コペンハーゲン:ローカル気分で楽しむ北欧の歩き方【デンマーク】

北欧デザイン、美味しいデニッシュ、そしておとぎ話のような街並み…デンマークの首都コペンハーゲンは、どこを切り取っても絵になる魅力的な都市です。

 

しかし、一言でコペンハーゲンと言っても、エリアによってその表情は驚くほど異なり、カラフルな建物が並ぶ王道の「ニューハウン」、洗練されたショップが集まる「インナーシティ(Indre By:中心街・中心部)」、そして若者に大人気のエッジの効いた「ネアブロ(Nørrebro:最も多様性と活気に満ちたカルチャーの発信地)」など、どこを拠点にするかで旅の印象はガラリと変わります。

 

この記事では、初めてのコペンハーゲン旅行でも迷わないよう、主要エリアをそれぞれの特徴や見所とともに紹介したいと思います。

 

 

File:Christiansborg fra Nikolaj Kirken.jpg

 

コペンハーゲン:ローカル気分で楽しむ北欧の歩き方

皆さんは、コペンハーゲンにどんなイメージをお持ちですか?

 

「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉に代表されるような、心地よくて温かい時間を過ごしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

 

コペンハーゲンを120%楽しむコツは、観光地を詰め込むのではなく、それぞれの「街の空気感」に浸ること。

 

この記事では、お洒落なカフェや雑貨屋さんがひしめく最旬エリアから、地元の人々で賑わう緑豊かなエリアまで、コペンハーゲンの魅力をエリア別に紹介したいと思います。

 

ガイドブックには載っていない、一歩踏み込んだローカルな魅力を体験しに出かけましょう。

 

中央駅&市庁舎前広場エリア:街の玄関口と心臓部

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コペンハーゲンに到着した旅行者が最初に足を踏み入れるのが、この中央駅周辺エリアです。

 

空港からのアクセスが抜群に良く、一歩外に出れば、歴史的な建築と近代的なシティライフが融合した活気ある風景が広がっています。

 

観光の拠点としてはもちろん、ここから街のメインストリートが始まっているため、コペンハーゲン歩きのスタート地点として絶対に外せない場所です。

 

コペンハーゲン中央駅

(Københavns Hovedbanegård)

1911年に開業した歴史ある駅舎は、木造の美しいアーチ天井が心象的で、どこかノスタルジックな雰囲気が漂います。

駅構内にはカフェやベーカリー、スーパー、ドラッグストアなどが充実していて、旅の準備やちょっとしたお土産選びにも便利です。

市庁舎前広場

(Rådhuspladsen)

中央駅から徒歩5分。

105mの高さを誇る塔が目印の市庁舎(Københavns Rådhus)の前に広がる、街で最も賑やかな広場です。

ここからヨーロッパ最長級の歩行者天国「ストロイエ(Strøget)」が始まります。

広場周辺には、アンデルセンのブロンズ像や、北欧神話に登場する「ゲフィオンの泉(Gefionspringvandet)」のレプリカなど、見逃せないモニュメントが集まっています。

チボリ公園

(Tivoli)

中央駅と市庁舎前広場の間に位置する、1843年開園の世界最古級のテーマパーク。

アンデルセンが通い、ウォルト・ディズニーがディズニーランドのモデルにしたことでも有名です。

レトロなアトラクションだけでなく、美しい庭園やイルミネーション、お洒落なレストランが集まる「チボリ・フードホール」もあり、大人も楽しめます。

 

💡オススメのフォトスポット
  • アンデルセン像
  • チボリ公園のメインゲート
  • 中央駅の木造ホーム

 

地彫り公園を見上げるように佇むアンデルセンのブロンズ像は、定番の記念撮影スポットで、少しローアングルから、市庁舎の建物と一緒に写すと迫力が出ます。

 

夕暮れ時から夜にかけてのチボリ公園のメインゲートは、クラシカルな門がライトアップされ、一気におとぎ話の世界のような雰囲気になります。

 

中央駅のプラットホームに降りる階段付近から、大きなアーチ状の天井と行き交う列車を構図に収めると、ヨーロッパの鉄道旅らしい旅情溢れる1枚になります。

 

