「一生に一度は見てみたい」――そんな願いを叶える場所として、世界中の旅人が憧れるノルウェーの街、トロムソ。
北極圏の入口に位置するこの街は、実は世界でも稀な「歩いてオーロラに会いに行ける」場所であることをご存知ですか?
凍てつく夜空に突如として現れる、魔法のような光のカーテン。
高額なツアーに参加しなくても、夕食後にふらっとバスに乗ったり、お気に入りのコーヒーを片手にビーチまで歩いたりするだけで、宇宙の神秘がすぐそこに待っています。
- トロムソ:オーロラ観賞の世界最高峰 !街を離れずとも出会える奇跡
- 最後に…
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トロムソ:オーロラ観賞の世界最高峰 !街を離れずとも出会える奇跡
トロムソは、世界で最もオーロラが見えやすい場所の一つとして多くの人に知られています。
しかし、「オーロラを観るには街の明かりを離れて遠くまで行かなければならない」と思い込んでいる人も少なくありません。
実は、それは必ずしも正しい訳ではないのです!
自分のペースで、かつ街のすぐ近くでオーロラを探したいという方は、このブログをぜひ参考にしていただければと思います。
この記事では、トロムソ島内(Tromsøya)、或いはその周辺にある最高のオーロラ観賞スポットをいくつかご紹介します。
ここで紹介するロケーションは全て、市内の中心部から徒歩またはバス圏内にあるため、ある程度の街明かりの影響は避けられませんが、空が晴れていれば観賞の妨げになるほどではありません。
MEMO
トロムソの公共バス(Svipper)は非常に便利で、アプリをダウンロードしておけば、チケット購入もリアルタイムの運行状況確認もスムーズです。
トロムソは沿岸部に位置しているため、メキシコ湾流の恩恵を受けて比較的温暖な場所で、真冬真っ只中でも、気温が-15℃を下回ることは滅多にありません。
ツアーに参加せずとも、公共交通機関(バス)や徒歩でこれほど多くのスポットへ行ける、特別な準備をしなくても、夕食後にふらっとオーロラを観にいけるというのはトロムソという街の大きな魅力です。
ただし!これらのスポットを訪れる際はいくつかの点に十分注意し、自己責任で行動してください。
冬場は、必ず防寒対策をしっかりとし、暗い道を歩く際は、反射材などを身に付けるなどの安全確保、冬季の路面は凍結しているので、靴に滑り止めを装着、必要に応じてヘッドライトを持参するなどしましょう。
ご想像の通り、煌々と輝くメインストリートの真下では見えにくいですが、街中でも少し開けた場所や、街灯の少ない公園や海岸沿いに行けば、十分にその姿を捉えることができます。
オーロラは北の空から現れることが多いので、北方向に遮るもの(高いビルや山)がない場所を選ぶのがコツです。
極寒の中で何時間も待つのは大変ですが、街中であれば、オーロラが現れるまでカフェやホテルで待機し、予報やアプリでオーロラ出現が分かった瞬間に外へ飛び出すことができます。
MEMO
「My Aurora Forecast」などのオーロラ予報アプリをチェックして、KP指数(オーロラの活動強度)が高い時間を狙いましょう。
木造の大聖堂や北極博物館のシルエットの上に揺らめくオーロラは街中でしか撮れない特別な1枚になります。
遠くへ行くツアーも素晴らしいですが、夜の散策中にふと見上げた空に緑のカーテンが舞っている…そんな魔法のような体験ができるのも、オーロラベルトの真下に位置するトロムソならではの贅沢です。
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短時間でも諦めない!市街地で出会うオーロラ
出張で訪れていて数時間しか自由時間がない、或いは空が晴れているけれど移動手段や身体的な理由で遠出のツアーに参加するのが難しい…そんな方には、以下のスポットがオススメです。
トロムソの市街地中心部(ダウンタウン)であっても、条件さえ良ければ素晴らしいオーロラの舞を楽しむことができます。
もし空に星が見えていたら、たとえ少し雲が出ていたとしても、ダメ元で訪れてみる価値は十分にあります。
街灯の明かりで空が明るく感じても、オリオン座や北斗七星などの星がはっきりと見えていれば、オーロラが見える可能性は非常に高いため、星が立派なガイド役となります。
街灯が直接目に入らないよう、大きな建物の影に隠れて空を見上げるだけで、目の暗順応が進み、オーロラの淡い光を捉えやすくなります。
オーロラは数分間で急激に強くなったり消えたりするため、「さっきは見えなかったけれど、15分後には空一面に広がっている」ということも珍しくありません。
「北極圏のパリ」の夜、仕事の合間や寝る前の数分間に、歴史的な街並みの上で踊る光のカーテンに出会えたなら、それは一生忘れられない思い出になるはずです。
ウォーターフロント:オーロラとビールを愉しむ夜
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トロムソのウォーターフロントには、対岸に建つ「北極教会(Ishavskatedralen)」を臨みながらオーロラを観賞できる、適度に暗いゾーンがいくつか存在します。
「スカンディック・イシャフスホテル(Scandic Ishavshotel)」からレストラン「Kaia」にかけての遊歩道になっているトロムソ港(Tromsø Havn)周辺が特にオススメです。
晴れた夜には、カメラと三脚を抱えた多くの観光客がここに集まっています。
| 難易度 | 非常に簡単(市街地の中心) |
| 光害 | 中~高 |
| 写真撮影 | 街灯の影響を受けやすいため工夫が必要 |
北極教会の三角形のシルエットの上にオーロラが舞う景色は、トロムソで最もアイコニックな1枚になります。
街灯の光を逆手に取り、水面に映る街の灯りとオーロラを一緒に写す反射を狙うと最高の一枚になること間違いなしです。
このエリアには、素敵なバーやレストランが密集しているので、オーロラを待つ間に冷え切った体を地元のビール「マック(Mack)」で温める…そんな贅沢な待ち方ができるのも、皆とエリアならではの特権です。
沿岸急行船「フッティルーテン(Hurtigruten)」などが接岸している間は非常に明るくなりますが、船が去った後の暗闇こそが絶好のチャンスなので、船のスケジュールを把握しておくと、よりスマートに観賞できます。
北極への玄関口(Gateway to the Arctic):海峡へ突き出す絶景のランウェイ

