◆ATTENTION◆
2023年4月29日以降、新型コロナウイルス関連の入国規制は解除されており、イタリア入国時の陰性証明書、ワクチン接種証明書の提示は不要、入国規制等も撤廃となっています。
◆ATTENTION◆
EUでは、テロの脅威、観光客の増加、継続する地域への移民流入への対応として、ヨーロッパ旅行情報認証システム(ETIAS:事前渡航認証システム)を開始する予定で、欧州旅行情報認証制度、またはETIASビザ免除は、2024年に日本からヨーロッパへ旅行するための旅行要件となります。
日本国籍保持者がヨーロッパを旅行する場合、ETIASビザ免除をオンラインで申請する必要があります。
イタリア料理の代表的な料理といえば、パスタ。
イタリアを訪れてパスタを食べずして何を食べますか?
この記事では、今や世界中で愛されているパスタ料理カルボナーラ発祥のお店と噂の「La Carbonara」、ローマ市民がお薦めするカルボナーラ自慢のお店をいくつか紹介したいと思います。
ローマに訪れる際はぜひ、カルボナーラを堪能してください。
「Osteria La Carbonara」はカルボナーラ発祥のお店ではない
ローマ最大の駅であるテルミニ駅から徒歩15分程度の場所にあるカルボナーラ発祥のお店と旅行者の間で広まっている「Osteria La Carbonara」はローマ旅行者にとって外せないレストランではないでしょうか。
お値段もローマの一般的なレストランより安く、美味しいことから地元でも人気店で、平日のランチの時間帯は、近隣のサラリーマンで賑わっています。
また、噂を聞きつけた多くの日本人旅行客に会える確率かなり高めです。
みなさんローマを訪れる前にググってますね、きっと(笑)
ただ、残念なお知らせとでも言いましょうか・・・
カルボナーラ発祥のお店とは、どこから出た噂なのかは分からないのですが、こちらは間違った情報のようで、お店側も一切そのような紹介はしてなく、カルボナーラ発祥のお店ということを否定しているとのことです。
今や世界中で愛されているカルボナーラ。
その起源は不明であり、アブルッツォ(Abruzzo)説、ナポリ(Napoli)説、アングロサクソン(Anglosassone)説、ウンブリア(Umbria)説、といくつかの場所での発祥説があるといわれています。
少なくとも、1930年に出版された、古典的なローマ料理のマニュアル本「アダ・ボーニ(Ada Boni)」には、カルボナーラの記載がされていないという事実があります。
カルボナーラ発祥のお店ではないとはいえ、こちらのLa Carbonaraは1906年創業と、100年以上の歴史あるレストランで、行く価値は存分にあります。
生パスタのストロッツァプレーティやチーズと胡椒で作るシンプルなパスタのカーチョ・エ・ペぺなど、本格的なローマ料理を豊富に取り揃えたお店になっていて、お味もシンプルに美味しく、ランチでもディナーでもお店を迷った際はぜひOsteria La Carbonaraを選択肢の一つとして覚えておいてください。
店内の壁には、様々な落書き?ペイント?有名人のサインが書かれているので、有名人でも訪れる有名なお店に間違いはないと思います。
ただ、本当に日本人観光客が多いです。
私も噂を信じて訪れた一人…恐るべしガイドブックの力。
基本情報 | |
---|---|
住所 | Via Panisperna, 214, 00184 Roma RM, イタリア |
営業時間 | Launch:PM12:30~PM2:30 Dinner:PM7:00~PM10:00 |
定休日 | 日曜日 |
公式HP | Osteria - ristorante con cucina a Roma - La carbonara |
ローマでカルボナーラお薦めレストラン
ローマに訪れて、日本とは違った本場のカルボナーラを食べたいと思う方、ガイドブックには載っていない、ローマ市民の間で人気のお店をいくつか紹介したいと思います。
Il Maritozzo Rosso
イタリアのグルメ専門誌「Gambero Rosso」で、2022年にラツィオ(Lazio)で最高のストリートフードに選ばれたマリトッツォ(Maritozzo)の専門店で、ローマで最も有名なお店Il Maritozzo Rosso。
マリトッツォとは、パンに大量のクリームを挟んだイタリア発祥の伝統のお菓子です。
このマリトッツォ専門店であるIl Maritozzo Rossoでは、ローマ市民に愛されるカルボナーラのお店としても知られています。
カウンター、屋内、屋外席とあり、テイクアウトも可能になっています。
パスタは生パスタでもちもちしていて食べ応えがあります。
基本情報 | |
---|---|
住所 | Vicolo del Cedro, 26, 00153 Roma RM, イタリア |
営業時間 | 火~金曜日:AM10:30~PM3:00/PM6:00~PM11:00 土・日:AM10:30~PM11:00 |
定休日 | 月曜日 |
