アドセンスの禁止事項全てご存知ですか?
せっかくアドセンスの審査に通過しても、うっかり規約違反になりアドセンス広告が停止されている方も多いようです。
私も再度アドセンスのポリシーの確認をしてみましたので、その確認ついでに書いている記事となります。
規約違反かどうか、しっかり確認できてない方は、こちらの記事に沿って今一度ご自身のサイト内を確認することをオススメします。
関連記事:Googleアドセンス:「審査通過までの道しるべ」合格するヒントは全て利用規約にあり
規約違反と判断された場合の処分
◆ 一定期間の広告停止処分
◆ 永久広告停止処分
規約違反と判断された場合、一定期間広告停止処分、最悪の場合永久停止処分となるため、せっかく日々コツコツとサイトを育てていても永久停止となった場合は、そのサイトでのアドセンス広告を使用することはできなくなります。
再度ご自身のサイトが規約違反に当たらないかの確認をすることをオススメします。
アドセンス禁止事項
禁止事項も様々なカテゴリーに分かれており、Googleが違反としていること、違反には当たらないけど広告の制限がかかることなど広範囲に及びます。
広告停止処分にならないよう、細かくチェックしましょう。
基本的なこと
◆ 自分で広告をクリックしない
◆ ユーザーにクリックを促さない
◆ 広告掲載場所は慎重にする
◆ サイトの宣伝方法注意点
自分で広告をクリックしない
サイト内での広告の自己クリックは規約違反に当たります。
広告が作動しているかな?という確認のクリックもアウトです。
また、誤ってクリックすることもアウトとなり、そもそも誤ってクリックしてしまう位置に掲載していることが問題視されます。
ただ、1回2回であれば見逃してはもらえるそうですが、その回数などは経験者の憶測などを皆が参考にしている状況でGoogleからは明確に公表されていませんので、誤ってクリックすることのないように充分気をつけましょう。
自分のサイト内の広告で見たい広告がある場合は、ブラウザのアドレスバーに広告の URL を入力して確認するようにしましょう。
広告のURL確認は広告の上にカーソルを持っていき、右クリックで「リンクのアドレスをコピー」で広告URLのコピーができます。
ユーザーにクリックを促さない
アドセンス広告のクリックの大前提は「宣伝されているサービスにユーザーが関心を持っている」ということです。
そのため、家族や友人などに直接クリックをお願いしたり、またはサイト訪問者にクリックを促すような行為は違反となります。
ランキングサイトを連携している方であれば分かりやすいかと思いますが、クリックを促す一言を添えていますよね?
そのような行為がアドセンスにおいては違反とみなされます。
アドセンス審査の際にランキングサイトのバナーと一緒に「クリックお願いします」などと記載があることもマイナスになるようです。
これが確実に審査に影響するかどうかは不明ですが、影響を与える可能性はありますので、心配な方はクリックを促すようなコメントは削除しておいたほうが無難です。
広告掲載場所は慎重にする
サイト訪問者にアドセンス広告を偶発的にクリックさせてしまうような掲載は禁止されています。
アドセンスの広告掲載は、インタラクティブな要素(広告と相互作用するもの)と離す必要があります。
サイトに訪れたユーザーがアドセンスの広告であるということがハッキリと認識できる状態での掲載が必要となります。
違反配置場所の例はAdSenseヘルプで画像付きで解説されていますので、これは必ず確認しましょう。
私は一つ違反になりそうな掲載場所を見つけました。確認してよかったです。
サイトの宣伝方法注意点
自分のサイトをサードパーティ(第三者企業)などを利用して、アクセスなどを増やしたり広告キャンペーンの設定を行う場合、自分のサイトがポップアップで表示されたり、ソフトウェアアプリケーションを操作した結果として表示されたりすることがあるので注意が必要です。
これについてはいまいち意味がつかめず現在確認中です。アフィリエイトやランキングサイトなどが関係してくるのかな…と思うのですが分かりません。
広告掲載について
◆ AdSenseコードの改ざん
◆ ポップアッププロンプトやソフトウェアの自動インストール
◆ Googleブランドの無許可使用
AdSenseコードの改ざん
アドセンスが発行した広告コードのレイアウトや動作など自己流に改変したりすることは規約違反となります。
