星空の下で眠ったり、ベッドに寝転んでオーロラを観たり、まるで夢のような世界を体験できるホテルが存在することをご存知ですか?
多くの旅人のバケットリストに入っているオーロラ観賞。
オーロラに出会うことができたら、外で凍えながら観ても寒さを忘れるくらい素晴らしいのですが、そんな光景をベッドから眺めることができるとしたら、一生忘れることのできない体験になること間違いなしです。
この記事では、そんな夢のような世界を体験できる、アイスランドにあるホテルを紹介したいと思います。
- アイスランドでオーロラに包まれる宿泊体験
- 最後に…
アイスランドでオーロラに包まれる宿泊体験
北欧にある国、アイスランド。
ヨーロッパでグレートブリテン島に次いで2番目の大きさを誇る島で、北緯63~66度に位置するアイスランドでは、ほとんどがオーロラベルト帯直下にあるため、首都でオーロラが観れる世界的にも珍しい場所です。
日本と同様、火山大国としても有名で、ダイナミックな景観と共にオーロラを楽しむことができます。
夏は白夜を体験することができる絶好の島でもあり、自然の神秘、美しさを肌で感じることができる国です。
日本からのアクセスですが、直行便はなく、コペンハーゲンやヘルシンキ、ロンドンなどヨーロッパの各都市を経由して行くようになります。
アイスランドでオーロラに包まれる宿泊体験:バブルホテル「THE 5 MILLION STAR HOTEL」
「THE 5 MILLION STAR HOTEL」は、首都レイキャビクから車で1時間半ほどの場所にある、アイスランド南西部のゴールデンサークル内にあるのですが、予約をするまで宿泊する場所の詳細な住所は知らされません。
オンラインで予約完了後に、バブルホテルのGPS位置情報が知らされるようになっています。
ネット上に掲載されている住所は、「THE 5 MILLION STAR HOTEL」の受付オフィスの場所であり、宿泊客が泊まる場所は別に用意されています。
公式サイト:5 Million Star Hotel | Bubble Hotel Iceland
宿泊するバブルは、「ゴールデン・サークル」と「サウスコート」の2ヶ所に分かれていて、合計9個のバブルがあります。
そして、アイスランドの遥か彼方から訪れる私たちのような外国人客にはとてもありがたい事に、THE 5 MILLION STAR HOTELが提供するツアー(選択制)と、宿泊のセットでの予約となっています。
バブルホテル「THE 5 MILLION STAR HOTEL」:詳細
THE 5 MILLION STAR HOTELの設備などの詳細を簡単に紹介します。
◆ 室内設備について
◆ サービスハウス
◆ WiFi
◆ 楽しめる景観
◆ プライバシーについて
室内はとてもシンプルで、キングサイズベッド、ランプ、ヒーター、コンセントのみが備えられた空間になっています。
設備がシンプルなことも手伝って、自然と一体となる体験ができます。
なお、デカンタ、グラス、シャンパングラスがあるのですが、シャンパンやワインが置いてあるわけでもなく、スパークリングティを飲みたい方は施設で購入するようになっています。(kr2,499:約1,900円)
透明なドーム状のバブルは、お部屋に吹き込まれた温かい空気の流入によってバブルの構造を維持しています。
トイレ、シャワー、キッチンが完備されたサービスハウスが徒歩圏内にあります。
シャワーとキッチンが2つずつ完備されていて、他の宿泊客の方との共用スペースとなっています。
バブル内でのWiFiはなく、この機械にSNSデトックスをしてみてはいかがでしょうか。
山奥なので、日本からレンタルWiFiを持ち込んでも電波は拾えないと思います。
ゴールデンサークルには、サービスハウスにWiFiがあります。
冬は幻想的な雪景色とオーロラ、夏は白夜の夜に太陽を観ることができます。
オーロラの観れるホテルということで、オーロラだけに意識がいきがちですが、夏には終わりのない真夜中の太陽を観ることができ、どの季節でも自然の神秘に出会うことができるホテルなのです。
完全スケルトンですので、プライバシーが気にある方も多いかと思いますが、バブルが全部で9つ(全て同じ仕様)あり、全てのバブルが他のバブルからは隔離された状態で、プライバシーは完全に守られた状態になっています。
バブルホテル「THE 5 MILLION STAR HOTEL」:提供ツアー