公式HP | Il Maritozzo Rosso |
Eggs
Eggsは、卵を使用した料理だけを提供しているレストランで、全てこのレストラン専用の有機卵(BioFarm Orto社製)のクリームで味付けがされています。
このレストランでは1954年、初めて新聞に掲載されたレシピ通りの元祖カルボナーラを楽しむことができ、シェフのバーバラ・アゴスティ(Barbara Agosti)が、13種類にも及ぶバリエーションのカルボナーラ(アーティチョーク・ズッキーニ・トリュフ・魚など)を提供しています。
種類豊富なカルボナーラが提供されています。
基本情報 | |
---|---|
住所 | Via Natale del Grande, 52, 00153 Roma RM, イタリア |
営業時間 | PM12:00~PM23:00 |
定休日 | 無 |
公式HP | Eggs |
Il Girasole
Il Girasoleは、1981年6月30日にオープンした家族経営のレストランで、現在は創業者の息子二人が継いでいます。
カルボナーラがメインのレストランで、レストランに訪れる8割の人がカルボナーラを注文するそうです。
このレストランのカルボナーラの特徴は、カリカリのベーコンと地元産の良質な原材料を使用していることです。
近所にはこのレストランのファンが多く、訪れる人の多くが常連客となっています。
こじんまりとした可愛いレストランです。
基本情報 | |
---|---|
住所 | Via Rosa Raimondi Garibaldi, 26/28, 00145 Roma RM, イタリア |
営業時間 | 月~木曜日:PM12:00~PM2:45 金曜日:PM12:00~PM2:45/20:00~22:00 土曜日:AM11:30~PM2:30 |
定休日 | 日曜日 |
公式HP |
Osteria La Sol Fa
ポルタ・マッジョーレ地区にあるサンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂(Basilica di Santa Croce in Gerusalemme)のすぐそばにある「Osteria La Sol Fa」は、ローマを感じることができるレストランです。
Osteria La Sol Faは2009年創業ですが、ここで提供されるローマ料理は、現在のオーナーの祖父が1938年に創業した「La sagra del vino」で提供されていたものがそのまま受け継がれており、伝統あるローマ料理を堪能することができます。
ここのメインディッシュはローマ料理ですが、生パスタとカリカリのベーコン、スタッフの笑顔で作られた絶品のカルボナーラを食べることができます。
カルボナーラのベースは、地元産ベーコン、ラツィオ産ペコリーノ、黒胡椒、卵黄のみで作られています。
基本情報 | |
---|---|
住所 | Via Germano Sommeiller, 19, 00185 Roma RM, イタリア |
営業時間 | Launch:12:30~14:30 Dinner:19:30~22:30 |
定休日 | 日曜日 |
公式HP | Osteria La Sol Fa |
Osteria Sette
アニエーネ川(Aniene)の右岸に位置するローマ郊外の丘「モンテ・サクロ(Monte Sacro)」にある「Osteria Sette」は、ローマ市から「歴史ある店(Bottega storica)」として認定されたレストランです。
モンテ・サクロにまだ牧草地しかなかったころの1952年、現在のオーナー兄弟の祖父がこのレストランを開き、現在に至ります。
Osteria Setteのカルボナーラは、通常のアマトリチャーナのベーコンではなく、北イタリアのレストラン用に特別に作られたベーコンを使用しています。
Osteria Setteは3階建ての建物で、素晴らしい眺望と共に食事を楽しむことができます。
また、内装には現代アートと祖父母宅から出てきた家具などをリサイクルして作られていて、モダンとクラシックが融合したとてもお洒落な雰囲気のレストランです。
基本情報 | |
---|---|
住所 | Via Val Chisone, 3, 00141 Roma RM, イタリア |
営業時間 | AM10:00~AM0:00 |
定休日 | 日曜日 |
公式HP |
最後に…
旅先での食事って毎回困りませんか?
私はあまり食事にこだわる方ではなく、どこの国に行ってもほとんど日本食で済ませるのですが、一度は現地のフードを楽しみたいと思います。
ただ、ローカルで人気のレストランを知らず、どうしても観光客向けのお店に入ってしまいがちで、結局は高くつくだけで、味は…特に普通だったという感想になりがちです。
この記事で紹介したレストランは全て観光客向けではなく、ローカル向けのレストランになっています。
ぜひローマに行った際にはローカルレストランで本場のイタリアンを堪能してください。