毎年ケルン生まれのアーティスト「ザビーネ・フォークト(sabine Voigt)」氏がデザインしているそうです。

 

クリスマスシーズン中、ケルンの町は、焼きリンゴやシナモンビスケット、グリューワインの香りが路地の至る所に漂っています。

 

 

ケルン:お薦めの観光地

 

 ◆ ホーエンツォレルン橋(Hohenzollernbrücke)

 ◆ ルートヴィヒ美術館(Museum Ludwig)

 ◆ 旧市街

 

ファイル:Köln-Night-GavinCato.jpg

 

ゴシック建築最盛期に建てられ世界遺産にも登録されているケルン大聖堂をはじめとした古い歴史を持つ建物や、ケルン所縁の博物館などが数多く存在しています。

 

隣接するルートヴィヒ美術館には、ピカソの傑作をはじめ、20世紀の数々の作品が展示されていて、ローマゲルマン博物館は、ローマ時代の遺物を収蔵しています。

 

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【エアフルト(Erfurt)】

ファイル:WeihnachtsmarktErfurt 2009.JPG

 

エアフルトは、ドイツ中央部の町でテューリンゲン州の州都です。

 

ベルリンから南西に約100㎞、ミュンヘンから北に約400㎞、フランクフルトから北東に約250㎞程の場所に位置していて、13世紀頃からヨーロッパの交通・交易の要所として繁栄していた町です。

 

エアフルト:お薦めのクリスマスマーケット

エアフルトのクリスマスマーケットは、エアフルト大聖堂(Erfurter Dom)と聖セヴェリ教会(Katholische Kirche St. Severi)が聳え立つドーム広場(Domplatz)を中心として毎年開催されています。

 

開催期間 2023年11月24日~12月22日(予定)

 

 ◆ ドーム広場(Domplatz)

 

 

エアフルトのクリスマスマーケットは、ドイツの中でも大規模なクリスマスマーケットですが、そのことはあまり知られていません。

 

クリスマスシーズン中、エアフルトの市内中心部は、クリスマスの装飾が至る所に施されています。

 

クリスマスマーケットの入り口には高さ8mのクリスマスピラミッドがあり、エアフルトの歴史やクリスマスシーズンの人々の様子が描かれていて、入口を入ってクリスマスマーケットの中心には、高さ約25mものモミの木のクリスマスツリーが設置されています。

 

クリスマスシーズンに、保存状態のいい木骨造りの建築物が立ち並ぶ旧市街を散策するだけでもワクワクします。

 

運が良ければ街でサンタクロースに出会うこともできます。

 

 

エアフルト:お薦めの観光地

 

 ◆ クレーマー橋(Krämerbrücke)

 ◆ 旧シナゴーグ(Alte Synagoge Erfurt)

 ◆ ペータースベルク要塞(Zitadelle Petersberg)

 

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中央ドイツで最も魅力的な都市の一つとして知られているエアフルト。

 

日本人にはそれほど知られていませんが、壮大な教会、石畳の広場、保存状態の良い歴史的建造物が素晴らしい中世の町になっています。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【アーヘン(Aachen)】

 

アーヘンは、ドイツのルトライン・ヴェストファーレン州(Nordrhein-Westfalen)にあり、ドイツ最西端でベルギーとオランダとの国境近くにある都市です。

 

古代ローマ帝国の時代から知られており、ローマ人たちはアーヘンを温泉保養地として発展させたそうです。

 

アーヘン:お薦めのクリスマスマーケット

アーヘンは、ベルギーとオランダの国境近くにある町のため、陸路での旅行を好むイギリス人にとても人気のあるクリスマスマーケットになっています。

 

主要なクリスマスマーケットは、旧市街にあるアーヘン大聖堂(Aachener Dom)と市役所(Rathaus Aachen)周辺の広場で開催されています。

 

開催期間 2023年11月24日~12月23日(予定)

 

 ◆ アーヘン大聖堂(Aachener Dom)

 

 

毎年クリスマス前に、アーヘン大聖堂とアーヘン市庁舎周辺の広場やストリートは、クリスマス一色に様変わりします。

 

約120にも及ぶ屋台が並び、焼き立てのワッフルから革製品や木のおもちゃなど、クリスマス関連の商品が数多く販売されています。

 

さらに小さなクリスマスマーケットがホルツグラーベン(Holzgraben)とクーゲルブルネン(Kugelbrunnen)でも開催されていて、子供向けのメリーゴーランドなども設置されています。

 

ドイツ各地のクリスマスマーケット同様、屋台に並ぶ商品は伝統的なクリスマスの装飾、木のおもちゃ、手作りのアイテムに重点が置かれていて、大量生産されたプラスチック製品や低品質の衣料品は販売されていません。

 

そのため、価格帯はそれほど安くはないのですが、品質にこだわった逸品を手に入れることができます。

 

グルメに関してはドイツのクリスマスマーケットの不可欠な部分ですが、グリルソーセージをはじめ、ポテトケーキやワッフル、パンケーキなどが一般的ですが、レープクーヘンの一種でアーヘン名物の「アーヘナープリンテン(Aachener Printen)」を食べることを忘れないようにしましょう。

 

ホットチョコレートも忘れないで!!

