ラオスはルアンパバーン(Luang Phabang)の旅で必ず訪れるべき場所の一つ、クアンシーの滝(Kuang Si Waterfall)。
ルアンパバーンの中心から約30kmの場所にある、メコン川(Mekong River)の支流となっている滝は、流れ落ちる水がとても綺麗なことで有名で、世界中の観光客の間で人気のハイキングスポットとなっています。
クアンシーの滝は何層にも別れて流れ落ちているのですが、石灰岩でできた滝壺がそれぞれにあって、大自然のプールとなっています。
「ルアンパバーン 観光」などで検索すると、間違いなく乳白色のプールの写真を数多く目にすることでしょう。
この記事では、そんな大自然の中にある天然のプール、クアンシーの滝を堪能するために、必要なこと全てを書きたいと思います。
クアンシーの滝に行く前に、ルアンパバーンで世界最大の托鉢体験をお勧めします。
托鉢で邪念を捨て、身も心もキレイにした状態でクアンシーの滝で癒される。
何だか運気が上がりそうな気がしませんか?
クアンシーの滝(Kuang Si Waterfall)
場所 | 片道:ルアンパバーン中心部から約29km |
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落差 | 50m |
営業時間 | 8:00~17:00 |
入場料 | 20,000kp(約230円) |
クアンシーの滝:行き方
クアンシーの滝は、ルアンパバーンの中心から約29kmの場所にあり、車で45~50分程度になります。
アクセス方法がいくつかあるので、自身の行きやすい方法を選択しましょう。
◆ トゥクトゥク・ソンテウ
◆ レンタルバイク
◆ ホテル・ホステルでの手配
◆ 現地ツアー
◆ オプショナルツアー予約サイト
トゥクトゥク・ソンテウ
この方法が最も旅行客が選択するアクセス方法になります。
トゥクトゥク・ソンテウは、ルアンパバーンの至るところにいるので探すまでもなく、むしろ運転手から「クアンシー?」なんて声をかけてくる場合もあるので、そのまま交渉しても良いと思います。
長距離なので、ほとんどの場合がソンテウだと思うのですが、ソンテウとは軽トラの二台が座席になっているタイプのものです。
1台貸切:150,000~250,000kp
他の観光客とシェア:35,000~50,000kp
一人旅女子、シェアする人がいない…と思いがちですが、結構一人旅の方がシェアできる人を探しているので、そんなに困らないと思います。
これは私の個人的な感想ですが、ラオスは東南アジアあるあるのボッタクリがそんなに横行している印象を持ちませんでした。
全く商売っ気がないのか、多少上乗せ金額を言ってくる人もいるのですが、こちらが金額を提示するとアッサリOKしてくれることが多いです。
かといって、調子に乗って下げすぎないでくださいね。
相手も生活があるのですから…
ただ、人によってはボッタくられたなんて経験談も聞きますので、私が出会った人がたまたま良かっただけなのか…その辺は不明です。
レンタルバイク
ルアンパバーンの中心であれば、至るところにレンタルバイク屋さん?があります。
また、レンタルバイクの貸出をしているホテル・ホステルもあるので、まずは宿泊施設に確認してみてください。
24時間:100,000~200,000kp
レンタルする際には、ほとんどの場所でパスポートとデポジットが必要となります。
クアンシーの滝までの道のりの道路事情がとても悪く、陥没している場所がかなりあるので、運転にはくれぐれも注意しましょう。
他の東南アジアの国に比べて交通量はそこまで多くなく、そういった面での危険はあまりないかと思いますが、とにかく道路事情は悪いので、事故に遭わないようくれぐれも気をつけてください。
ホテル・ホステルでの手配
恐らく何処のホテルに宿泊しても、クアンシーの滝送迎のツアーに申込めるかと思います。
宿泊施設によっては、手数料を取られたりすることもあります。
乗り合いミニバン:50,000kp~
現地ツアー
ルアンパバーンの中心にはツアー会社が多数あります。
そのほとんどは内容は全く同じですが、多少金額の違いがあるので、時間がある方はいくつかツアー会社を見てから決定しても良いと思います。
乗り合いミニバン:40,000kp~
オプショナルツアー予約サイト
こちらの方法はかなり割高になるので、あまり使用される方はいないかと思いますが、念のため情報として記載しておきます。
だいたいどのツアーもクアンシーの滝といくつかの観光地を巡るツアーになっています。
クアンシーの滝:ベストシーズン
クアンシーの滝を訪れるベストシーズンは、滝に迫力を求める方であれば雨季がお勧めですが、12~5月までの乾季の時期がお勧めです。
多くの方が魅せられた写真の景色は、そのほとんどが乾季に撮られたものが多いです。
ただ、観光シーズンのためかなり混雑しています。
そんな観光シーズンでも混雑を避けたい場合は、平日の朝早くに到着するようにルアンパバーンを出発してください。
午前中はそこそこ空いていて、お昼前頃から多くの観光客が訪れます。
雨季の時期は、他界の迫力は満点ですが、遊泳できない場合や雨が続き晴れた空の下に光るターコイズブルーを見れない可能性もあります。
私が訪れたのは雨季真っ只中の10月初旬頃でしたが、普通に泳いでいる方も結構いたので、遊泳禁止ではないのかな…という感じでした。