中央駅周辺は、主要観光地へのバスや電車、メトロが網羅されているため、ホテルを構える拠点としては最高に便利です。

 

ただ、駅の西側(ヴェスタブロ:Vesterbro地区の一部)は、夜になると少し雰囲気が変わる路地があり、治安自体は悪くありませんが、夜遅くに一人で歩く際は、大通り(Vesterbrogade)を利用するのがオススメです。

 

ストロイエ(Strøget)周辺:北欧デザインと活気に満ちた中心地

File:Strøget, Copenhagen.jpg

 

市庁舎駅前広場からコンゲンス・ニュートー広場(Kongens Nytorv)まで、街の中心部を東西に貫く約1.1kmの世界最長級の歩行者天国、それが「ストロイエ」です。

 

ここは単なる一本の通りではなく、いくつもの美しい広場や歴史的建造物、そして最先端の北欧デザインショップがひしめき合う、コペンハーゲン最大のショッピング&観光エリアです。

 

車を気にせず、美しい街並みを眺めながらぶらぶら歩くだけで、北欧の洗練された空気感を肌で感じることができます。

 

北欧デザインの聖地

(フラッグシップストア)

ストロイエには、デンマークが世界の誇る名門ブランドの美しい本店が集結しています。

ロイヤルコペンハーゲン(陶磁器)、ジョージ・ジェンセン(ジュエリー・銀製品)、イルムス・ボリフス(インテリアデパート)などが並び、ウィンドウショッピングをするだけでもタイムレスなデザインの魅力に触れることができます。

アマートーゥ広場

(Amagertorv)

ストロイエのちょうど中間地点にある、街で最も美しいといわれる広場で、中央にある「コウノトリの泉(Storkespringvandet)」は、地元の人々の定番の待ち合わせ場所です。

デンマークの学生たちが卒業時にこの泉の周りで踊る伝統行事の舞台としても有名です。

ラウンド・タワー

(Rundetårn)

ストロイエから少し北の路地に入った場所にある、17世紀に建てられたヨーロッパ最古の天体観測台で、タワーの内部には階段がなく、最上階まで緩やかな螺旋状の傾斜路が続いています。

お城の馬車が登れるように作られたこの道を登りきると、コペンハーゲンのオレンジ色の屋根が広がる絶景を一望できます。

 

💡オススメのフォトスポット
  • アマートーゥ広場のテラス席と街並み
  • ラウンド・タワーの「らせん通路」
  • ストロイエの路地裏(Larslejsstræde・Studiestrædeなど)

 

広場を囲むルネサンス様式の美しい建物と、賑わうカフェのテラス席を一緒に写すと、ヨーロッパらしい華やかなスナップ写真になります。

 

白壁と窓から差し込む光、そしてどこまでも続くような美しい曲線の通路は、どこを切り取ってもアートのような、ラウンド・タワーのラセン通路。

 

メイン通りから一歩脇に入ると、パステルカラーの古い建物や、石畳の静かな路地が広がっていて、ストロイエの喧騒とは一味違う、隠れ家的な雰囲気を切り取ることができるストロイエの路地裏。

 

ニューハウン(Nyhavn)周辺:おとぎ話の世界が広がる王道絶景

File:Nyhavn, Copenhagen.jpg

 

「コペンハーゲン」と聞いて誰もが最初に思い浮かべるのが、運河沿いに木造のカラフルな木組みの家々がずらりと並ぶ、このニューハウンの景色ではないでしょうか。

 

17世紀に築かれた「新しい港(Nyhavn)」は、かつて世界中から船乗りが集まる活気溢れる港町でした。

 

現在では、その歴史ある建物がリノベーションされ、お洒落なレストランやカフェが軒を連ねる、街一番の活気あるエンターテイメントエリアへと生まれ変わっています。

 

カラフルな歴史的建造物

(運河の北側)

