冬に訪れるべき世界の場所6選

もうすぐ北半球では春を迎えるわけですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

寒い季節はなんだか室内にこもりがちで外に出ることが億劫に感じられる方も多いかと思いますが、冬だからこそ行きたくなる場所が世界には数多く存在します。

 

そんな冬にしか見られない美しい世界の場所を紹介したいと思います。

 

来年もしくは再来年、はたまた5年後10年後、未来の予定に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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冬に訪れるべき世界の場所6選

冬の旅行といえば、温かい南半球に向かう方が多いのではないでしょうか。

日本も寒いし、極力暖かい場所へ…と思いますよね。

 

でも、世界には寒さをも忘れてしまうほどの美しい雪景色が数多く存在します。

その中でも選りすぐりの絶景が観れる世界の8つの場所を紹介したいと思います。

 

只見川:Tadamigawa

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まずは日本の冬の絶景から。

福島県の会津西部を流れる一級河川です。

 

大自然の中、川に架かるアーチ型の鉄橋をゆっくりと列車が駆け抜け、緑深い山々と列車が織りなすどこか懐かしい景色を観ることができます。

 

只見町から会津坂下町にかけては、JR只見線に沿って流れているため、車窓からその美しい景色を楽しむことができます。

 

銀世界に存在する、ゆるやかなアーチを描いた鉄橋のある景色は、水墨画のような独特な世界観です。

 

絶景ポイントが、道の駅「尾瀬街道みしま宿」から約3~15分ほどの場所に3カ所あり、道の駅から10分ほど尾根を登った場所には、この鉄橋を眺める屈指の鑑賞スポットがあります。

 

道の駅の駐車場の奥に絶景ポイントへ向かうための遊歩道が整備されていて、トンネルの脇にその入り口があります。

絶景ポイントには只見線の列車の時刻表も用意されていて、いつ列車が通過するか分かるようになっています。

 

各ポイントは、年間を通して解放されていて、遊歩道もありますが足元が悪い場所もあり、冬場は積雪が多く滑りやすいので「滑り止め着用をお願いします。」との記載がありました。

 

 

バンフ国立公園:Banff National Park

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バンフ国立公園は、カナダのアルバータ州(Alberta)にある1885年にカナダで最初に設立された国立公園です。

近隣の国立公園とともに「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群(Canadian Rocky Mountain Parks)」として、世界遺産に登録されています。

 

 

総面積は6,641㎡と広大で、ルイーズ湖(Lake Louise)やペイトー湖(Peyto Lake)、ボウ湖(Bow Lake)、キャッスル・マウンテン(Castle Mountain)など数多くの見どころがありますが、最も人気のあるのがモレーン湖(Moraine Lake)で、恐らく風景写真などで多くの方が見たことのある場所です。

 

モレーン湖は世界で最も美しい湖と言われていて、ターコイズブルーの湖面に映る逆さロッキーは絵画のような美しさです。

 

バンフ国立公園は、アメリカのイエロー・ストーン国立公園(Yellowstone National Park)、オーストラリアのロイヤル国立公園(Royal National Park)に次いで世界で三番目に歴史のある国立公園なのです。

 

20ドル札の絵柄にもなったモレーン湖をはじめとする数々の湖、北半球最大規模の氷河「コロンビア大氷河(Columbia Icefield)」や絶景を一望できるガラス張りの展望台「グレイシャー・スカイウォーク(Columbia Icefield Skywalk)」など見逃せないスポットがたくさんあります。

 

また、温水施設も充実していて、リラクゼーションと若返りの為に温水施設巡りに行くのも楽しみ方の一つです。

 

公式サイト

Parks Canada

 

カナダの大自然は、一年を通していつ訪れても素晴らしい絶景なのですが、ぜひ冬の雪景色も見逃さないでください。

 

バンフ国立公園から一番近い空港は「カルガリー空港」ですが、日本からの直行便はなく、バンクーバー経由でバンクーバーから2時間半ほどの場所にあります。

 

 

バイエルン:Bavaria

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バイエルン州は、リヒテンシュタイン、オーストリア、チェコ共和国と国境を接するドイツ南東部の州です。

 

ヨーロッパサッカーが好きな方は絶対知っていますよね。

 

州都のミュンヘンは、毎年10月上旬に開催されるオクトーバーフェスト(Oktoberfest)と呼ばれるビール祭りで知られています。

 

ヴェルツブルク(Würzburg)からフュッセン(Füssen)まで約400kmにも及ぶドイツの観光街道「ロマンチック街道(Romantische Straße)」は、長閑な村や中世の町を通って、ドイツ南部国境近くのアルプスの麓まで続いています。

 

ロマンチック街道の終着点であり、バイエルン州観光の大本命であるノイシュバンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)は、世界一有名なお城と言っても過言ではありません。

そのメルヘンチックで優美な姿から「白鳥城」とも言われています。

 

シンデレラ城のモデルともいわれていますよね。

 

一年中観光客で賑わうノイシュバンシュタイン城ですが、冬に魅せるその姿は、まるで時が止まったかのように美しく幻想的な景色を見せてくれます。

 