トロムソのオーロラ写真家たちに絶大な人気を誇るのが、この北極への玄関口です。
ここからは、北極教会とトロムソ橋(Tromsøbrua)が美しく並び立つ、トロムソを象徴するパノラマを一望できるからです。
行き方は非常にシンプルで、まずトロムソ橋の袂(市街地側)に向かい、橋の下を通り抜けるルートを進んでください。
水際にたどり着いたら右に曲がり、そのまま海へと突き出した防波堤の先端を目指して歩くだけです。
| 難易度 | 非常に簡単(平坦な道のり) |
| 光害 | 中~高 |
| 写真撮影 | 構図の美しさが際立つ |
画面の片側に優美な曲線のトロムソ橋、その奥に三角形の北極教会を配置し、市の上空に舞うオーロラを狙ってください。
都市の灯りと自然の光が織り成す共演は、三脚を使ってじっくり撮影する価値があります。
MEMO
防波堤は海に突き出しているため、市街地よりも風が強く、体感温度がグッと下がるので、防寒対策は必須です。
橋の下をくぐり、海へと続く道を歩いていくワクワク感。
防波堤の先端に立ったとき、目の前に広がる光り輝く街並みと、その上に広がる宇宙の神秘…
ここは、トロムソという街が海と空に愛されていることを実感できる場所です。
島内にありながら市街地の喧騒を離れた穴場スポット
ここで紹介する場所は、全て中心市街地の外側に位置していますが、それでも徒歩圏内、或いはバスですぐの距離にあります。
街灯の数が減るだけで、夜空のコントラストが劇的に向上し、オーロラの淡いカーテンの動きや、その背後に輝く無数の星をより鮮明に捉えることができるようになります。
観光客の喧騒から離れ、波の音や雪を踏みしめる音だけが聞こえる静寂の中でオーロラを待つ時間は、北極圏の自然との一体感をより深く味わえる贅沢なひと時です。
住宅街のすぐ傍にある公園や海岸線は、地元の人々が犬の散歩や夜のジョギングのついでにオーロラを仰ぎ見るような、生活に根ざしたスポットでもあります。
トロムソのバスは本数も多く非常に正確ですが、夜間は本数が減る路線もあるので、アプリで帰りの時間を予めチェックしておくと安心です。
市街地よりも雪深く、道が凍っている可能性が高いため、しっかりとした防寒と靴の滑り止めの装着を忘れないようにしましょう。
街の灯りが遠ざかるにつれ、夜空のキャンバスがより深く、広くなっていくのを感じるはずです。
トロムソ島の北端や海岸線にある、地元の人だけが知る特別な場所へ向かいましょう!
プレスト湖(Prestvannet):島の上に佇むアクセス抜群の湖

