星空の下で眠ったり、ベッドに寝転んでオーロラを観たり、まるで夢のような世界を体験できるホテルが存在することをご存知ですか?
この記事では、そんな夢のような世界を体験できる、アイスランドにあるホテルを紹介します。
◆ 星空の下で夢のような世界を体験できるホテル
◆ オーロラを観るために必要な準備
◆ アイスランドに行く前に知っておきたい注意事項
多くの旅人のバケットリストに入っているオーロラ観賞。
オーロラに出会う事ができたら、外で凍えながら観ても寒さを忘れるくらい素晴らしいのですが、そんな光景をベッドから眺めることができるなんて、一生忘れることのできない体験になること間違いなしです。
アイスランド
北欧にある国、アイスランド。
ヨーロッパでグレートブリテン島に次いで2番目の大きさを誇る島で、北緯63~66度に位置するアイスランドでは、ほとんどがオーロラベルト帯直下にあるため、首都でオーロラが観れる世界的にも珍しい場所です。
日本と同様、火山大国としても有名で、ダイナミックな景観と共にオーロラを楽しむことができます。
夏は白夜を体験することができる絶好の島であり、自然の神秘、美しさを肌で感じることができる国です。
日本からのアクセスですが、直行便はなく、コペンハーゲンやヘルシンキ、ロンドンなどヨーロッパの各都市を経由するようになります。
アイスランド:バブルホテル「THE 5 MILLION STAR HOTEL」
「THE 5 MILLION STAR HOTEL」は、首都レイキャビクから車で1時間半ほどの場所にある、アイスランド南西部のゴールデンサークル内に存在するのですが、予約するまで詳細な住所は知らされません。
オンラインで予約完了後に、バブルホテルのGPS位置情報が知らされるようになっています。
ネット上に掲載されている住所は「THE 5 MILLION STAR HOTEL」の受付オフィスの場所であり、宿泊客が泊まる場所は別に用意されています。
公式サイト:5 Million Star Hotel | Bubble Hotel Iceland
宿泊するバブルは、「ゴールデン・サークル」と「サウスコート」の2ヶ所に分かれていて、合計9個のバブルがあります。
そして、アイスランドの遥か彼方から訪れる私たちのような外国人客にはとてもありがたい事に、THE 5 MILLION STAR HOTELが提供するツアー(選択)と、宿泊のセットでの予約となります。
バブルホテル「THE 5 MILLION STAR HOTEL」:詳細
◆ 室内設備について
◆ シェアハウス
◆ WiFiなし
◆ 楽しめる景観
◆ プライバシーについて
室内はとてもシンプルで、キングサイズベッド、ランプ、ヒーター、コンセントのみとなっています。
設備がシンプルなことも手伝って、自然と一体となる体験ができます。
なお、デカンタ、グラス、シャンパンフルートがあるのですが、シャンパンやワインが置いてあるわけでもなく、スパークリングティを飲みたい方は施設で購入するようになっています。(kr2,499:約1,900円)
透明なドーム状のバブルは、部屋に吹き込まれた温かい空気の流入によってバブルの構造を維持しています。
トイレ、シャワー、キッチンが完備されたサービスハウスが徒歩圏内にあります。
シャワーとキッチンが2つずつ完備されていて、他の宿泊客の方との共用スペースとなっています。
この機械にSNSのデトックスをしてみてはいかがでしょうか。
山奥なので、恐らく日本からレンタルWiFiを持ち込んでも、電波は拾えないと思います。
ゴールデンサークルであれば、サービスハウスにWiFiがあります。
冬は幻想的な雪景色とオーロラ、夏は白夜の夜に見る太陽を観ることができます。
オーロラの観れるホテルということで、オーロラだけに意識が行きがちですが、夏には終わりのない真夜中の太陽を観ることができ、どの季節でも自然の神秘に巡り会うことができます。
完全スケルトンですので、プライバシーが気になる方も多いかと思いますが、バブルが全部で9つ(全て同じ仕様)あり、全てのバブルが他のバブルからは隔離された状態ですので、プライバシーは完全に守られた状態です。
バブルホテル「THE 5 MILLION STAR HOTEL」:提供ツアー
◆ サウス・コースト・ウィーンターツアー(South Coast winter tour)
◆ ゴールデン・サークル・ウィンターツアー(Golden Circle winter tour)
レイキャビクからホテル間の送迎付きで、初日の目安ピックアップ時間は11:30~正午となっています。
空港からレイキャビクまでは「Flybus Airport Transfer」での移動をオススメします。
予約時にピックアップ時間や場所の指定がありますが、目安のピックアップ時間が11:30~となっているので、それまでに間に合うフライトにするか、レイキャビクも素晴らしい場所なので前泊しても良いと思います。
関連記事:比較的日本人観光客が少ないオススメのヨーロッパ6選
サウス・コースト・ウィーンターツアー(South Coast winter tour)
ツアー(バブル宿泊込)料金:kr59,900~(約45,000円~)/1人 |
---|
送迎の途中で初日の夜と、翌日朝、レストランへの立ち寄りがありますが、食事代はツアー料金に含まれていません。
◆ セリャラントスフォス :SELJALANDSFOSS
◆ スコゥガフォス:SKOGAFOSS
◆ ブラック サンド ビーチ:BLACK SAND BEACH