ポップアッププロンプトやソフトウェアの自動インストール
アドセンス広告を掲載するサイト内で、パソコンにソフトをインストールするように促したり、ユーザーのブラウザに自動的及びポップアップ表示にて変更することなどは禁止されています。
Googleブランドの無許可使用
Googleのロゴや商標などを事前許可なしに使用することは禁止されています。
ロゴや商標などGoogleブランドの使用はルールに基づいて行う必要があります。
コンテンツについて
◆ 違法・著作権侵害などのコンテンツ
◆ 絶滅危惧種から作られた製品などの販売・促進
◆ 誹謗中傷
◆ 不正行為を助長する商品やサービス
◆ 不適切な表示に関連するコンテンツ
◆ アダルトコンテンツ
◆ 児童の性的虐待と性的搾取
◆ 国際結婚の斡旋
◆ 衝撃的なコンテンツ
◆ 爆発物に関するコンテンツ
◆ タバコに関するコンテンツ
◆ Google Play ストアから削除されたアプリ
違法・著作権侵害などのコンテンツ
そもそも法律に触れることはサイト運営以前の問題ですので、違法コンテンツ及び違法行為を助長するコンテンツの取り扱いは即アウトとなります。
世の中のほぼ全てのものに著作権があります。
著作権のあるものを無許可で使用する行為も違法となりますが、案外著作権侵害は無法状態になっているのが現状で、知らず知らずのうちに自分も著作権侵害を犯していたということも無きにしも非ずです。
また、偽造品の販売・促進などを目的とするコンテンツも同様です。
この著作権に関して厳しいことで有名なDisneyですが、ディズニーランドに訪れた際に撮影した写真などがSNSなどで数え切れないほど出回っていますが、本来であれば個人がSNSに掲載することでさえ許可が必要となっています。
となると、アドセンスを使用している商用ブログであれば一発アウトとなりますので注意が必要です。
また、Googleのロゴのスクリーンショットの使用も著作権侵害となります。
You tubeなどの動画を記事に挿入する際、その動画が著作権違反のものではないかの確認が必要となります。
極力サイト内にリンクする動画などは公式のものを使用するようにしましょう。
絶滅危惧種から作られた製品などの販売・促進
そもそも私自身が動物から作られた製品を嫌うタイプなので、私自身はなかったのですが、もしサイト内で動物から作られた製品の取り扱いなどを行う方は、必ず確認が必要な項目です。
例:トラ・サメのヒレ・象牙・トラの皮・サイの角・イルカ油
誹謗中傷
人種差別・宗教・性的指向などに対する誹謗中傷はもちろんですが、個人や集団への嫌がらせ威嚇、攻撃など普通に考えて人への多大なストレスを与える行為はやめましょう。
昨今横行している匿名での誹謗中傷など、人間として卑怯な行為は自分の価値を下げるだけの低脳な行為です。
どれだけ不幸な環境で生きていれば、そのような行為をしたくなるのか理解に苦しみますが…
また、人を罵ったりする汚い言葉もアウトとなりますので、その言葉を第三者が見て少しでも不快になるような言葉は慎むことが大事です。
コメント欄に訪問者が書き込んだ誹謗中傷も評価の対象ですので、コメントの管理も重要です。
衝撃的なコンテンツ
残虐な映像など、誰かが見て精神的ストレスを与えるものは禁止されています。
交通事故の写真や動画など最近では誰でも簡単に撮れてしまうため、ネット上に溢れていますが、不快でしかありません。
また、暴力的な映像や過度な罵り言葉などもこれに該当しますので注意しましょう。
不正行為を助長する商品やサービス
一番分かりやすいのがYou tubeなどの違法ダウンロードの方法などを解説したような記事は法的にも問題がありますのでアウトです。
また、個人の活動を本人の許可なく追跡・モニタリングすることを可能にするスパイウェアなどのコンテンツの紹介や促進などもアウトです。
これはアドセンス云々の問題ではなくなりますので、絶対にしないようにしましょう。
不適切な表示
公開する記事内容の不適切な表示や虚偽表示がこれに該当します。
例えば一攫千金を謳う商品・サービスの紹介で使われているような、ユーザーに興味を持ってもらうために膨大な誇張をすることは虚偽としてみなされます。
また、商品やサービスを紹介する際に、その商品を出している企業や団体と提携関係若しくは支持を受けていると思わせる内容の表示はこの禁止事項に該当します。
