空港到着後、バゲージクレーム(手荷物引取所)で自分の荷物を待つ時間は、旅行のスタートの中でも少しドキドキする時間の1つではないですか?
ロストバゲージに遭った経験のある方であれば尚更のこと、自分のスーツケースがベルトコンベア(carousel)になかなか姿を見せてくれないときの緊張感は何とも言いがたいものがありますよね。
ただ、現在では紛失したバッグの約97%が発見され、2日以内に所有者に返送されているとのデータもあるので、完全になくなってしまうことは稀ともいえます。
参考:Lost luggage surprise: 97% of bags are found, returned within 2 days - Los Angeles Times
もちろん、空港到着と同時に荷物も受け取りたいし、それが「当たり前」であってほしいのですが、今日も世界中の空港でロストバゲージが起こっています。
そのため、不運にも紛失してしまった荷物をできる限り素早く手元に戻してもらうためにも、私たち旅行者が取り組めるいくつかの方法があるので、この記事ではその方法を書きたいと思います。
ロストバゲージ最低限の解決策
旅行には、観光プランを練るのと同様に、先見性が必要ともいえます。
起こり得るトラブルを先読みして、最大限トラブルを小さくする対策を誰もがしておくべきだと思います。
ここでは不運にもロストバゲージに遭うであろう事態を見越して、旅行者ができる最大の対策を紹介します。
ロスバゲ解決策:ネームタグに書くべきこと
◆ 名前・メールアドレス・電話番号の記載
◆ 滞在先住所のメモ
◆ 勤務先住所の記載
預入荷物に着けるネームタグには、「所有者の名前」「メールアドレス」「電話番号」を記載しておきます。
旅行先到着時にロストバゲージに遭った際に必要な、滞在先ホテルなどの住所を小さな紙に書いてネームタグに挟んでおくことをお勧めします。
これは、航空会社から荷物を送ってもらう際に必要な情報となり、挟んでおくことでスムーズなやり取りができる可能性があるからです。
帰国時のロストバゲージ対策としては、勤務先住所の記載をお勧めします。
なぜ自宅住所でないのかは、次項目「ロスバゲ解決策:避けるべきこと」で解説しています。
また、ネームタグを選ぶ際に、個人情報が丸見えになるネームタグは避けて、カバー付きのネームタグを選ぶことをお勧めします。
読みやすい情報が記載されたネームタグは、紛失したスーツケースを早急に手元に戻してもらうために役立ちます。
ロスバゲ解決策:避けるべきこと
◆ 自宅住所の記載
◆ 国籍を特定できるネームタグ
多くのネームタグに住所の記載欄があるのですが、極力自宅住所の記載は避けることをお勧めします。
自宅住所を記載することで、自宅を留守にしていることが公に漏れてしまう可能性も無きにしも非ずなのです。
本当に稀ですが、留守中に強盗の標的にならないためにも、極力自宅住所の記載は避けることをお勧めします。
また、国籍を特定できる旗などのネームタグは極力避けることをお勧めします。
これは、無駄なトラブルを避けるための対策になります。
日本に生まれ育った私たちにとって、国旗がトラブルになり得るなんてことは想像し難いことですが、意外にトラブルになり得ることなのです。
ロスバゲ解決策:バックアップメモ
◆ スーツケースの写真
◆ スーツケースのサイズの把握
ネームタグの対策ができたら必ずやっておくべきことがあります。
それは、スーツケースの写真、荷物のサイズの把握、連絡先情報をメモしておくことです。
ロスバゲに遭った際に、早急に航空会社に伝えられるように用意しておきましょう。
簡単なことですが、ロスバゲに遭った際に手間取る部分になります。
お勧めネームタグ
バゲージクレームでの預入荷物受取までに私のように不安を抱える人は少なくないでしょう。
私はリモワを愛用していますが、世界の空港のバゲージクレームでは、かなりの数のリモワのスーツケースに出会います。
その中には、もちろん同じモデルのスーツケースもあります。
この場合、間違えて人の荷物を自分のものだと思い込んで持ち去ってしまう可能性もありますし、また逆に間違えて持ち去られてしまう可能性もあるのです。
この問題は、目立つ場所にネームタグを付けることで簡単に回避することができるのです。
アクセサリーとして付けているネームタグに、連絡先の詳細を直接書いておくことで、バッグを紛失した場合でも一役買ってくれます。
この項目では、お勧めのネームタグを紹介していますので、お気に入りのネームタグが見つかれば嬉しいです。
WALNEW ネームタグ
高品質なPUレザー(皮革に似せて作られた人工素材)を使用し、高級感のあるネームタグになっています。
このネームタグには個人情報を記載するカードがあり、電話番号やメールアドレスなどを簡単に記入することができます。
なお、記載した個人情報を隠すためのフロントカバーも付いています。
サイズ | 12×6.2×0.3cm |
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素材 | フェイクレザー |
価格 | 899円~ |
GADIEMENSS スーツケースタグ
鮮やかなカラー、金属の光沢で多くのスーツケースの中で自分の荷物を見つけやすいネームタグになっています。
ネームタグのアルミ内部に電話番号やメールアドレスなどの個人情報を記載するカードが入っているタイプです。
また、ネームカードがプラスティックのカードで覆われているので、雨などに濡れても問題ありません。
なお、通常時は名前以外の部分はアルミのフレームで隠れた状態になっているので、プライバシー面でも安心できます。
サイズ | 8×4.4cm |
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素材 | アルミ合金、ステンレスワイヤー付 |
価格 | 699円~ |
Kate Spade ID クリップ
ケイト・スペードニューヨークのオリジナルネームタグです。
オシャレにこだわる女性のファッションアイテムとしても活躍してくれそうな、ゴールドグリッターが散りばめられた華やかなデザインが特徴的です。
軽くて柔らかい素材を使用しているので使い心地も抜群。
サイズ | 12.5×6.5cm |
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素材 | シリコン |
価格 | 3,200円~ |
☑Teskyer ネームタグ
Amazon限定ブランド「Teskyer」のネームタグです。
ネームカードの両面に氏名・電話番号などの個人情報を書き込むことができ、個人情報保護のためのフロントカバーも付いているので安心です。
サイズ | 7×10.7cm |
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素材 | フェイクレザー |
価格 | 1,299円~ |
最後に…
ロストバゲージは旅行のテンションを一気に下げるほどのパワーを持ったトラブルの1つといえます。
特に女性の方、メイク道具一式がスーツケースの中にあるとしたら?
明日からのメイクに即困ります。
旅行のために衣類の準備をしっかりする方もいらっしゃるでしょう。
せっかく準備した洋服が全てスーツケースの中にあるのです。
テンション駄々下がりですよね。
ただ、こればかりは、不可抗力で誰もが遭う可能性のあるトラブルの1つなのです。
不可抗力とはいえど、最低限の対策をした上で、素敵な旅に出発しましょうね♡