ただ、海外では禁止の看板がなく、自己責任的な部分も日本に比べて多いので、そこは判断を誤らないようにしましょう。
クアンシーの滝:観光
クアンシーの滝への入口で入場料を払い中に入ったら、20分ほど歩くとクアンシーの滝となります。
クアンシーの滝に到着するまでの道中に、いくつもライステラスのように段々になった小さな滝があるので楽しみながら歩けます。
驚くほど美しいターコイズブルーの水辺があちらこちらにあります。
クアンシーの滝観光:滞在時間目安
往復送迎のツアーを申込むと、一緒に乗ってきた方々との話し合いで決まるかと思いますが、3時間前後の滞在が一般的かと思います。
実は、私は初対面の方々と時間を合わせたりすることが苦手で、ソンテウを完全貸切にして時間を気にすることなく観光しました。
その際は、遊泳はせず2時間程度で満足しました。
クアンシーの滝観光:遊泳
クアンシーの滝に到着するまでに、大小様々な滝壺があるのですが、遊泳可能な場所は3ヵ所あります。
園内マップを確認していただければ分かるかと思います。
案外マナーの悪い方もいて、遊泳禁止場所で遊泳している方もいますが、そこはモラルの問題という事で、最低限のマナーは守ってください。
クアンシーの滝遊泳:更衣室・シャワー
遊泳場所での更衣室はあるのですが、シャワーはありません。
ただ、海のようなベタベタ感はないので、特に問題ないと思います。
更衣室は園内マップのハンガーのマークがあるところで、全ての遊泳場所の側に用意されています。
バスタオルなどの貸出はしていないので、泳ぐ場合は必ず持参しましょう。
クアンシーの滝遊泳:注意
遊泳する際に気をつけたほうが良いと思ったことを2つほどお伝えしておきます。
仏教の国ラオスでは、あまり肌を露出することは宜しくないとなっている国です。
遊泳区域にビキニなど肌の露出禁止といった看板もあるのですが、遊泳している女性はほぼほぼビキニです。
これに関しては、厳格に禁止されているというわけではなさそうですが、そういった部分も少し念頭に楽しむようにしましょう。
泳ぐ方はもちろんですが、水が乳白色で透明ではないため、滝壺の底が見えず足を気ってしまう方も結構いるようです。
サンダルなどを履いて、足を切らないように気をつけましょう。
クアンシーの滝観光:シークレットプール
クアンシーの滝から更に上に登った場所に、とあるインフルエンサーの投稿によりネット上で爆発的な人気が出た「シークレットプール」なる滝壺が存在します。
人気が出たといえども、クアンシーの滝に比べてまだまだ訪れる人が少なく静かな時間を過ごせます。
シークレットプール:行き方
クアンシーの橋を渡りきって、左側の小道を正面に向かって進みます。
そのまま道なり(綺麗に整備されていない箇所あり)に進むと、木製の階段がある小道に到着するので、そのまま頂上まで登ります。
その階段が左に直角に曲がる直前に、歩道を離れ小さな小川に沿って進むと小さな滝があります。
クアンシーの滝から30分位だったと思います。
最近では訪れる人も増えていて、恐らく誰もいないということはないので、同じ方向に進んで問題ないと思います。
晴れた日には、頂上からルアンパバーンの田園地帯を観ることができ、観光客で賑わうクアンシーの滝周辺の騒々しさからは想像もできないほど静かな場所になっています。
最近、通行禁止となっている場所に入って行く動画がかなり出回っており、そこも「シークレットプール」として紹介されていますが、通行禁止の看板がありますので、そこは行かないようにしましょう。ね!!
クアンシーの滝観光:ツキノワグマに会える
クアンシーの滝の入場ゲートを入ってすぐの場所に、ツキノワグマ保護センターがあり、ツキノワグマに会うことができます。
入場ゲートは行ってすぐなので、動物園に入ったのか?と思わされます。
この保護センターは「Free the Bears」によって運営されていて、ここには保護された20頭以上のツキノワグマが暮らしています。
そのツキノワグマを無料で自由に観覧することができるのですが、代わりに寄付やTシャツの販売などから得られる収益で運営しているとのことなので、ぜひ気持ちだけでも寄付することをお勧めします。
熊さんのためにも♡
クアンシーの滝観光:レストラン
クアンシーの滝の入場ゲート近くの駐車場にいくつか飲食店があります。
少々衛生面で不安な感じはありますが、気にならない方はここで充分な食事が可能です。
クアンシーの滝レストラン:LeoGreen
クアンシーの滝近くに「LeoGreen」というレストランがあります。
少し割高感はありますが、入場ゲート近くの食堂に比べて清潔感もあるので、衛生面に敏感な方は、ここで食事をするのもありだと思います。
まとめ
ルアンパバーンからクアンシーの滝までは1時間近く離れていますが、往復しても50,000kp前後でいけますので、ルアンパバーンを旅行する方には必ず訪れて欲しい場所の一つです。
なお、クアンシーの滝までは危険な道はそれほどありませんが、念のため歩きやすい靴で行くようにしましょう。
ラオスにヒールで訪れる人も少ないかと思いますが(笑)
また、蚊が多いようで(私はあまり蚊に刺されない)、デング熱などの心配もあるので、虫除けスプレーなどを持参して虫除け対策はしていくことをお勧めします。
ホテルのロビーで仲良くなった欧米人が、クアンシーの滝で虫に刺されたと大騒ぎしていました。
相当痒かったようで…
クアンシーの滝で、たくさんのマイナスイオンに触れ、心も身体もリフレッシュしてきてください♡