悪質または望ましくないアプリ及びソフト
PC・デバイス・ネットワークへの損害や不正アクセスを引き起こす恐れのあるソフトウェアを含むコンテンツは悪質に該当します。
アプリなどは透明性の高く嘘のない開示が必要となります。
インストール後の動作が誰でも簡単にでき、価値提案を明確にユーザーに提供する必要があり、ユーザーが不要と思えば簡単に削除できることが必要です。
また、ユーザーの個人情報を収集する場合などは、その旨明確に開示しておく必要があり、隠したりしてはいけません。
アダルトコンテンツ
所謂「R18」などといわれるような子どもに見せられないものなどは厳しく処分を下されます。
映画の紹介記事などを書いてアフィリエイトリンクを貼る際にその映画がR18指定ではないかなど注意が必要です。
家族向けの映画のようでありつつ、成人向けテーマを含んでいるものも同様にアウトです。
Googleは日本企業ではないこと、日本はアダルトコンテンツに関して世界的にも規制が緩いということをしっかり頭に入れておいてください。
アダルトサイトへのリンクも処分対象となりますので気をつけてください。
アフィリエイトリンクも同様の扱いです。
◆ 水着・露出度の高い服装
家族旅行などの写真で海などで撮られた水着写真などもかなり危険ゾーンのようです。
また、アフィリエイトリンクで掲載されていた水着の写真集でも処分が下された例もあるそうです。
あまり危険を冒さないことをオススメします。
児童の性的虐待と性的搾取
未成年者を性的対象化したり、児童の人身売買など禁止事項に含まれなくてもやってはいけないと判断できることですが、悲しいかなこういったことも起こっているのでしょう。
これはアドセンス云々ではなく大きな犯罪となります。
何の記事を書いているのか分からなくなりました…
少なくともこの記事を参考にしてくださっている方は、こんなこと言及するの?と思ってくれることを願っています。
国際結婚の斡旋
国際結婚や出会いの斡旋などを促すコンテンツも規約違反となります。
爆発物・武器や兵器に関するコンテンツ
爆弾など、使用して人に危害を加えるものだけでなく、楽しめる花火もこれに該当します。
製造方法などの紹介や、販売・宣伝は規約違反となるので気をつけましょう。
タバコに関するコンテンツ
タバコやタバコに関連する商品の販売・促進は規約違反となります。
薬関連(処方薬・市販薬・違法薬物)
一般用医薬品であればネット販売も適切なルールの下可能となっていますが、処方薬など対面販売が義務付けられているものを取り扱うことは違法です。
そのため、処方薬の情報などの掲載は薬事法などのルールの下可能となりますが、販売・促進などはもちろん、その行為を促すことも違反となります。
また、未承認の医薬品やサプリメントの販売も規約違反となりますので気をつけてください。
未承認リスト:Unapproved pharmaceuticals and supplements - Advertising Policies Help
なお、違法薬物についてはルール云々ではなく、大問題ということは誰もが理解していることだと思いますので、特に説明はありません。
アルコール関連
この規約については私がお酒を飲まないからピンと来ないのか、誰もが首を傾げてしまう内容なのかは分かりませんが、ビールやアルコールなどの酒類の販売は規約違反となるのですが、ワインやシャンパンに関しては問題ないそうです。
アフィリエイトリンクなどでビールなど酒類の表示も注意しましょう。
ギャンブル関連
何事においてもギャンブルは危険なので、アドセンスの規約違反以前にやめておきましょう。
ギャンブルについては国によってルールも違い、日本国内で禁止されているものの取り扱いはやめましょう。
Google Play ストアから削除されたアプリ
Google Play ストアから削除されたということはGoogleの規約に何かしらの違反を犯したということですので、そのようなアプリの掲載など取り扱いはやめておきましょう。
その他注意事項
◆ アドセンス収益の公開
◆ AdSenseプログラムポリシー
◆ アドセンス狩り
アドセンス収益の公開
アドセンスによる収益の公開はポリシーには触れないらしいのですが、「AdSense オンライン利用規約」の11番目にある「秘密保持」項目にGoogle機密情報を開示してはならない旨の記載があるため、収益の公開はしないほうが無難かと思います。
