What's the time?
旅の途中でたまたま隣にいた人から時間を聞かれたとき…
あなたなら何を確認しますか?
時計を確認しますよね?
その時計をしてなかったら…
何を確認しますか??
携帯確認しませんか???
だって、その人は時間を知りたいんだもん…
でも世界には、時間を知りたいわけではなくても時間を聞いてくる不届き者がいるんですよね。。。
大きな声では言えないけど…
私はアッサリこの手口でiPhoneを盗られたのさ@キューバ
平和ボケしている私が中南米なんか行くとiPhone盗られるのです
スリ対策は結構いつもしっかりしている方?で、貴重品はセキュリティポーチに入れてお腹に巻いている状態です。
服を脱がされない限り盗られることはないのです。
ダサいからイヤ!必要なときすぐ出せないからイヤ!なんていう人がいる中で、私は結構しっかりセキュリティポーチを使用しているタイプなのです。
日本で生きていると、まさか時間を聞かれてiPhone盗られるなんて想像しませんよね?
時間を聞いてきた人が、まさか自分のiphoneを狙っているなんて想像もしませんよね?
海外には行き慣れている方であると自負している私ですが、初めてのキューバ!初めての中南米!という事で、警戒心はMax、アジアやヨーロッパ、北米に行くときよりもあったはずなんです。
人通りのある場所だったし、周りに人がワサワサいる状況で、携帯を奪われるなんて想像しますか?
しますよね…
咄嗟の出来事に、私はその判断ができなかったのです。
キューバではFreeWiFiなんて最高級ホテル以外ほとんどない状態で、外の世界と繋がるためにはWiFiカードを購入してWiFiの飛んでいる広場に行かないとつなげないんです。
ラッキーだったのかアンラッキーだったのか、今となっては微妙なんですが、私の滞在するCASAはそのWiFiがつなげる広場と目と鼻の先でした。
一日を終えて日本とつながるために、夜その広場に向かいました。
普段海外で一人夜出歩くなんてことはほとんどしないんですが、目と鼻の先にあるコンビニにお菓子を買いに行ったりしませんか?
そんな軽い気持ちで広場に向かいました。
完全に気が緩んでますね…
もちろん多少の警戒心はあるから、iPhoneはしっかりカバンにしまってチャックもしっかり閉めて広場を後にした直後のことでした。
男性から時間を聞かれて、普段から時計をしない私が時間を確認するものといえば「スマホ」なわけです。
何の疑いも持たずiPhoneをカバンから出した瞬間でした。
一瞬の出来事で、何が起こったのかをすぐ飲み込めず、多分10秒位固まった状態。
誰一人として私が携帯を盗られたなんて気付かなかったと思います。
もちろん、その一瞬を見た人も中にはいたかもしれませんが…
スリにアッサリ自らiPhoneを差し出す間抜けな姿、想像できますか?
盗られた直後の間抜けな姿、想像できますか?
スリからしたら、何て簡単なカモなんだ!と思ったことでしょう。
状況が飲み込めたとき、突然恐怖が襲ってきて一目散でCASAに戻りました。
とは言っても20mもないくらいの距離だったんですが…
そしてCASAのオーナーを大声で呼び起こして状況を話すと、まず震えている私をおもいっきりハグしてくれて、すぐに警察に通報してくれました。
自分でもビックリしたんですが、寒くもないのに、むしろ暑いのに、全身の震えが止まらないなんて本当にあるんですね。
警察に通報するオーナーはというと、それはそれは慣れたもので、こうやってオーナーに泣きついた人がたくさんいるのね…なんて思ったり。
警察が来てくれるまで約1時間半くらいはあったんですが、色んな話をオーナーとしました。
オーナーがイメージする日本やキューバのこと。
そして、私と同じように携帯を盗られた人、Clubで羽目を外しすぎて貴重品全て失くした人の話などなど…
なんだか色々聞いていると、私ってiPhoneだけだしマシな方なのかも…とさえ思うような宿泊客のとんでもエピソードが満載でした。
その後警察官が来て、人生で初めて乗ったパトカーに、人生で初めて行った警察署という場所。
私は日本から遠くはなれたキューバで色んな初体験をしました。
スリに遭って警察に行くと、他の国だとどの程度の事情聴取をされるものなんでしょうか?
キューバでは事情聴取に約5時間を費やしました。
それは何といっても、帰国後に盗難の保険を適用さすために、どうしても証明書が必要だったこともあったのですが、5時間費やしてもらった盗難証明書?は結局使うことなく終わってしまうという、なんとも無駄?な5時間となりました。
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経験者からのアドバイス
◆ 時間を聞かれても「分からない」でいい
◆ 旅行中スマホで写真は撮らない
◆ 盗難証明書は必要か否か
◆ 旅慣れている人ほど要注意
私はこの一件以降、旅先で時間を聞かれても「分からない」と答えるようになりました。
キューバに行った翌月にオーストラリアに行った際にも時間を聞かれました。
相変わらずの私は新しく新調したばかりのiPhoneを懲りずに出しそうになったのですが、咄嗟にiPhone出しちゃダメ!と脳内で叫び声が聞こえました(笑)
「分からない」と答えると、一瞬気まずい空気が漂い「Ok」と去っていきました。
そりゃそうですよね。
この人、時間も分からず旅行してるのか?ってなりますよね。
この時代に時計もスマホも持たずに旅しているなんて、なかなか思わないですよね。
逆に自由人っぽくてオシャレ?(笑)
でも、どうでも良いんです。
スマホを守るためなら。
キューバ滞在中の写真は、盗られるまで全てiPhoneで撮っていました。
iPhoneを盗られたのは、帰国する前々日というわけで、キューバで撮った写真はほぼほぼありません。
iPhone盗られて何が一番悲しかったかって、写真が全て無くなったことでした。
もちろん帰国後、私のiPhoneに登録されている方々には連絡を入れて、個人情報の件で万一のことを考えてお詫びすることもあったのですが、実は私、もともと連絡不精で滅多なことでは連絡を取らないし、アナログも相まって、ほとんど携帯に連絡先を登録することをしないのです。
電話帳の登録の仕方が分からない&覚える気もない…という致命的な問題を抱えているのです。
この経験から、旅先での写真は全てミラーレスで撮るようになりました。
カメラで撮って、その日のうちに必ずiPhoneに転送しています。
万一またiPhoneを盗られる事があってもカメラに写真は残っているし、カメラを盗られてもスマホにあるという状態にするようにしました。
旅先での写真は唯一の思い出なのです。
盗難証明書についてですが、これをもらう理由は保険を適用させるためですよね?