トロムソ市内中心部から徒歩僅か20分ほどの場所に、プレスト湖があります。
島の上部に位置する唯一の大きな湖なので、地図でもすぐに見つけることができます。
湖の周囲にはスキー用の遊歩道が整備されていますが、水際まで降りられる小さな脇道もたくさんあり、そこからは遮るもののない広大な夜空を見渡すことができます。
近年、湖の周辺には街灯が設置され、近隣に新しい住宅街も誕生したため、完全な暗闇というわけではないのですが、夜空に大きな弧を描くオーロラを存分に楽しむことができ、何よりこの場所は地元の人達がオーロラを眺めに来る定番の人気スポットになっています。
| 難易度 | 簡単(徒歩圏内) |
| 光害 | 中程度 |
| 写真撮影 | 非常に良好 |
| バス路線 | 28番、40番 |
湖面が凍り始める前や、氷の上に薄く水が張っている時期には、空を舞うオーロラが水面に映りこむ「ダブル・オーロラ」を狙うことができます。
光害による紫色の空と、オーロラの緑、そして湖面の反射が織り成す幻想的な一枚は、この場所ならではの作品になります。
MEMO
中心部から徒歩でもいけますが、行きは上り坂になるため、28番または40番のバスで移動し、帰りは街の夜景を眺めながらゆっくり歩いて下りてくるルートが体力的にもオススメです。
町のすぐ裏山にある、静かな鏡のような湖…街灯の灯りさえも見方につけて、北極圏の夜に溶け込んでみませんか?
プレスト湖は、トロムソという島が持つ豊かな自然と都市の距離感を感じるのに最適な場所です。
テレグラフブクタ(Telegrafbukta):ビーチと桟橋から仰ぐオーロラ

トロムソ島の最南端に位置するテレグラフブクタは、東・南・西の三方が開けた絶好のロケーションを誇るビーチで、オーロラの活動が活発な夜には、まさに完璧な観賞スポットとなります。
市内中心部からは徒歩で約35分、またはバスで手軽にアクセスできます。
オーロラの活動が非常に弱い時は、北側の街明かりの中に光が紛れてしまうこともありますが、そうでなければこの場所は非常に快適な場所です。
座って休めるベンチも多く、何時間も極寒の中で経ち続けた後でも、すぐ近くのバス停から暖かい車内で帰路につくことができます。
ビーチだけでなく、周辺には、小さな林や、海へと続く桟橋、そして古い建築物が保存された野外博物館「Friluftsmuseet i Folkeparken」など、多彩な風景が広がっています。
| 難易度 | 簡単 |
| 光害 | 低~中 |
| 写真撮影 | 非常に良好 |
| バス路線 |
行き:33番 帰り:34番 |
このスポットは、都会の便利さと自然のダイナミズムを同時に味わえる、トロムソで最もバランスの取れた観賞地の一つです。
また、テレグラフブクタの対岸に位置する大きな島、クヴァレイ島へと続く見晴らしは素晴らしい絶景です。
波音を聞きながら、かつての歴史的な民家が並ぶ公園の傍でオーロラを待つ…テレグラフブクタは、トロムソの自然と歴史、そして現代の利便性が交差する、特別な夜の社交場です。
スキー・ジャンプ台(Grønnåsen Hoppsenter):街を見下ろすユニークな特等席

バスを「Ekrehagen」停留所で降りたら、「Grønnåsen Hoppsenter」の標識に従って進んでください。
その先には、3つのスキージャンプ台が並ぶエリアが広がっていて、周囲はオーロラを観賞するのに十分な暗さが保たれています。
中規模のジャンプ台の一つには登るための階段がありますが、冬場は極度に凍結して滑りやすくなっているため、細心の注意を払ってください。
また、このエリアは島を横断するクロスカントリースキーのコースの一部でもあるため、スキーヤーたちの邪魔にならないように気をつけてください。
彼らはスピードに乗って容赦なく滑りぬけて行きます!
| 難易度 | 簡単 |
| 光害 | 中程度 |
| 写真撮影 | 非常に良好 |
| バス路線 | 24番(停留所:Echrehagen) |
街の喧騒から少しはなれ、スキージャンプ台という北国ならではのランドマークの傍らでオーロラを待つ…階段を慎重に登れば、そこにはあなただけの空の特等席が待っています。
湖(Langvannet&Rundvannet):喧騒を離れた静寂の湖