11.秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおける非公開のベータ版機能または体験版機能の存在、それに関する情報、またはその規約ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます。Google 機密情報には、お客様による本サービスの利用より前にお客様にとって既知であった情報、お客様の責によらず公知となった情報、お客様が独自に開発した情報、または第三者によりお客様に適法に与えられた情報は、含まれないものとします。本第 11 条にかかわらず、お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。
AdSenseプログラムポリシーの確認
規約などの色々なポリシーがあってどれから手をつけて良いか分からなくなりますが、AdSenseプログラムポリシーから全ての規約を確認することができますので、こちらに一度目を通しておくことをオススメします。
なんならBookmarkしておいても良いと思います。
アドセンス狩り
アドセンス狩りとは、自分のアドセンス広告を不正に大量にクリックされたり、自分のアドセンスコードを他サイトで使用されたりすることを言います。
現在はGoogle側も不正にクリックされたものを自動的に除外するなど色々と対策をしてくれているようで、一昔前ほどアドセンス狩りは横行してないようなのですが、完全になくなっているわけではなく、アドセンス狩りによってアカウント停止処分などを受けた方も実際に多数いますので対策が必要です。
◆ アドセンス管理画面の確認
◆ 異常時はGoogleへ報告
◆ アナリティクスとの連携
◆ アナリティクス連携方法
アドセンスを導入したてやサイトが小さいうちは怠りがちな管理画面のチェック。
私自身がそうなのですが、悲しくなるほど微量にしか動かないクリック数を目にするのは時々心が痛むのですが(笑)、日ごろから管理画面でPV・CTRなどをチェックしていると、異常な数値になったときにすぐに分かります。
アドセンスの管理画面はアプリでも容易に確認ができますので、ダウンロードして使用する事をオススメします。
Google 広告
Google LLC無料posted withアプリーチ
異常な数値が何度かあるようであれば、すぐにGoogleへ報告するようにしましょう。
無効なトラフィックの定義ページに連絡先の記載があります。
万一アカウント停止になった場合、異議申し立てができるのですが、その際に不正の証拠になるデータを提出する場合にアナリティクスが計測しているデータが役立ちます。
そのため、アドセンス導入時にアナリティクスと連携することをオススメします。
ただ、これでその不正が不正と認められるというわけではありませんので、やはり日ごろから管理画面での管理をしっかりしましょう。
アナリティクスを導入されていない方は下記を参考に導入しましょう。
参考:超初心者向け:Googleアナリティクス簡単導入方法・基礎の基礎【はてなブログ】
アナリティクスの管理画面に進みます。
管理画面の「AdSense リンクの設定」に進みます。
「コンテンツ向けAdSense」を選択後「続行」をクリックして進みます。
「すべてのウェブサイトのデータ」にチェックをいれます。
「リンクを有効化」をクリックして連携完了となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私はこのあらゆる事項を丸1日かけて確認しました。
結構気をつけてはいるつもりですが、いくつか規約に引っかかりそうな部分も発見し、まだ何か抜けているんじゃないかと不安になりますが、あまり神経質になっても仕方ないので、一先ずこれでアドセンス広告を続けようと思います。
利用停止処分を受けた方、アカウント凍結となり永久的にそのサイトで使用で着なくなった方、意外に多いので参考に見てみるのもありかもしれません。
小額であってもお金が発生するということはビジネスなんだ。ということを改めて実感しました。
現状特に違反の連絡がないから違反していないという判断は危険で、現状は見つかっていない、見逃してくれているだけの可能性もあるようなので、今一度規約違反がないか確認することをオススメします。
素敵なサイト作りを頑張りましょう♡