公式サイト:South Coast winter tour
「セリャラントスフォス :SELJALANDSFOSS」の滝に訪れ、滝の後ろを探検します。
ここでは約45分の滞在となります。
壮大な滝を前に、自然の神秘を先進で感じることができます。
ここでは約45分の滞在となります。
息を呑むような黒砂のビーチです。
ここでは約45分の滞在となります。
この3箇所を訪れた後、THE 5 MILLION STAR HOTELに向かいます。
ゴールデン・サークル・ウィンターツアー(Golden Circle winter tour)
ツアー(バブル宿泊込)料金:kr59,900~(約45,000円~)/1人 |
---|
送迎の途中で初日の夜と、翌日朝、レストランへの立ち寄りがありますが、食事代はツアー料金に含まれていません。
◆ シンクヴェトリル国立公園:THINGVELLLIR
◆ ゲイシール間欠泉:GEYSER
◆ グトルフォスの滝:GULLFOSS
◆ シークレットラグーン:SECRET LAGOON
ユネスコ世界遺産に登録されている、アイスランドの国立公園です。
ここでは約45分ほど滞在します。
世界的に有名な、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉です。
ここでは約45分滞在します。
アイスランドで「黄金の滝」と呼ばれている滝です。
ここでは約45分滞在します。
現地人の秘湯「シークレットラグーン」は天然露天風呂です。
ここでは約60分の滞在となります。
この4箇所を訪れた後、THE 5 MILLION STAR HOTELに向かいます。
アイスランド:オーロラの見えるオススメホテル
「THE 5 MILLION STAR HOTEL」はお部屋数も少なく、残念ながらタイミングが合わなかった向けに、オーロラ観賞に便利なホテルを3つ紹介します。
オーロラの見えるオススメホテル:THE ION HOTEL
レイキャビクの市内中心から、車で約50分ほどの場所にあり、ユネスコ世界遺産のシングヴェトリル国立公園から約18km、ヘインギットル火山に位置するホテルで、美しいパノラマの景色を臨めるバーが併設されています。
公式サイト:ION Hotels in Iceland - Design Hotels™ Member
オーロラの見えるオススメホテル:Icelandair Hotel Hamar
レイキャビクから車で約1時間ほどの場所にあります。
周辺に建物もなく、オーロラを観るには絶好の立地となっているホテルです。
オーロラの見えるオススメホテル:Retreat Hotel at Blue Lagoon
Blue Lagoonで露天風呂を楽しみつつ、オーロラを待ちませんか。
オーロラ観賞:準備
はるばる日本から訪れて、オーロラが観れない…なんて悲しいことにならないように、オーロラを観るにあたって、必要な情報をいくつか紹介します。
オーロラ観賞:ベストタイミング
オーロラのベストシーズンは9月~4月で、特に観やすいのは12月と1月になります。
この時期の午後8時~午前2時頃がの間が、一番オーロラが出現しやすい時間帯となっています。
この3つの条件が揃えば、高確率でオーロラを観ることができます。
満月前後の日は避けて、月明かりのない新月を含むその前後がオススメです。
オーロラ観賞:オーロラ予報サイト
公式サイト:Aurora forecast for Iceland | Aurora forecasts | Icelandic Meteorological office
オーロラ観測の条件として、暗くて部分的に澄んだ空が必要です。
上記サイトでは、アイスランドの雲量の予報が表示されます。
緑のエリアは曇り、白のエリアは晴天です。
地図上で赤〇で囲ったエリアが条件が揃ったエリアとなり、オーロラの観測が期待できる場所です。
右上の四角で囲った部分は、オーロラの光の強さ、下の四角で囲った部分で時間を合わせて予報を確認します。
オーロラ観賞:防寒対策
バブル内でオーロラを観る場合は、室内なので防寒対策は不要なのですが、冬のアイスランドは北欧の国の中では暖かいといわれているのですが、日本とは比べ物にならない程の寒さです。
そのため、観光中や宿泊の際に、サービスハウスに移動したりするとき、外はかなり気温も下がっているので、日本でする防寒対策以上の対策をしていきましょう。
オーロラ観賞:注意事項
オーロラの写真を撮りたい場合、オーロラはそもそも遠い場所にあるためフラッシュは全く意味のないものです。
また、写真に収めたい場合は、良いカメラを使用して撮影する必要があります。
iPhoneでは全く写りません。
オーロラを観にいく前に、カメラのセッティングの練習を兼ねて、夜景や星空などの撮影をしてみましょう。
また、アイスランドの冬は、日照時間がとても短く、恐らく誰もが想像する以上に短いでしょう。
参考:Sunrise and sunset times in Reykjavik
12月は日の出が「午前11時前」、日の入が「午後15時過ぎ」となっています。
まとめ
珍しい宿泊体験に、森の中で眠り野生動物の生活を垣間見ることができる環境のホテルです。
オーロラがなかったとしても、一生忘れられない体験になりそうではないでしょうか。
あるのはスパークリングティのみで、軽食などもありません。
行く前に必ずお気に入りのスナックなどを購入して持参することをオススメします。
いつかみた「星空の下で眠る」という夢を実現しましょう♡