 

アーヘン:お薦めの観光地

 

 ◆ カルロス・テルメン(Carolus Thermen)

 ◆ アーヘン大聖堂財務省(Domschatzkammer Aachen)

 ◆ ルートヴィヒ・フォーラム(Ludwig Forum für Internationale Kunst)

 

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クリスマスマーケットが開催されるアーヘン大聖堂は、世界遺産にも登録されている素晴らしい大聖堂になっています。

 

 

アーヘン大聖堂財務省と併せて見学することをオススメします。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【ニュルンベルク(Nürnberg)】

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ニュンベルクは、バイエルン州北部の都市で、旧市街(アルトシュタット:Altstadt)の要塞や石塔をはじめとする中世の歴史的建築で知られています。

アルトシュタットは、広い歩行者天国のある魅力的なエリアで、ハーフティンバー様式の家やゴシック様式の教会、コーレンホフ美術館などの文化施設が立ち並ぶ石畳のストリートが有名です。

 

ニュンベルク:お薦めのクリスマスマーケット

ドイツ国内最大級の規模を誇るニュンベルクのクリスマスマーケットは、毎年ウプトマルクト(Hauptmarkt)とその周辺で開催されています。

 

開催期間 2023年12月1日~12月24日(予定)

 

 ◆ ハウプトマルクト(Hauptmarkt)

 

 

世界的に有名なクリスマスマーケットが開催されるニュンベルクの旧市街は、シーズン中クリスマス色に染められた魅惑的な雰囲気が漂っています。

 

明るい装飾がクリスマスの雰囲気を作り出し、約200に及ぶ屋台には手作りのクリスマスギフトや料理、伝統的な製品が多数並んでいます。

 

ジンジャーブレッド、ホットワイン、グリルソーセージなど、ChristmasMarketならではの香りが漂っていて、クリスマスを存分に楽しむことができます。

 

クリスマス一色に染まったストリートを散歩して、世界最大級のクリスマスマーケットの雰囲気に魅了されてください。

 

ニュンベルク:お薦めの観光地

 

 ◆ ニュンベルク城(Kaiserburg Nürnberg)

 ◆ ゲルマン国立博物館(Germanisches Nationalmuseum)

 ◆ ヴァイスガーバーガッセ(Weißgerbergasse)

 

ファイル:NürnbergerBurgimHerbst 2013.jpg

 

赤茶色の屋根の建物で埋め尽くされたアルシュタットの北端には、ニュンベルク城が立っていて、ハウプトマルクトにはゴシック様式の教会の尖塔のある象徴的な噴水「美しの泉(Schöner Brunnen)」があります。

 

ヴァイスガーバーガッセ(Weißgerbergasse)のハーフティンバー様式の家々が立ち並ぶエリアの散策も時間を忘れて楽しむことができます。

 

ドイツ:お薦めのクリスマスマーケット【ライプツィヒ(Leipzig)】

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ライプツィヒは、ドイツのザクセン州にある都市で、ザクセン州の州都であるドレスデンを上回って最大の都市であり、旧東ドイツ地域ではベルリンに次いで2番目の都市になります。

 

ヨーロッパ大陸の中央に商業都市として発達した町で、フランクフルトから飛行機で約1時間ほどの場所にあります。

 

ライプツィヒ:お薦めの観光地

ライプツィヒのクリスマスマーケットは、市内中心部にあるマルクト広場(Marktplatz Leipzig)で開催されています。

 

また、マルクト広場から歩いて100mほどのナッシュマルクト広場(Naschmarkt)では、古代ライプツィヒと言われる歴史的なクリスマスマーケットも開催されています。

 

開催期間 2023年11月28日から12月23日(予定)

 

 ◆ マルクト広場(Marktplatz Leipzig)

 

 

街全体がクリスマス一色に染まるライプツィヒ。

 

マルクト、ナッシュマルクト、アウグストゥス広場(Augustusplatz)、聖ニコラス教会(Nikolaikirche Leipzig)前をはじめ、市内6つの広場でクリスマスマーケットが開催されていて、広場と広場を結ぶ通りにも美しく装飾された屋台が多数並んでいます。

 

また、ライプツィヒのクリスマスマーケットが、この記事お最後を飾るに相応しい、ドイツ最古であり、ドイツ最古ということは、ヨーロッパにあるクリスマスマーケットで最も歴史あるクリスマスマーケットということになります。

 

その歴史は1458年まで遡るそうです!

 

伝統的に、クリスマスマーケットのメインエリアはマルクト広場で、訪れた人々は20mもの高さを誇るクリスマスツリーに感動すること間違いなしです。

 

キャンドルやガラス製品、クリスマスギフトなど、クリスマス定番の雑貨などをはじめ、東ドイツらしいバウムクーヘンの屋台など、様々な屋台があなたを待っています。

 

ライプツィヒ:お薦めの観光地

 

 ◆ 聖トーマス教会(Thomaskirche)

 ◆ 諸国民戦争記念碑(Völkerschlachtdenkmal)

 ◆ ライプツィヒ郷土歴史博物館(Stadtgeschichtliches Museum Leipzig)

 

ファイル:ライプツィヒの旧市庁舎(20).jpg

 

様々な建築様式の歴史的建造物、鮮やかなストリートアート、豊かな音楽の歴史などに恵まれた文化の町になっています。

 

最後に…

ヨーロッパの都市では、大小様々なクリスマスマーケットがあり、ここには取り上げていないクリスマスマーケットも多数あります。

 

本当に日本のクリスマスとは違って、ヨーロピアンにとってクリスマスは特別な季節なんだな…ということを感じます。

 

それぞれのクリスマスマーケットでマグカップに入ったホットワインを売っているのですが、かわいいマグカップにつられて多くのクリスマスマーケットでホットワンを飲むと、日本に持って帰るとき大変ですのでお気を付けください(笑)

 

素敵なクリスマスシーズンをお過ごしください♡