トゥカッチュプンの滝(Tukad Cepung Waterfall):バリ島内陸の神秘的な光景に出会う【インドネシア】

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2023年6月9日以降、新型コロナウイルス関連の入国規制は解除されており、インドネシア入国時の陰性証明書、ワクチン接種証明書の提示は不要、入国規制等も撤廃となっています。

 

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バリ州政府は、バリ州の文化及び自然の保護を目的として、2024年2月14日から、バリ島を訪問する外国人観光客に対し、「外国人観光客徴収金」を課し、一人あたり15万ルピアの徴収を開始する予定です。

在インドネシア日本国大使館:バリ州が徴収を予定している「外国人観光客徴収金」について | 在インドネシア日本国大使館

 

 

自然の美しさで有名な熱帯の楽園バリ島には、手つかずの秘境と言われる場所が無数にあります。

 

その秘境の一つとして、この記事で紹介したいのが、バリ島にある「トゥカッチュプンの滝(Tukad Cepung Waterfall)」です。

 

トゥカッチュプンの滝は、最近まであまり知られていない秘境の地でしたが、インスタグラムなどのSNSで数多く発信され、バリ島の滝の中でも人気が高い滝となっています。

 

輝く滝に、太陽の光が降り注ぎ、虹がかかるその光景は、インスタ映え間違いなしの光景で、瞬く間に世界中に広がり、日々最高の写真を撮るために観光客が訪れています。

 

巨大な岩々に隠れ、洞窟の中にあるように感じるトゥカッチュプンの滝は、恐らくバリ島で最も珍しい景色を見せてくれるスポットの一つです。

 

この記事では、トゥカッチュプンの滝の観光に必要な情報を紹介したいと思います。

 

 

トゥカッド チェプン滝

 

トゥカッチュプンの滝(Tukad Cepung Waterfall):バリ島内陸部の神秘的な光景に出会う

トゥカッチュプンの滝は、バンリ県(Bangli)のトゥンブク郡(Kecamatan Tembuku)の洞窟の中に隠れた神秘的な滝で、バンリ県の新しい観光スポットとなっています。

 

この滝は、元々地元住民の浄化の儀式「ムルカット(melukat)」の場所として知られていました。

 

ムルカットとは、バリ島のヒンドゥー教徒が体と魂を浄化する儀式のことを言います。

 

トゥカッチュプンの滝は2017年に一般公開され、ここを訪れた観光客がこの滝の魅力をSNSで発信したことにより、多くの観光客がこの場所に興味を持ち訪れるようになりました。

 

ここはバリ島の数多くある滝の中でも最も写真映えすると言われる滝の一つで、トゥカッド(Tukad)とはバリ語で川を意味し、チュプンとは流れを意味するため、トゥカッチュプンの滝は、空から落ちる滝を意味しているそうです。

 

バリ島民は、この滝をチュプン(Cepung)と呼ぶことが多いです。

 

トゥカッチュプンの滝は、重なり合った岩々に隠れた場所にあり、初めて訪れる人には非常に見つけにくい場所にありますが、この滝を見つけたすべての人々を魅了してくれます。

 

この滝は洞窟の中にいるような感覚になり、滝が見える場所から上を見上げると、広々とした空が素晴らしい眺めを与えてくれます。

きらめく滝に太陽光が降り注ぎ、虹のかかった場所での写真撮影は、自分だけの素晴らしいショーを演出してくれているかのようです。

 

この滝は、階段を下りて崖に入らないといけないのですが、滝に到着した時には、数百段の階段を下りる価値があったことを実感すると思います。

 

恐らく、SNSなどで素晴らしい写真を見たことがある方もいると思いますが、どこにあるのか知らない方も多いかと思います。

でも、この滝はバリ島のどの観光地からでもそれほど遠い場所にはなく、比較的簡単に訪れることができます。

 

トゥカッチュプンの滝:行き方

 

トゥカッチュプンの滝は、バリ島東部のバンリ県トゥンブク郡にあり、バリ島のどの場所からでも比較的簡単にアクセス可能な場所にあります。

 

バリ島の観光の中心地であるクタ、レギャン、スミニャックなどから約50㎞の位置にあり、車で1時間半~2時間程度で、ウブドからの場合は約30㎞で車またはバイクで50分かからない距離にあります。

 

ただ、車やバイクで簡単にアクセスできる場所になっていますが、公共交通機関はないため、バイクをレンタルしていくか、タクシーをチャーターしていく方法が一般的となっています。

 

デンパサールからローカルバスがあるようですが、見つけられませんでした。

 

トゥカッチュプンの滝に到着したら、入口で入場料を払い、滝まで30~40分ほど歩く必要があります。

 

狭い洞窟のような場所を通って中に入るのですが、大きな岩でできた壁の向こうに神秘的な滝がお目見えします。

 

トゥカッチュプンの滝、ティブマナの滝(Tibumana Waterfall)、テガララン・ライステラス(Tegallalang Rice Terrace)、バリ・スウィング(Bali Swing)などを含むホテル送迎付きの1日ツアーなどもあるので、ツアーを利用してもいいと思います。

 

 

トゥカッチュプンの滝:入場料

トゥカッチュプンの滝への訪問には、国内観光客も外国人観光客も一律で15,000RPの入場料が必要です。

 

ただし、このエリアは、地元の人々によって綺麗に維持されているため、この素晴らしい場所を維持し続けるためにチップを払ってもいいかもしれないですね。

 

注意

入場料は2021年時点のものです。

 

トゥカッチュプンの滝:ベストシーズン

トゥカッチュプンの滝は、一年中流れているので、どの月でも訪れることが可能ですが、滝壺に水がたまるため、雨季(11月~3月)はかなり水深が深くなるため注意が必要です。

 

洞窟に降り注ぐ太陽光を観たい場合は、午前中(AM9:00~AM11:00頃)で、太陽が滝の真上にあたる午後に近づくにつれ、観光客も増えます。

 

太陽光が岩壁に当たると壁を通して光の反射を見ることができ、これも素晴らしい光景です。

 

混雑を避けたい場合は、午後遅くに訪れるのが最適ですが、それでも人気の観光スポットであるため、なかなか滝を独り占めすることは難しく、写真を撮るのも苦労するかもしれません。

トゥカッド チュプン、バリ島

 

最後に…

良くも悪くも環境が維持されていて、周辺は清潔で衛生的で、安心して訪れることができます。

 

トゥカッチュプンの滝でリラックスし、水の流れに耳を傾け、太陽の光が生み出す驚くべき虹の色を眺めて、今この瞬間を生きているということを感じてみませんか。

 

この場所で自然と一体となったら、この地域にあるいくつかの観光スポットに訪れてもいいかもしれません。

バンリには、プングリプラン伝統村(Desa Wisata Penglipuran)など、外国人観光客にとって魅力的なスポットが数多くあります。

 

また、SNSで世界中に広まったトゥカッチュプンの滝は、いつ訪れても観光客の多い場所になっています。

混雑を避けて同じような滝を見たい方は、ゴアラジャの滝(Goa Raja Waterfall)に訪れるのもありだと思います。

 

素敵な秘境に出会えることを願っています。