◆ATTENTION◆
2023年６月９日以降、新型コロナウイルス関連の入国規制は解除されており、インドネシア入国時の陰性証明書、ワクチン接種証明書の提示は不要、入国規制等も撤廃となっています。
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バリ州政府は、バリ州の文化及び自然の保護を目的として、2024年2月14日から、バリ島を訪問する外国人観光客に対し、「外国人観光客徴収金」を課し、一人あたり15万ルピアの徴収を開始する予定です。
在インドネシア日本国大使館：バリ州が徴収を予定している「外国人観光客徴収金」について | 在インドネシア日本国大使館
バリ島南部のリゾートエリアから車で約３時間ほどの場所に、観光客で混雑していない場所があります。
そこは、人混みが少なく、美しい黒と白の砂浜、色とりどりのサンゴ礁、ターコイズブルーの海が織りなす素晴らしい景色に、バリ島で最ものんびりとした時間の流れる魅力的な村アメッド（Amed）。
海辺でくつろいだり、シュノーケリングを楽しんだり、近くの山をハイキングしたり、都市部では体験できないのんびりとしたバリ島の旅をアメッドで体験してみませんか？
この記事では、バリ島東部にあるアメッドで訪れるべき場所、体験すべきアクティビティなどを紹介したいと思います。
バリ島：アメッド
デンパサール（Denpasar）から車で約３時間ほどの場所にあるアメッドは、バリ島東部の長い海岸沿いの漁村で、アメッド・ジェメルク（Jemeluk）・ブヌタン（Bunutan）・リパ（Lipah）・セラン（Selang）など、いくつかの異なる漁村からなっています。
ジェメルクを中心に広がる漁業、塩作り、養殖業で成り立っていた小さな漁村は、1980年代にこの場所にフランス人が移り住み、バンガローやダイビングショップなどをつくったことをきっかけに観光地化していき、世界的にも知られる場所となっていきました。
アメッド：行き方
アメッドはバリ島の北東端に位置し、バリ島の玄関口であるングラ・ライ国際空港（Ngurah Rai International Airport）からは車で約３時間ほどかかります。
空港では、アメッド行きのタクシーサービスを約IDR400,000で利用できます。
バリ島の中心であるクタ（Kuta）、サヌール（Sanur）、ウブド（Ubud）からは、パダンバイ（Padang Bai）、チャンディダサ（Candidasa）、ティルタ･ガンガ（Tirta Gangga）を経由するシャトルバス（プラマ社：Perama）が毎日運行しています。
アメッドのバス停は、アメッド･カフェ＆ホテル（Amed Cafe & Hotel）前と、ワヤン･レストラン･トランベン（Wayan Restaurant Tulamben）前になっています。
チャンディダサとロビナ（Lovina）からは、シャトルバスが定期的に運行していて、現在では道路が大幅に改善され、アメッドまで簡単に行くことができます。
アメッドに訪れる最も簡単な方法は、運転手付きのカーチャーターで、アメッドでは地元ドライバーによる送迎サービスが盛んです。
パダンバイまでであればIDR150,000以内で行くことができます。
バリ島の東にある島々から訪れる場合は、アメッド･シー･エクスプレス（Amed Sea Express）でロンボク島、ギリ･トラワンガン（Gili Trawangan）、ギリ･メノ（Gili Meno）、ギリ･アイル（Gili Air）からくることができます。
アメッド内：移動手段
アメッドでは、公共交通機関は非常に稀で、CulikからAasまでのベモ（ミニバス）がありますが午前中のみの運行で、それ以外で公共交通機関はありません。
アメッド観光で最も一般的なのは、運転手付きのカーチャーターや、バイクのレンタルになっています。
バイクのレンタルには免許証が必要です。
アメッドで訪れるべき場所＆体験すべきアクティビティ10選
アメッドは、バリ島の空港から最も遠い場所の一つであるため、バリ島内でも最も観光客の少ない観光スポットの一つで、時間の流れがゆっくりで、海岸の景色がとても美しく、バリ島でリラックスした休暇を過ごすのに最適の場所になっています。
多くのビーチで比較的プライバシーを保ってリラックスすることができ、ウブドやチャングーなどの賑やかな観光地よりも安価に旅行を楽しむことができます。
水の宮殿：ティルタ･ガンガ（Tirta Gangga）
1947年に、当時アムラプラ（Amlapura）を治めていたアナッ･アグン･アングルラー･クトゥッ王（Anak Agung Anglurah Ketut Karangasem）の週末の離宮として建てられたティルタ･ガンガは、今でも宗教儀式や祭りに使用されており、見事なバリ建築を鑑賞することができます。
色鮮やかな庭を散策し、癒しの力があると言われている水が出る噴水のあるプールで泳いでみましょう。
アメッドから車で約30分ほどの場所にあり、運転手付きの専用車で行くのが最も簡単な方法です。
| 開館時間 | 午前８時～午後５時 |