運河に沿って並ぶパステルカラーや原色の建物は、地区300年以上の歴史を持つものばかり。

特に「18番地」「20番地」「67番地」は、童話作家アンデルセンがかつて暮らし、数々の名作を執筆した執筆小屋(家)として有名です。

建物のプレートに彼の名前が刻まれているので、歩きながら探してみるのも楽しみの一つです。

運河クルーズ

ニューハウンの入口からは、コペンハーゲンの主要観光スポットを水上から効率よく巡るボートクルーズが発着しています。

低い橋をすれすれで潜り抜けながら、人魚の像やオペラハウス、クリスチャンハウンの美しい運河をめぐる約1時間のツアーは、コペンハーゲン観光の定番です。

コンゲンス・ニュートーゥ広場

(Kongens Nytorv)

ニューハウンのすぐ手前に広がる、クラシカルな美しさを持つ大広場で、デンマーク王立劇場(Det Kongelige Teater)や高級百貨店「マガシン・デュ・ノール(Magasin du Nord)」に囲まれていて、春から夏にかけては美しい花々が咲き誇り、多くの人で賑わいます。

 

運河沿いのテラス席で楽しむビールや食事は最高ですが、観光地の一等地ということもあり、お値段は少々高めです。

 

もし、予算を抑えつつ雰囲気を楽しみたいなら、近くのスーパーでデニッシュや缶ビール(デンマーク名物のカールスバーグなど)を買い、地元の人たちに混ざって運河の木枠に腰掛けてピクニック気分を味わうのが最も「ヒュッゲ(心地よい時間)」な過ごし方です。

 
💡オススメのフォトスポット
  • 運河の対岸からのパノラマショット
  • 夕暮れ時(マジックアワー)のライトアップ
  • アンデルセンが住んだ家(20番地など)

 

ニューハウンの前景を綺麗に収めるなら、レストランが並ぶ側と反対側の岸(南側)から撮影するのが鉄則。

 

運河に浮かぶクラシックな木造船、カラフルな建物、そして空のコントラストが、まるで絵葉書のような1枚になります。

 

日か沈みかける時間帯は、建物や街灯の明かりが運河の水面にゆらゆらと反射し、おとぎ話のようなロマンチックな雰囲気が最高潮に達します。

 

アンデルセンが「火うち箱」などの最初の童話を執筆したといわれる赤い建物を背景に、レトロな看板や窓辺を切り取るスナップ写真も素敵です。

 

アメリエンボー宮殿(Amalienborg)周辺:気品漂う王室の舞台

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ニューハウンの喧騒を抜け、北へ向かって石畳の道を少し歩くと、一気に厳かで気品溢れる空気に包まれます。

 

ここが、現在もデンマーク王室の居城として使われている「アメリエンボー宮殿」の周辺エリアで、ヨーロッパの多くの王宮とは異なり、高い高い城壁や柵がなく、八角形の美しい広場に4つのシンメトリーな宮殿が佇むスタイルが特徴です。

 

王室と市民、そして旅行者との距離の近さを実感できる、コペンハーゲンならではのノーブル(高貴)な魅力を放つ場所です。

 

アメリエンボー宮殿と衛兵の交代式

(Den Kongelige Livgarde)

広場を囲む4つの宮殿のうち、現在も王族が暮らす宮殿にデンマーク国旗が掲げられている日は、王室メンバーが在宅しているサインです。

毎日正午に行われる「衛兵の交代式」はエリア最大のハイライト。

フレデリクス教会

(Frederiks Kirke)

通称「大理石教会(Marmorkirken)」と呼ばれていて、宮殿広場から西を向くと正面に見える、巨大なドームが印象的な教会です。

1894年に完成したこの教会は、スカンジナビア最大級のドームを誇り、内部の総大理石造りの空間は息を呑むほどの美しさで、一歩足を踏み入れると、外の静けさと相まって神聖な雰囲気に包まれます。

王の庭園とローゼンボー城

アメリエンボー宮殿から徒歩10分ほど西へ進むと、緑豊かな「王の庭園(Kongens Have)」と、おとぎ話に出てくるような「ローゼンボー城(Rosenborg Slot)」が見えてきます。

ここはかつて王室の夏の離宮として建てられたクリスチャン4世の城で、現在は王室のまばゆいクラウンジュエル(宝飾品)が展示されていて、地元の人々が芝生でピクニックを楽しむ憩いの場でもあります。

 