私は今回、盗難証明書を持って携帯ショップに行きました。
そこで言われたんです…
この機種でしたら取り寄せになるんですが、お客様既に2年以上ご使用されていますし、最新機種であれば本日お渡しできますので機種変更をオススメしますが・・・
発売から2年以上経っている機種だと、ショップに在庫がない場合があります。
そうすると取り寄せで時間がかかります。
また、2年以上経っていると新しい機種も出ているのです。
となると、機種変更でいいのかな?となりますよね。
私はキューバで事情聴取が5時間もかかったので、5時間をかける意味なかったなと思いました。
もちろん、何かのためにもらっておくに越したことはないと思うのですが、5時間かけて帰国後機種変更を選ぶと、ただの「紙切れ」でしかないのです。
紙切れに5時間…すっごく無駄と思いました。
というわけで、機種変でいい人なら、わざわざ証明書をもらう必要性もないのかな…と思いますが、これはキューバという特殊な場所だったからなのかもしれません。
事情聴取といえども、現場に行ったり警察に説明したりする時間はトータルで1時間前後くらいしかかっていないのです。
何に5時間の大半の時間を使ったか?
証明書作成に大半の時間を費やしました。
もしこの時点で機種変するから保険適用はしなくていいや…と思っていれば、証明書はいらないのです。と帰ることができたわけなんです。
でも私は、機種変の頭がないから、どうしても証明書が必要で、只管警察署のイスで座って待っていました。
なので、もし携帯の盗難に遭った際にお世話になる警察署で、証明書の発行に相当の時間を要するのであれば、証明書は要りません。でいいのかなと思います。
私の経験談及び周りの旅人の話の中で標的になりやすい方の特徴があります。
一番目は、誰もが想像出来ると思いますが、おば様世代。
これは同じ女性として、完全に同意します。
そして、意外に多いのが若くて旅慣れた人。
旅慣れていると、やはり初心者トラベラーより気持ち的に余裕があると同時に緩みがちなんですよね。
旅先で出会った人と会話の中で出てくるトラブルで、意外に旅慣れている人がスリに遭ったりしているとよく聞きます。
これも納得かな…と思います。
というわけで、当てはまりそうな方、私はあり得ないな…俺はないない!なんて思わずに、こういうこともあるんだと頭の片隅に置いていただければ幸いです。
ちなみに…キューバは意外に安全な国なのです
これだけスリの話を書いておいて説得力に欠けるのですが、旅人の中でも有名で、キューバは中南米の中でも断トツで治安のいい国なのです。
旅友達にキューバでiPhoneを盗られた話をすると、だいたい驚かれます。
誤解はしないで頂きたいのですが、「日本と比べて」治安が良いというわけではありません。
そんな先入観もあったことが私にとっては悪い結果となったので、あまり治安は良いですよ。と軽々しくも言えないのですが、そんなに危険な国ではないのです。
なんだかアメリカと仲が悪くて色々と言われてはいますが・・・
なので、キューバ旅行を考えている方、そんなに心配しなくても大丈夫です。
キューバって、そもそも情報がまだまだ少なくて、この記事がこの先キューバ旅行を検討している方の目に留まったときに、あまりにネガティブ過ぎると躊躇するかな…と思い、念のため本来のキューバに少し触れておこうと思いました。
最後に…
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事ですが、以前書いた記事をリライトしているのですが、実は削除しようと思っていた記事なんです。
私のブログは「旅の情報」をコンセプトに変更したので、昔の日記は消してしまおうと…
ただ、旅日記を少し入れつつ、何かしら注意喚起ができたら、それはそれで有益になるんじゃないか…と思ってリライトする事にしました。
もちろん、私のようにアッサリiPhone差し出す人も少ないのかもしれませんが、全くいないとは思えないんですね。
海外で警察にお世話になる日本人ってかなり多い状況ですし、オーストリアでは貴重品全て盗られてしまった日本人女性と仲良くなりました。
その方と2日間行動を共にし、その間に日本大使館にも行ったわけなんですが、その日に日本大使館にスリに遭って泣きついていた日本人が4名いました。
たまたまその日が多かったのか、それとも毎日こんな感じなのかは分からないのですが、世界中で日本人は標的になりやすい&警戒心が薄い傾向なんです。
私を含め・・・
もし、この記事を見たことがある方であれば、この盗られ方はしなくて済むんじゃないかな…と思いました。
ということで、今後もこのように旅日記に注意喚起を入れる形で、たまに旅日記も入れていこうと思いました。
皆様の旅のトラブルを少しでも軽減できる記事であれば嬉しいです♡