|---|---|
| 入場料 | IDR50,000＋プールIDR10,000 |
アメッド：ラハンガン･スイート（Lahangan Sweet）
ラハンガン･スイートは、木々に覆われた美しい丘のうえにある素晴らしい絶景ポイントで、アグン山（Gunung Agung）とアメッドの海の素晴らしいパノラマの景色を眺めることができます。
木の上に作られた展望台に上って、緑のライステラス、青く光る海岸線、バリ島で最も高いアグン山を見ることができます。
また、サンライズも綺麗に見ることができる場所で、晴れた日にはロンボク島（Pulau Lombok）まで見渡すことができます。
ラハンガン･スイートはIDR50,000（2023年８月時点）の入場料がかかりますが、いくつかの展望台があり、何種類ものインスタ映えする写真を撮ることもできます。
アメッドの中心部からは、バイクで30分ほどで行け、タクシーであれば往復でIDR50,000ほどで送迎してもらえます。
アメッドの近くにはSNSで有名になったランプヤン寺院（Pura Penataran Agung Lempuyang）がありますが、インスタ映え写真を撮るためには数時間待ちの列に並ぶ必要があるので、写真を撮ることが目的であるのなら、断然ラハンガン･スイートがお薦めです。
タマン･ウジュン（Taman Ujung）
ティルタ･ガンガから車で約30分ほどの場所にあるタマン･ウジュンは、1921年にアナッ･アグン･アングルラー･クトゥッ王によって建てられた水の王宮の史跡公園です。
地震の影響で長い間廃墟となっていましたが、2004年に美しく整備され、バリ、中国、ヨーロッパなどの様々な美しい建築物や彫刻があります。
庭園や池があり、静かな時間を過ごせます。
| 開館時間 | 午前８時～午後５時 |
|---|---|
| 入場料 | IDR100,000 |
アメッド：ソルト･センター（Amed Salt Center）
アメッドは何百年もの間、高品質の塩を生産してきました。
その独特の旨みと美味しさから、バリ島のカランガセム王（Karangasem）に献上されていたそうです。
アメッドの塩は海水を100％天日干しで作った塩で、天平棒を担いで何度も海水を汲み、汲んできた海水を砂にまいて濃い塩水を作り、さらにそれを天日で干すと塩の結晶ができます。
手作業で行われるこのプロセスは、何世代にもわたって受け継がれています。
一軒の生産者から一週間で５kgしか採れない貴重な塩なのです。
アメッド･ソルト･センターでは、この塩の採取について学ぶこともでき、貴重なアメッドの塩をお土産として購入することもできます。
この場所では、リゾートで優雅なバリ島ではなく、リアルなバリ島の側面に触れることができ、地元の人々と交流し、古代からの伝統を直接体験することができます。
| 開館時間 | ：午前９時～12時／午後１時～５時 |
|---|---|
| 定休日 | 日曜日 |
アメッド：ビーチで一日を過ごす
ビーチで一日を過ごすことは、アメッドで一番人気のアクティビティの一つです。
透き通った海、白い木造の漁船が並ぶ砂浜、そして静かで落ち着いた雰囲気を満喫してください。
美しい白砂と黒砂のビーチがいくつもあるので、タオルを敷いて本を手に取り、だれにも邪魔されずに日光浴を満喫できる時間を過ごしましょう。
観光客が少ない為、大きなビーチクラブなどがなく、混雑から逃れたい人には最適の場所です。
アメッド･ビーチ（Amed Beach）：黒い砂浜
ジェメルク･ビーチ（Jemeluk Beach）：シュノーケリングや海水浴に最適
リパ･ビーチ（Lipah Beach）：最も美しいビーチ
セラン･ビーチ（Selang Beach）：シュノーケリングに最適
イブス･ビーチ（Ibus beach）：とても静かなビーチ
アメッド：シュノーケリング＆ダイビング
アメッドは、透明度の高い海に豊富な海洋生物が多く生息していて、バリ島の中でシュノーケリングやダイビングに最適な場所の一つになっています。
岸からすぐにシュノーケリングができるようになっていて個人でもできるようになっていますが、深い場所などを希望する場合は、インドネシアの伝統的なジュクン（jukung：木造船）で沖合まで連れて行ってくれるガイドを雇うことも可能です。
ウミガメと一緒に泳ぎ、古代の寺院や第二次世界大戦中に沈没した日本の巡視船（Japanese Ship Wreck）を見たり、色とりどりのサンゴ礁を堪能してください。
◆ アメッド･リーフ（Amed Reef）
◆ 日本の巡視船沈没ポイント（Japanese Ship Wreck Point）
◆ USAT リバティ号の難破船（USAT Liberty Shipwreck）
◆ ジェメルク湾（Jemeluk Bay）
◆ リパ･ビーチ（Lipah Beach）
シュノーケルとフィンのレンタルは１日当たり約IDR50,000ほどから提供されています。
化学物質が海洋生物に害を及ぼすのを防ぐために、サンゴ礁に害のない日焼け止めを使用するようにしましょう。
アメッド：日常生活の体験