💡オススメのフォトスポット
  • 大理石教会を背景にしたフレデリク5世(Frederik5)の騎馬像
  • クマの毛皮帽の衛兵と青いボックス
  • ゲフィオンの泉とカステレット要塞への道

 

アメリエンボー宮殿広場の中央に立つ騎馬像越しに、大理石教会の美しいドームを正面に捉えるアングルは、広場の対称性と建築の美しさが際立つ、最もコペンハーゲンらしい格調高い1枚になります。

 

広場に点在する、ハート型のくり抜きが可愛い「赤い衛兵のボックス」の横に立つ衛兵さんの姿は、交代式以外の時間でも静かに警備を続けていて、クラシカルな制服が石畳に美しく映えます。

 

宮殿からさらに北へ運河沿いを進んだ、大迫力のゲイフォンの泉、星型の城郭が美しいカステレット要塞、この周辺の緑と水辺のコントラストは、お産の歩スナップに最適です。

 

毎日12:00から始まる交代式ですが、衛兵たちは11:30頃にローゼンボー城を出発し、街を通ってアメリエンボー宮殿へと行進して来ます。

 

宮殿広場でじっくり見たい場合は、11:45頃には広場に到着しておくのがオススメで、遮るもののない広い空間ですが、正面のポジション(大理石教会側から入ってくるルートが見える場所)は早くから人が集まるため、少しはやめの行動が吉です。

 

クリスチャンハウン(Christianshavn)周辺:水辺に広がるローカル&自由なカルチャー

File:Christianshavncanal2006.jpg

 

コペンハーゲン中央駅やストロイエ周辺の都会的な雰囲気から一歩はなれ、長い端を渡った先にあるのが「クリスチャンハウン」です。

 

17世紀初頭、当時の国王クリスチャン4世(Christian IV)がオランダの都市をモデルに築いたこのエリアは、街を縦横に流れる美しい運河が最大の特徴で、水面に浮かぶカラフルなボートや、古い倉庫を改装したお洒落なカフェが並び、「北欧のベネチア」とも称されるほど風情豊かな景色が広がっています。

 

一方で、1971年にデンマーク軍の兵舎跡を占拠したヒッピーたちによる独自の自治文化を持つ自治区「クリスチャニア(Christiania)」を内包するなど、一言では表せない多様でディープなカルチャーが息づく、コペンハーゲンで最もエキサイティングなエリアの一つです。

 

救世主教会

(Vor Frelsers Kirke)

クリスチャンハウンのシンボルである、黒と近の美しい螺旋階段が天に向かって伸びる教会で、この渦巻き型の尖塔は外側に階段がついていて、実際に最上部まで登ることができます。

頂上からは、コペンハーゲンの街並みと張り巡らされた運河を一望する360度の大パノラマが楽しめます。

クリスチャンハウン運河

(Christianshavns Kanal)

観光地化されたニューハウンに比べ、こちらは地元の人々がボートの縁に座ってワインを飲んだり、お喋りを楽しんだりする、よりローカルで穏やかな時間が流れています。

クリスチャニア

(Fristaden Christiania)

1971年にヒッピーたちによって選挙された軍跡地から始まった、独自のルールを持つヒッピー自治区で、エリア内にはアートな壁画、手作りの家々、オーガニックカフェなどが集まり、独特の自由な空気が漂っています。

コペンハーゲンのもう一つの側面を知る上で、とても興味深いスポットです。

 

💡オススメのフォトスポット
  • 救世主教会の尖塔
  • 運河に映るヴィンテージボートと並木道
  • クリスチャニアの入口

 

救世主教会の尖塔は、下から見上げるらせん状の尖塔は青空に映える唯一無二のデザインで、高所恐怖症でなければ、頂上から見下ろすクリスチャンハウンの星形の運河の地形をぜひカメラに収めてください。

 

レトロな木造ボートが水面に揺れる様子と、運河沿いの緑豊かな並木道は、ニューハウンよりも「生活館のある美しさ」を切り取ることができます。

 

クリスチャニアの出入り口にある木造のゲートには「ここからEUを離れます」といったユニークなメッセージやアートが施されていて、象徴的な1枚になります。

 