ツアーは2つのコースがあって選択できるようになっています。
◆ サウス・コースト・ウィーンターツアー(South Coast winter tour)
◆ ゴールデン・サークル・ウィンターツアー(Golden Circle winter tour)
ツアー(バブル宿泊込)料金:kr59,900~(約45,000円~)/1人 |
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レイキャビクからホテル間の送迎付きで、初日の目安ピックアップ時間はAM11:30~正午頃となっています。
空港からレイキャビクまでは「Flybus Airport Transfer」での移動がオススメです。
予約時にピックアップ時間や場所の指定がありますが、目安のピックアップ時間がAM11:30~となっているので、それまでに間に合うフライトにするか、レイキャビクも巣晴らし場所なので前泊しても良いと思います。
✔ セリャラントスフォスの滝(Seljalandsfoss)
✔ スコゥガフォスの滝(Skógafoss)
✔ ブラック・サンド・ビーチ(Vík í Mýrdal)
公式サイト:South Coast winter tour
✔ シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir)
✔ ゲイシール(Geysir)
✔ グトルフォスの滝(Gullfoss)
✔ シークレット・ラグーン(Secret Lagoon)
送迎の途中で初日の夜と、翌日朝、レストランへの立ち寄り画ありますが、食事代はツアー料金に含まれていません。
約60mの高さから流れてくるこの滝は、エイヤフィヤトラヨークトル氷河を起源とするセルジャランズ川の一部です。
セリャラントスフォスの滝は、滝の後ろ側を歩いて小さな洞窟に入れるようになっています。
約45分の滞在時間になっています。
スコゥガフォスの滝は、幅約25m、高さ約60mで、アイスランド国内最大級の滝の1つです。
絶えず流れ続ける滝では、晴れた日には高い割合で虹を見ることができるようになっています。
約45分の滞在時間になっています。
大西洋に面するヴィーク・イ・ミールダル(Vík í Mýrdal)にある海岸は黒い砂浜が広がり、白、黒、青色しかない不思議な惑星のような海岸です。
火山島特有の奇岩が多数見られる場所です。
約45分の滞在時間になっています。
シンクヴェトリル国立公園は、アイスランドで歴史的、文化的、地質学的に重要な場所となっていて、最も人気のある観光地の1つでもあります。
アイスランドの立法機関1,000周年を記念して1930年に設立された国立公園で、2004年には周辺地域の自然を保護するために公園が拡張され世界遺産に登録されています。
約45分の滞在時間になっています。
ゲイシールは、規則的または不規則的に熱水や水蒸気を吹き上げる温泉「間欠泉」です。
ゲイシールでの噴火は、沸騰した温泉水が最大約70mにまで吹き上がることがあります。
ただ、噴火は稀であり、過去に何年もの間完全に停止していた可能性もあるといわれています。
約45分の滞在時間になっています。
ラング氷河を起源とするクビート川の中上流部にあり、最大幅は約70m、最大楽際は1段目が約15m、2段目が約30mと、アイスランド最大級の規模を誇り、人気の観光スポットの1つです。
アイスランドでは、グトルフォスの滝を別名「黄金の滝」と呼ばれています。
約45分の滞在時間になっています。
アイスランドでは「Gamla Laugin」として知られているシークレット・ラグーンは、アイスランドで1891年からある最も古い温泉プールです。
現地人の秘湯であるシークレット・ラグーンは、天然露天風呂です。
約分60の滞在時間になっています。
アイスランドでオーロラに包まれる宿泊体験:オーロラの見えるホテル
THE 5 MILLION STAR HOTELは部屋数も少なく、残念ながらタイミングが合わなかった方向けに、オーロラ観賞のできるホテルを紹介します。
オーロラの見えるホテル:ION Adventure Hotel
レイキャビク市内中心部から、車で約50分ほどの場所にあり、ユネスコ世界遺産のシングヴェトリル国立公園から約18km、ヘインギットル火山(Hengill)に位置するホテルです。
美しいパノラマの景色を眺めることができるバーが併設されています。