人混みを避けて静かにオーロラと向き合いたいなら、LangvannetとRundvannetがオススメです。
「Rundvannet」バス停留所を降りたら少し坂を上ると、左手にRundvannetへと下る小道が見えてきます。
比較的小さな湖ですが、その景観の美しさは群を抜いています。
湖面にせり出す木々や、視界が開けた場所が点在しており、秋には湖面への反射、冬には凍てついた湖の幻想的な風景を自由に撮影することができます。
さらに森の中へと続く道を進むと、Langvannetに辿りつきます。
| 難易度 | 簡単 |
| 光害 | 低~中 |
| 写真撮影 | 非常に良好 |
| バス路線 | 20番、42番(停留所:Rundvannet) |
バスを降りて数分…そこには別世界の静寂が広がっています。
森の奥に隠された2つの鏡のような湖。
木々のシルエット越しに揺らめくオーロラを独り占めする時間は、トロムソの旅をより深いものにしてくれるはずです。
Vardentoppen:たどり着くのは一苦労、でも比類なきパノラマが待っている

20番または42番バスで「Varden borettslag」または「Brattbakken snuplass」バス停留所を降りると、丘へと続く細い小道がいくつも見つかるので、その中から道を選び、只管上を目指して歩きます。
ここへ向かうにはヘッドライトが不可欠です。
冬場は足元が非常に不安定で危険なため、徒歩でのハイキングは秋(積雪前)のみをオススメしますが、クロスカントリースキーに自信がある方なら、島を横断するスキーコースを辿って冬でも行くことができます。
Vardenはトロムソ島の最高地点のため、島全体はもちろん、周囲に浮かぶ島々や隣接する大陸までを見渡す、圧倒的な遠景を楽しむことができます。
| 難易度 | 中程度(上り坂が続くため体力を要します) |
| 光害 | 低~中 |
| 写真撮影 | 非常に良い |
| バス路線 |
20番、42番 (停留所:Varden borettslagまたはBrattbakken snuplass) |
少し息を切らしてたどり着いたその先には、トロムソの街の灯りが宝石をちりばめたように広がり、その上空を巨大なオーロラが跨いでいく…Vardenは、この島の美しさを文字通り俯瞰できる、究極の展望台です。
トロムソ橋を越え、スカンジナビア本土へ
トロムソ橋を渡ると、そこはもうノルウェーの本土側です。
橋を渡るだけで、市街地の中心部から放たれる光害から少しずつ離れていくのを実感できるでしょう。
本土側には、市内中心部から徒歩圏内でありながら、素晴らしいオーロラのショーを楽しめる3つの主要エリアがあります。
全長1kmを超えるトロムソ橋を歩いて渡る体験そのものが、北極圏の旅のハイライトになり、橋の上から見下ろす海と、万法に見えてくるタイとアップされた北極教会の姿は圧巻です。
MEMO
徒歩でわたるのも素敵ですが、寒い夜はバス(26番など)で本土へ移動し、体力を温存するのも賢い方法です。
島から見るオーロラも素敵ですが、本土側からは光り輝くトロムソの街並みを前景にして、その背後の空に舞うオーロラを捉えることができます。
住宅街が広がる本土側は、島側の中心部に比べて夜の静寂がより深く、落ち着いて空を見上げることができます。
橋を渡る一歩一歩、街の喧騒が遠のき、夜空のキャンバスがクリアになっていくのを感じるはずです。
本土側に隠された3つの絶景スポットへ向かいましょう!
ケーブルカー(Fjellheisen):王道のオーロラ・パノラマ

トロムソで最も王道とされるオーロラ・ビューを愉しみたいなら、Fjellheisenのケーブルカーで山頂へ向かいましょう。
市内中心部にあるピザレストラン「Peppe’s Pizza」の向かいにあるバス停から26番のバスに乗り、本土側の「Fjellheisen」停留所まで向かいます。
途中バスが逆方向に向かっているように感じるかもしれませんが、そのまま乗り続けていれば目的地に到着します。
徒歩の場合は、トロムソ橋を渡って北極教会に立ち寄り、そのまま坂を上り続けてスーパー「Eurospar」を目指し、Eurosparを右折して歩き続けると、ケーブルカーの山麓駅が見えてきます。
山頂に到着すれば、広大な斜面が広がっており、オーロラを探して自由に歩きまわれるスポットがたくさんあります。
トロムソの街並みとオーロラが一緒に映った最も有名な写真の多くは、まさにここで撮影されたものです。
| 難易度 | 簡単(ケーブルカーで一気に高度を稼げます) |
| 光害 | 中 |
| 写真撮影 | 非常に良好 |
| バス路線 | 26番(停留所:Fjellheisen) |
標高421mのストールスタイネン(Storsteinen)山頂からは、トロムソの島全体が光り輝く宝石のように目下に広がります。
街の灯りと、その上空にダイナミックに舞うオーロラを同じフレームに収められる、世界でも稀有な場所です。
山頂駅にはカフェ・レストランが併設されているため、オーロラを待つ間に温かい飲み物や食事を楽しめるのが最大のメリットです。
ケーブルカーの窓から街が遠ざかっていく瞬間の高揚感、そして山頂に立った瞬間に目の前に広がる圧倒的なパノラマ…ここでは、町の鼓動と宇宙の神秘が一つに溶け合うような、志向のオーロラ体験が待っています。
ハイキングコース(Sherpatrappa):石段を一歩ずつ、自力で掴み取る絶景