クリスチャニアは観光客にも解放されていますが、一般的な観光地とは異なり、特にメイン通りの「Pusher Street」周辺では、「写真・動画撮影の禁止」などのローカルルール(看板有)があります。

 

また、夜間の訪問は避け、日中の明るい時間帯にリスペクトを持って散策するのが、安全に楽しむための鉄則です。

 

スロッツホルメン(Slotsholmen)周辺:コペンハーゲン発祥の歴史息づく島

ファイル:ニコライ・キルケンのクリスチャンボーグ.jpg

 

ストロイエから少し南へ歩き、運河に架かる短い橋を渡ると、そこは「スロッツホルメン(城の島)」と呼ばれる小さな島です。

 

ここは12世紀にアブサロン大司教(Absalon)が最初の城を築いた、まさにコペンハーゲン発祥の地で、現在は、デンマークの国会、首相官邸、最高裁判所が全て集まる国家の中枢であり、世界的にも珍しい「三権」が1つに集約された島となっています。

 

周囲をぐるりと運河に囲まれたこのエリアは、重厚なレンガ造りの宮殿や歴史的な建造物が密集していて、まるでタイムスリップしたかのような厳かな空気が漂う大人向けの散策スポットです。

 

クリスチャンスボー城

(Christiansborg Slot)

島の大部分を占める、ネオ・バロック様式の壮大な宮殿で、かつては王室の居城でしたが、現在は国会や最高裁判所として使用されています。

宮殿内の一部は一般公開されていて、豪華絢爛なタペストリーや広間を見学できます。

また、ここの中央塔(Tårnet)はコペンハーゲンで最も高いタワーの1つで、無料で登ることができます。

旧証券取引所

(Børsen)

17世紀にクリスチャン4世によって建てられた、オランダ・ルネサンス様式の美しい建物で、4頭の竜の尾が組み合ったユニークな尖塔は、コペンハーゲンの空を彩る象徴的なシルエットとして長年愛されてきました。

王立図書館

(Det Kgl. Bibliotek)

 歴史的な旧館から運河側へ進むと、突如現れる真っ黒なガラス張りの近代建築で、その外観から「ブラック・ダイヤモンド」の愛称で呼ばれています。

内部は光が差し込む美しいアトリウムが広がり、歴史あるスロッツホルメンの中で「過去と未来の融合」を感じられる建築美の傑作です。

 

コペンハーゲンで高い場所からの景色といえば、「ラウンド・タワー」や「救世主教会」が有名ですが、どちらも入場料がかかり、階段を自力で登る必要がありますが、クリスチャンボー宮殿の「中央塔」が入場料無料かつエレベーターで上まで行くことができます。

 

入口でのセキュリティチェックはありますが、比較的混雑も少なく、快適に絶景を楽しめる最高の穴場スポットです。

 

💡オススメのフォトスポット
  • クリスチャンボー宮殿のタワーからの眺望
  • ブラック・ダイヤモンドの水面への映り込み
  • 宮殿裏のロイヤル・ライブラリー・ガーデン(Kongelige Biblioteks Have)

 

クリスチャンボー宮殿の無料で登れる展望台からは、赤レンガの街並みや運河、遠くのコペンハーゲン中央駅まで見渡せる絶景が広がり、カメラの広角レンズで街全体を切り取るのがオススメです。

 

対岸(クリスチャンハウン側)から運河越しに撮影すると、黒い花崗岩とガラスの壁面が水面に綺麗に反射し、非常にモダンでアートな一枚になります。

 

王立図書館の旧館に隠れるように存在する、緑豊かな美しい庭園は、中央の噴水と季節の花々、そして静寂な空間は、コペンハーゲンの隠れたいヤシスポットとして写真映えします。

 

カステレット要塞(Kastellet)周辺:最北端に佇む歴史の足跡

File:Kastellet aerial.jpg

 

コペンハーゲンの北側に位置する「カステレット要塞」周辺は、豊かな自然と歴史、そして穏やかな水辺の景色が美しく調和したエリアです。

 

1626年にクリスチャン4世によって建設が始まり、後にオランダのエンジニアによって強固な要塞へと改修されたこの場所は、上空から見ると見事な「五角形の星形」をしていることで知られています。

