◆ATTENTION◆
バリ州政府は、バリ州の文化及び自然の保護を目的として、2024年2月14日から、バリ島を訪問する外国人観光客に対し、「外国人観光客徴収金」を課し、一人あたり15万ルピアの徴収を開始しています。
在インドネシア日本国大使館:バリ州が徴収を予定している「外国人観光客徴収金」について | 在インドネシア日本国大使館
初めてバリ島を訪れる旅行客が戸惑うのが空港からクタやスミニャックなど市街地、バリ島の最初の目的地までの交通機関を利用することで、何も情報を得ず訪れると、交通手段を手配するのがどれほど困難であるかというものです。
最近は、少し改善された気もしますが…
長時間フライト後に待っている入国審査の長蛇の列を経て、外に出ると多くのタクシー運転手の客引きには驚くと同時にうんざりさせられ、旅行の初っ端からストレスを感じることでしょう。
そのストレスを軽減するために最初の移動手段を明確にしていくことを強くお薦めします。
この記事では、私自身が何度かバリ島に訪れた際に利用した移動手段と、最もお薦めの移動手段を紹介します。
バリ島:空港から市街地までの5つのアクセス方法
バリ島唯一の空港であるデンパサール国際空港(ングラ・ライ国際空港)から最初の目的地まで行く方法は大まかに5つのオプションがあります。
一つ目は、オンライン旅行会社にて専用のドライバーと車を手配していくことで、私が最もお薦めする方法です。
二つ目は、タクシー配車アプリ「Grab」を利用してタクシーの手配をすること。
三つ目は、ホテル又はヴィラなど1泊目の宿泊施設の送迎サービスを利用すること。
四つ目は、空港公認タクシーを利用すること。
五つ目は、待機しているタクシーの客引きと交渉してみることですが、バリ島初心者の方には本当にお薦めしません。
タクシーの客引きに関しては、本当にウジャウジャいるので、市街地までの移動手段がないということはまずないのですが、まぁこれが吹っかけてくる吹っかけてくる。
それぞれの方法を解説していきます。
オンライン旅行会社にて専用のドライバーと車の手配
trip.comやklookなど様々なオンライン旅行会社のアプリで予約できる空港⇔ホテルの送迎が予約できるようになっています。
私が2024年3月にバリ島を訪れた際に利用したのがtrip.comの片道送迎(空港発)のスタンダードプランだったのですが、¥778で予約ができました。
このプランであれば、入国後到着ロビーから外に出ると送迎してくれる運転手が予約の名前が記載されたプラカードを持って外で待ってくれています。
今回この予約を初めて利用したのですが、バリ島の中心クタまでであれば空港の公認タクシーでも150,000RP(約¥1,500前後)前後かかることを考えると、今後私はこの方法一択かな…と思っています。
しかも、事前に支払いを済ませているので、レートの悪い空港での両替が必ずしも必要ではなくなります。
タクシー配車アプリ「グラブ(Grab)」を利用
東南アジアで利用されているタクシー配車アプリ「グラブ(Grab)」は、かなり使えるのでダウンロードしておくことをお薦めします。
グラブであれば、時間帯によって多少料金が変わってきますが、交渉の必要もなく、アプリで配車の際に提示された金額でタクシー及びバイクタクシーに乗車することができるので、ストレスのかかる交渉などもなく便利です。
到着ロビーを出て、送迎の待合場所を抜けると、グラブラウンジが見えてくるので、そこでタクシーと落ち合うことになります。
私は帰りにグラブを利用してタクシーを配車したのですが、クタの中心からタクシー料金がRP40,000でした。
空港にタクシーで入る際に車の入場料みたいなのRP10,000が必要です。
ただ空港からクタまでは、空港設定料金があるようで、午前中に試しに設定してみたら、約RP110,000となりました。
時間帯によって料金が変わるようで、私が収集した情報の中でRP110,000は最も安い料金でした。
それでも、空港公認のタクシーを使うより安く済むし、何より英語が不得意な人にとっては、会話もしなくて済むからとても使えると思います。
Grab:タクシーとフードデリバリー
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ブルーバードタクシーもしくは空港公認タクシーを利用
空港到着後に、現地でタクシーを手配する一般的な方法として、空港にあるブルーバードタクシーカウンターか、空港公認のタクシーカウンターで手配する方法があります。
インドネシアでタクシーに乗るなら「ブルーバード」!と世界中の旅行者の間で知られています。
ブルーバードタクシーのカウンターはバゲージクレームの傍にあり、一旦到着待合ロビーに出てしまうと戻れないので、ブルーバード希望の方は気をつけてください。
到着ロビーに出たら、空港公認のタクシーカウンターもあるので、ブルーバードにこだわりのない方は、特に問題ないでしょう。
こちらは定額で乗車できるので安心して利用できるサービスになっています。
ちなみにクタであれば、RP125,000~となっていて、クタの中でも場所によって料金が変わってくるようです。
宿泊施設の送迎サービスよりは多少安くなるので、出国前に手配できなかった人や、空港送迎サービスのない宿泊施設に泊まる方などは使える手段の一つです。
宿泊施設の送迎サービスを利用
バリ島の多くのホテルやヴィラは送迎サービスを提供しています。
クタのホテルの送迎の相場がRP200,000~になっていて、空港のタクシーを利用するよりちょっと高めの料金となっています。
バリ島到着後に交渉して乗った白タクでもクタまでRP200,000だったので、全くお得なサービスではない…
ただ、バリ到着後に客引きと交渉するストレスを考えると、こちらの方が断然安心して利用できると思います。
待機しているタクシーの客引きと交渉
長時間フライトを終え、長い入国審査から開放されて到着ロビーを出ると、貴重なカモ(笑)を求めて待機しているタクシードライバーがたくさんいます。
一昔前に比べて、空港から市街地への移動手段が確立されてきたこともあり、だいぶ減って入るような気がしますが、何も知らない観光客が毎日訪れているわけです。
交渉してのるタクシーにはメーターがついてなく、交渉次第で料金が決まります。
私は帰りのクタから空港までグラブアプリでRP40,000で行けました。
空港から市街地は空港設定料金のため、グラブでもちょっと高くなります。
もし、この記事を読んでも交渉してタクシー乗車を希望の方は、いくつか注意点があります。
タクシーの相場は、時間帯や到着スケジュールの混雑状況によって変動しますが、クタまではRP300,000、スミニャックまではRP350,000、ウブド・チャングー・ヌサドゥア・ウルワツまではRP450,000を超えないように交渉しましょう。
恐らく、目的地に到着したら、色々な理由付けをして空港で交渉した料金以上の金額を要求してくる運転手もいることでしょう。
私は渋滞を理由に料金上乗せを要求されましたが、無視しました。
最後に…
日本から訪れる場合は、長時間フライトが避けられないだけに、精神的にも体力的にも疲れている状況の中で移動手段の選択を迫られます。
到着後スムーズに宿泊先に行けるだけで、旅行の始まり方も全然違うものになります。
初めてバリ島に訪れる方も、旅慣れている方でも、冒険のスタートで躓きたくないですよね。
そのために、空港から市街地までの移動手段は出国前に手配もしくは情報収集していくことをお薦めします。
素敵なバリ旅行になることを願っています♡