ディズニーランドのお城のモデルになったことでも有名で、19世紀頃にルートヴィッヒ2世(Ludwig II)によって建設されたお城は、外観だけでなく内部もとても豪華に造られています。

 

また、リモワ好きの方は絶対外さないでほしいのですが、ミュンヘンにある世界で一番安くリモワのスーツケースを購入できる「Lederwaren Hetzenecker」に立ち寄ることを忘れないで下さい。

 

公式サイト

Lederwaren Hetzenecker

 

日本からミュンヘンまでの直行便があり、約12時間程度で到着します。

飛行時間は長めですが、直行便があり便利な旅行先だと思います。

 

 

ハルシュタット:Hallstatt

 

ハルシュタットは、景勝地ザルツカンマーグート(Salzkammergut)地方の奥に聳えるダッハシュタイン山塊(Dachstein)の麓に位置する小さな町です。

 

ザルツブルク(Salzburg)の東南、標高500~800mほどの高原に氷河が造った70以上もの湖が点在しているザルツカンマーグート地方。

 

Hallはケルト語で「塩」、Stattはドイツ語で「場所」を意味し、紀元前から栄えた「塩の町」として有名です。

 

この地はオーストリア帝国皇帝「フランツ・ヨーゼフ1世(Franz Joseph I)」が別荘を設け、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台にもなっています。

 

湖の畔に佇むハルシュタットの町は美しい真珠にたとえられていて、この一帯は「ハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観(Hallstatt-Dachstein Salzkammergut Cultural Landscape)」として1997年に湖の南に連なる約2,995mを最高峰とするダッハシュタイン山塊とともに世界遺産に登録されています。

 

 

教会のある古い町並みが湖と調和し、典型的なオーストリアの風景としてカレンダーなどにも使用されています。

 

ウィーンから、鉄道やバスなどの交通手段があり、ウィーンから約3時間程度で到着します。

日本からウィーンまでは、成田から直行便が出ていて、12時間ほどのフライトとなります。

 

 

センヤ島:Senja

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センヤ島(Senja)は、ノルウェーのトロムス・オ・フィンマルク県(Toroms og Finnmark)にある島で、「おとぎの島」と謳われている美しい島です。

 

センヤ島の面積は1586.3k㎡で、スヴァールバル諸島(Svalbard)を除くとノルウェー国内で2番目に大きな島で、大西洋に面し、山岳地帯の西側と、気候が比較的穏やかで緑豊かな東側)に分かれています。

 

実は北半球の冬の最低気温はノルウェーで観測されていて、この機構を試行錯誤して出来上がった冬の絶好の観光スポットが数多く存在します。

センヤ島の名所として有名な場所が、海岸沿いの松林や山々の広がるアンダーダレン国立公園(Ånderdalen nasjonalpark)のほか、世界最大のトロール像であった(2019年3月28日焼失)「センヤ・トロール(Senjatrollet)」があります。

 

また、センヤ島には、お部屋からオーロラを鑑賞できるホテルなどもあるので、屋外でオーロラを観る自信のない方は、ホテルからオーロラを楽しむ経験もできたら素晴らしいですね。

 

 

ノルウェーの首都オスロから飛行機でトロムソ空港まで行き、トロムソ空港から約200㎞弱と、かなり観光客として訪れるには難易度の高い場所となっています。

 

センヤ島に訪れることが難しい場合は、ノルウェーの北海沿岸の各地を南のベンゲル、北のヒルケネスを起点として周遊するクルーズ船「フッティルーテン(Hurtigruten)」などもあり、オーロラ鑑賞ができます。

 

 

ブレッド湖:Lake Bled

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ブレッド湖は、スロベニア北西部「ジュリア・アルプス(Julian Alps)」に位置する氷河湖で、スロベニアの首都リュブリャナ(Ljubljana)からは55㎞ほどの場所にあります。

 

青い色をした湖に浮かぶ小さな島と教会、背景には雄大なジュリア・アルプスが聳え、「アルプスの瞳」と呼ばれているブレッド湖。

 

ここには、風景画のような美しい景色が広がっていて、スロベニアを代表する観光地となっています。

 

首都からアクセスも悪くなく、日帰りで気軽に訪れることができます。

 

教会の背景は、素晴らしい雪の山になっているので、素敵な写真を撮ることができますよ。

 

日本からスロベニアまでの直行便はなく、ヨーロッパ各都市を経由して訪れることになるのですが、ヨーロッパ内の交通機関はかなり充実しているので、問題なく訪れることができます。

 

 

最後に…

私は冬の旅行は必ずと言っていいほど暖かい場所を選んで行くのですが、コロナで世界中がロックダウンになる直前にヨーロッパ周遊をしました。

 

あまりに寒いと観光ができなくなるので、冬は寒い場所は避けているのですが、意外に絶景の方が勝って寒さを忘れるんですよね。

 

おかげで風邪を必ずと言っていいほどひきます。

 

今回紹介した場所のほとんど、恐らく全ての場所が東京に比べて格段に寒い場所になっています。

 

訪れる際は、極寒の地仕様のダウンコートをお忘れなく!!

 

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