 

現在は役目を終え、市民や旅行者がジョギングやピクニックを楽しむ美しい広大な広場として開放されていて、洗練された都会の喧騒から少し離れ、北欧の心地よい風を感じながらのんびりと歩くのに最高のスポットです。

 

カステレット要塞

(Kastellet)

要塞を囲む土手(城壁)の上は、緑豊かな遊歩道になっていて、周囲の運河や街並みを見渡しながらお散歩が楽しめます。

敷地内には、現在も軍の施設として使われているクラシカルな「兵舎」が整然と並んでいるほか、歴史的な「オランダ風車」が今もなお美しい姿を残していて、独特の情緒を醸しだしています。

人魚姫の像

(Den Lille Havfrue)

要塞の北東側、運河沿いの海岸線にひっそりと佇む、アンデルセンの童話をモチーフにした世界的に有名なブロンズ像です。

彫刻家エドヴァルド・エリクセンによって1913年に制作されて以来、コペンハーゲンの絶対的なシンボルとして世界中から多くの観光客が訪れます。

「世界三大がっかり」などと言われることもありますが、波打ち際で静かに海を見つめる姿はどこか哀愁があり、実際に訪れてみると深い趣が感じられます。

ゲフィオンの泉

(Gefionspringvandet)

要塞の南側の入口付近にある、北欧神話の女神ゲフィオンが4頭の雄牛(実は彼女の息子たち)を操ってシェラン島(Sjælland:コペンハーゲンにある島)を切り拓いたという伝説をモチーフにした大迫力の噴水です。

そのすぐ隣には、イギリス国外では珍しい儀シック様式の美しい「聖アルバニ教会」が佇み、水面に映るその姿は息を呑む美しさです。

 

💡オススメのフォトスポット
  • 聖アルバに教会とゲイフォンの泉
  • 要塞内の「木造の風車」と赤い兵舎
  • 人魚姫の像と対岸の近代建築

 

勢い良く水が噴出すダイナミックな泉の背景に、シャープな尖塔を持つ聖アルバニ教会を収めるアングルは、まるでイギリスの田舎町に迷い込んだかのような、とても絵になる1枚になります。

 

土手の上から、鮮やかな緑の芝生、北欧らしい深い赤壁の兵舎、そしてレトロな風車を一緒に切り取ると、ここがかつて要塞だったことを忘れてしまうほどの、長閑で美しい風景写真が取れます。

 

人魚姫の像を撮影する際は、少し角度を変えて、運河の対岸にある近代的なリフレッシュ工場などウォーターフロント建築を背景に入れると、「歴史あるシンボルと現代としコペンハーゲン」という対比がお洒落に表現できます。

 

観光ツアーの定番ルートである人魚姫の像は、お昼を過ぎると大型バスが次々と到着し、像の周りは記念撮影をする人で大混雑になります。

 

人だかりで像が小さく見えてしまうことが「がっかり」の原因になることも…

 

おすすめは、朝の爽やかな時間帯の訪問で、まだ観光客が少ない静かな海岸線で、朝日に照らされる人魚姫の像を眺めるのは格別です。

 

ローゼンボー城(Rosenborg Slot)周辺:四季折々の緑と歴史が融合する都会のオアシス

File:Rosenborg Castle in Copenhagen2.jpg

 

コペンハーゲンの賑やかなショッピング街から少し北へ歩を進めると、広大な緑の敷地の中に、美しい気品あるお城が姿を現します。

 

これが、17世紀初頭に高名な国王クリスチャン4世の夏の離宮として建てられた「ローゼンボー離宮」です。

 

お城を囲む「王の庭園」はデンマークで最も古い王立公園であり、現在は地元の人々が芝生に寝転んで日光浴やピクニックを楽しむ、最高の癒しスポットで、歴史的な気品と、市民の心地よい日常が美しく調和した、コペンハーゲンの魅力を象徴するエリアです。

 

ローゼンボー城

(Rosenborg Slot)