ION Adventure Hotel |
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住所:Nesjavellir 801, アイスランド 公式サイト:https://ioniceland.is/ |
オーロラの見えるホテル:Icelandair Hotel Hamar
レイキャビクから、車で約1時間ほどの場所にあります。
周辺に建物もなく、オーロラ観賞には絶好の立地にあるホテルです。
Icelandair Hotel Hamar |
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住所:Hamarsvöllur 310, Borgarnes, アイスランド 公式サイト:https://www.icelandairhotels.com/is/hotelin/hamar |
オーロラの見えるホテル:The Retreat at Blue Lagoon Iceland
アイスランドで人気スポットの1つ、世界最大の露天風呂「Blue Lagoon」の側にあるホテルです。
ブルー・ラグーンで露天風呂を楽しみつつ、オーロラを待ちませんか。
The Retreat at Blue Lagoon Iceland |
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住所:Norðurljósavegur, アイスランド 公式サイト:https://www.bluelagoon.com/accommodation/retreat-hotel |
アイスランドでオーロラに包まれる宿泊体験:観賞準備
はるばる日本から訪れてオーロラが観れない…なんて悲しいことにならないように、オーロラを観るにあたって、必要な情報をいくつか紹介したいと思います。
オーロラ観賞:ベストタイミング
オーロラのベストシーズンは「9月~4月」で、特に観やすいのは「12月」と「1月」になります。
この時期の午後8時~午前2時頃の間が一番オーロラが出現しやすい時間帯となっています。
その1:天気が良い日
その2:高い建物などがない場所
その3:街灯などの明かりがない場所
この3つの条件が揃えば、高確率でオーロラを観ることができます。
満月前後の日は避けて、月明かりのない新月を含むその前後がオススメです。
オーロラ観賞:オーロラ予報サイト
オーロラ観測の条件として、暗くて部分的に澄んだ空が必要です。
上記サイトでは、アイスランドの雲量の予報が表示されます。
緑のエリアは曇り、白のエリアは晴天です。
地図上の〇で囲ったエリアが条件が揃ったエリアで、オーロラの観測が期待できる場所です。
右上の☐で囲った部分は、オーロラの光の強さ、下の☐で囲った部分で時間を合わせて予報を確認します。
オーロラ観賞:防寒対策
バブル内でオーロラを観る場合は、室内なので防寒対策は不要なのですが、冬のアイスランドは北欧の国々の中では暖かいといわれているのですが、日本とは比べ物にならない程の寒さです。
そのため、観光中や宿泊の際にサービスハウスに移動したりするとき、外はかなり気温も下がっているので、日本でする防寒対策以上の対策をして行きましょう。
ユニクロの極暖重ね着ですね(笑)
オーロラ観賞:注意事項
オーロラの写真を撮りたい場合、オーロラはそもそも遠い場所にあるためフラッシュは全く意味のないものです。
また、写真に収めたい場合は、良いカメラを使用して撮影する必要があります。
iPhoneは全くと言っていいほど役に立ちません。
オーロラを観にいく前に、カメラのセッティング練習を兼ねて、夜景や星空などの撮影をしておきましょう。
また、アイスランドの冬は、日照時間がとても短く、恐らく誰もが想像する以上に短いため、日照時間の確認を忘れないでください。
12月は日のでが「11:00前」、日の入が「15:00過ぎ」となっています。
最後に…
珍しい宿泊体験に、森の中で眠り、野生動物の生活を垣間見ることができる環境のホテルです。
オーロラがなかったとしても、一生忘れられない体験になりそうではないでしょうか。
なお、このホテルには、食べ物が一切ありません。
あるのはスパークリングティのみで、軽食などもありません。
行く前に必ずお気に入りのスナックなどを購入して持参することをオススメします。
いつかみた「星空の下で眠る」という夢を実現しましょう♡