山頂へ行く方法は、ケーブルカーだけではありません。
実は階段があるのです!
2019年に完成したこの「Sherpatrappa」は、麓のTromsdalenから山頂駅まで続く立派な石段です。
ネパールの熟練した登山道建設チームによって築かれたこの道は、上り下りともに非常に安定しており、安心して歩くことができますが、街灯はないため、暗い時間帯に挑戦するならヘッドライトは必須です。
| 難易度 |
秋:初級~中級 冬:中級 |
| 光害 | 中程度 |
| 写真撮影 | 良好 |
| バス路線 | 26番(停留所:Gausdalsvegen) |
ネパールの職人魂とノルウェーの自然が融合した、天空へと続く階段…一歩登るごとに、トロムソの街がミニチュアのように足元に広がっていきます。
頂上で待つオーロラへの最高のプロローグをあなた自身の足で刻んでみませんか?
赤十字の山小屋(Røde Kors):遥かなる道のりの先に待つ、至高の眺望

赤十字の山小屋への道のりは決して短くはありませんが、そこから臨む景色は、トロムソで最も有名な観賞スポットをも凌駕するほどのポテンシャルを秘めています。
この場所へ向かうには、26番の「Gausdalsvegen」バス停留所からTromsdalenの谷の最深部を目指して歩き続け、約1.5時間ほどで道が左右に分かれる地点で右折し、南側の斜面を登ります。
秋(積雪前)であれば、少し急な坂道ではありますが、平均的な体力がある方なら問題なく上りきれるでしょう。
ただ、冬場はこの斜面はスキーコースとなり、上るには雪崩対策の装備や、十分なスキーの経験が不可欠となります。
山小屋に到着すると、そこには湖(冬は雪に埋もれています)が広がり、目の前には名峰Tromsdalstindenの圧倒的な姿が迫ります。
山が壁となってトロムソ市街の明かりを完全に遮ってくれるため、光害はほぼゼロで、写真家にとっては、これ以上ない最高のロケーションと言えます。
さらに山小屋の先へと続く道を進めば、さらなる湖群や雄大な山岳風景に出会うことができます。
| 難易度 |
秋:初級 冬:中級(装備が必要) |
| 光害 | 極めて低い |
| 写真撮影 | 抜群 |
| バス路線 | 26番(停留所:Gaudalsvegen) |
街の灯りが一切届かないため、オーロラの微細な構造や、背景に広がる星の輝きが驚くほど鮮明になります。
三脚を立てて長時間露光をすれば、まるで別の惑星にいるかのような、純度の高い写真が撮れるはずです。
トロムソのシンボルであるTromsdalstindenをこれほど間近に、そして正面から捉えられる場所はほかにありません。
片道1時間半の歩みの先に、文明の光が一切届かない聖域…静まり返った湖畔で、名峰の背後から静かに、時に激しく舞い踊る光のカーテンを独り占めする。
それは、本当の意味で「北極圏の深部」に触れる瞬間ではないでしょうか。
MEMO
赤十字の山小屋は、緊急時の避難所としての役割も持っています。
マナーを守り、静かに自然への敬意を払いながら観賞を楽しみましょう。
最後に…
賑やかな港のバーを後にし、トロムソ橋を渡り始めると、冷たく澄んだ空気が頬をなでます。
ふと空を見上げれば、そこにはもう、淡い緑色の光が揺らめき始めているかもしれません。
トロムソの魅力は、都会的な便利さと、手付かずの野生の自然が隣り合わせにあること。
わざわざ遠くへ行かなくても、歴史あるスカンセン要塞や、静かな湖畔が、あなただけの特等席になります。
反射材を身につけ、スパイクを鳴らして雪道を歩く…そんな北国ならではの「探検」を楽しみながら、奇跡の瞬間を探しに行きませんか?