オランダ・ルネサンス様式のロマンチックな外観が目を引くお城で、現在は博物館として公開されていて、かつての王たちのきらびやかな生活空間がそのまま残されています。

最大のハイライトは、地価の宝物庫に眠る「デンマーク王室のクラウンジュエル(王冠や宝飾品)」で、本物の輝きを放つ四方の数々は、息を呑むほどの美しさです。

王の庭園(Kongens Have)とローズガーデン

お城の周囲に広がる広大な公園で、特に夏(6~8月頃)になると、お城を背景に色鮮やかなバラが咲き誇るローズガーデンが見ごろを迎え、エリア一帯が甘い香りに包まれます。

園内にはルネサンス様式の彫刻や、アンデルセンのブロンズ像なども点在していて、宝探し感覚でお散歩が楽しめます。

コペンハーゲン大学植物園

(Botanisk Have)

ローゼンボー城のすぐ西側に隣接する、ロンドン風の美しいガラスドーム(温室)がシンボルの植物園で、1874年に建てられた温室「パームハウス」の内部には、螺旋階段があり、熱帯雨林のような植物を上から見下ろすことができます。

 

ローゼンボー城の内部(特に地価の宝物庫)は世界中からの観光客で常に人気が高く、入場は「日時指定の完全予約制」が基本となっています。

 

当日券が売切れてしまうことも多いため、お城の中に入って本物の王冠を拝みたい方は、旅行が決まったらすぐに公式サイトでオンラインチケットを確保しておくのがベストです。

 

💡オススメのフォトスポット
  • ローズガーデン越しに見上げるローゼンボー城
  • お城を囲む「堀」と水面の反射
  • 植物園の「パームハウス」の螺旋階段

 

初夏から夏にかけてのベストアングルは、ローズガーデン越しに見上げるローゼンボー城で、手前に満開のバラの花々を大きく写し、背景にお城の先頭を配置すると、まるでディズニー映画の世界に入り込んだかのようなロマンチックな1枚になります。

 

ローゼンボー城の周りには美しい堀が巡らされていて、風のない穏やかな日には、レンガ造りの美しい城壁が水面に綺麗に上下反転して映り込みます。

 

白く塗られたレトロな螺旋階段と、それを覆うように茂る青々とした熱帯植物は、城と緑のコントラストがとてもスタイリッシュで、フォトジェニックな写真が撮れます。

File:Copenhagen City Hall on Rådhuspladsen (City Hall Square).jpg

 

最後に…あなたにピッタリのエリアで、最高の「ヒュッゲ」を体験しよう

コペンハーゲンの魅力的な8つのエリアを紹介してきましたが、気になる街は見つかりましたか?

最後に、今回ご紹介したエリアの特徴をもう一度おさらいしてみましょう。

 

中央駅&市庁舎前広場周辺 空港アクセスの拠点。チボリ公園やおとぎ話の雰囲気を最初に味わう街
ストロイエ周辺 洗練された北欧デザインのショッピングと歴史的な広場を巡る中心地
ニューハウン周辺 アンデルセンも愛した、カラフルな建物と運河が織り成す王道の絶景スポット
アメリエンボー宮殿周辺 麗しき王宮と大理石教会、気品ある衛兵交代式に出会うエリア
クリスチャンハウン周辺 「北欧のベネチア」と称されるローカルな運河と自由なカルチャーの街
スロッツホルメン周辺 コペンハーゲン発祥の地。重厚な宮殿とモダンな「ブラック・ダイヤモンド」が融合する島
カステレット要塞周辺 星型の城郭に広がる緑と、世界的なシンボルに出会う
ローゼンボー城周辺 おとぎ話の城と四季折々の緑に癒される、都会のオアシス

 

コペンハーゲンは、ヨーロッパのほかの大都市に比べてと持てコンパクト。

 

主要な見所がギュッと凝縮されているため、少しアクティブに歩けば、1~2日の滞在でもこれらの異なる表情を持つエリアをたくさん巡ることができます。

 

王道の絶景に感動したり、運河沿いで地元の人たちに混ざってのんびりビールを飲んだり、お気に入りの北欧デザインを探したり…

 

あなただけの心地よい時間(ヒュッゲ)を見つけに、ぜひコペンハーゲンへ出かけてみてください。