アメッドでお薦めのアクティビティの一つ、スクーターをレンタルしてアメッドを駆け抜けることです。
もちろん免許がある人のみです！
アメッドは、今でも漁村として成り立っています。
地元の田園生活や小さな農村などのコミュニティに触れることができ、静かで混雑のない場所での静かな休暇も素晴らしい経験になるのではないでしょうか。
海岸沿いに並ぶ伝統的な木造船、綱を引く漁師、朝獲れた新鮮な魚が買える賑やかな地元の市場などを目にすることができます。
アメッド滞在をより楽しくしてくれる伝統的な市場「Traditional Market Culik Village」は、アメッドの主要交差点にあり、地元の農産品を購入したりする場所です。
アメッドののんびりとした地元の人々はとてもフレンドリーな人が多く、気軽に交流が楽しめます。
トランベン（Tulamben）やリパなどのビーチに立ち寄ったり、雰囲気の良いカフェ「ベリーナ･ライス･テラス（BERINA RICE TERRACE）」で目の前に広がるライステラスを眺め、バリ島最高峰のアグン山を見ることができるブキット･シンタ（Bukit Cinta）に向かいましょう。
ブキット･シンタには、いくつかのカフェがあるので、アグン山の素晴らしい風景を見ることができるお気に入りのカフェを見つけてみてください。
ここでのリラックスした生活は、アメッドの人々が自然、宗教、家族を大切にしているからなのです。
アメッドには、バイクのレンタルショップがいくつもあり、一日あたりIDR50,000～でバイクのレンタルができます。
デポジットの支払、有効な運転免許証が必要になります。
バトゥール山（Gunung Batur）：日の出トレッキング
日の出とともに神聖な火山バトゥール山の頂上までハイキングし、バリ島全体を見渡す素晴らしい景色を眺めましょう。
比較的簡単（それでも３時間ほどかかります）なトレッキングで、丘や谷間から太陽が昇り、太陽に照らされたオレンジの雲が渦巻く素晴らしい景色が堪能できます。
早朝なので雲海が広がることも珍しくなく、幻想的なバリの山々を堪能したら、バトゥール温泉（Batur Natural Hot Spring）に行き、疲れた身体を癒すなんて、最高の贅沢ではないでしょうか。
バトゥール山の日の出トレッキングは、多くのツアーがあるので、ツアーを予約していくことをお薦めします。
温かい羽織と歩きやすい靴、水分や軽食などを持参することをお薦めします。
アメッド：夕日観賞
アメッドの夕日は、丘や海が美しいピンクとオレンジの色合いに変わる壮大な夕日が有名な場所です。
夕日を眺めるのにお薦めの場所は、郷土料理を提供してくれるシー･ユー･アゲイン･カフェ（See You Again Cafe）、ブルー･アース･ビレッジ（Blue Earth Village）、ジェメルク湾（Jemeluk Bay）のサンセットポイントです。
ジェメルク湾のサンセットポイントの最低利用料金はIDR100,000の設定がありますが、最高に素晴らしいサンセットを見ることができるので、特に高く感じることはないでしょう。
日が沈んだ後は、最高の星空が待っています！！
アメッド：お薦めカフェ＆レストラン
アメッドは昔から漁村であるため、アメッド滞在中は獲れたての美味しい魚介類をぜひ試してみてください。
また、アメッド周辺では農業も盛んなため、素晴らしい有機野菜や果物も多く生産されています。
そんな地元の食材をふんだんに使った郷土料理を食べてみましょう。
食費をかけたくない、低予算で抑えたいという方は、インドネシア料理のナシゴレンやガドガドなどが味わえる地元の小さなレストランなどをお薦めします。
少し豪華な食事を楽しみたい場合は、ビーチサイドにあるレストランが雰囲気もあってお薦めです。
アメッド：宿泊施設
アメッドは長い海岸線に広がっているため、場所によっては端から端まで移動するのに30分ほどかかる場合があります。
滞在日数にもよりますが、あまり滞在期間がない場合は、宿泊場所の選択はミスしないようにしたいですね。
２～３泊ほどできればアメッドを楽しむのに充分な時間を確保することができます。
宿泊場所としてのお薦めエリアは、ジェメルク･ベイまたはリパ･ビーチ周辺に滞在すると便利です。
ジェメルク･ベイやリパ･ビーチ、アメッド･ビーチ周辺であれば、カフェやツアー会社が数多くあり、ホテルやホステルの選択肢もたくさんあります。
最後に･･･
アメッドは、空港から遠いこともあり観光客が少なく、外国人観光客料金の設定がないため、バリ島内でも安い旅費で楽しむことができる場所です。
ハイシーズン（６～８月）は若干料金が高くなります。
５月ごろから９月頃までは、アメッド滞在に最適な時期で、乾燥した空気によって景色がより鮮明に見えたり、ダイビングやシュノーケリングを行う際に視界が良くなっています。
ただ、ハイシーズンでもあるため、人気の観光スポットは混雑することがあります。
アメッド周辺のネット環境は、クタなどの中心部に比べて不安定な部分もあるので、宿泊先を決める際など、レビューの確認をしてください。
アメッドでバリ島のリアルな日常を体験してみませんか？
