ブログを始めたときに、アクセスアップさせるには「Googleサーチコンソール(以下:サーチコンソール)」と「Googleアナリティクス(以下:アナリティクス)」を登録すべきとの記事があり、サーチコンソールとアナリティクスを登録してから早2年ほど経ちました。
当初は本当に意味不明なままでの登録で、活用もほとんどできていない状態でしたが、初心者でも導入して問題なく使用できている現状を踏まえて、超初心者の方向けに、とりあえず手順通りに登録すれば登録完了、いつでも分析できる状態にしておけるよう解説したいと思います。
◆ Googleサーチコンソールとは?
◆ Googleサーチコンソール導入
◆ Googleサーチコンソール初期設定
◆ Googleサーチコンソール初心者向け活用方法
- Googleサーチコンソール:Google Search Console
- Googleサーチコンソール:導入
- Googleサーチコンソール:初期設定
- Googleサーチコンソール:初心者向け活用方法
- 記事のおさらい
Googleサーチコンソール:Google Search Console
Googleが無料(Googleアカウント必須:無料)で提供しているツールの一つで、簡単にいうと「ブログの状態が良いか悪いかの判断」をしてくれるアクセスアップに必要なSEO対策で重要な分析ができる優れたツールです。
ブログのアクセスアップを目指すには、ブログの現状をしっかり把握する必要があるのですが、その診断をしてくれるのが「Googleサーチコンソール」になり、アクセスアップを図るには導入必須ツールとなります。
Googleサーチコンソール:主な目的
サーチコンソールの主な使用目的はいくつかあります。
◆ どのような検索キーワードでブログに訪問したか
◆ 検索エンジン(Googleなど)に登録されているページ毎のキーワード
◆ 検索キーワード毎の表示回数・クリック数
◆ エラーチェック
主に訪問者がブログを訪問する前に、どのような行動をしたのか、何を必要としてブログに訪れたのかなど、「訪問前の分析」を行います。
それぞれのページ毎に設定された検索キーワード毎の順位を知ることができるため、SEO対策・アクセスアップを目指す上で重要なツールです。
関連記事:【初心者限定】継続的アクセスアップ:検索エンジンからのアクセスを増やす方法(実体験&再現性超あり)
また、クローラー(ブログを常に見回っているロボット)が、ブログ内のエラーや警告を見つけた場合は、そのエラー・警告の表示をしてくれます。
エラーや警告をそのままにしておくのは、ブログの評価を下げるだけでなく、ブログが強制的に削除されてしまう可能性もあるので注意が必要です。
エラーや警告などは、サーチコンソールがないと気付かないので、登録して小まめにチェックが必要ですね!!
Googleサーチコンソール:Googleアナリティクスとの違い
アクセス解析ツールで必須ツールである「Googleサーチコンソール」と「Googleアナリティクス」は、それぞれ使用目的に明確な違いがあります。
Googleサーチコンソール | ブログに訪問者が訪れる前の分析 |
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Googleアナリティクス | ブログに訪問者が訪れた後の分析 |
✔ 検索キーワード毎にどの位の順位に推移しているのか
✔ アクセス数はどのくらいか
✔ ブログの検索順位を下げる可能性がある問題が発生してないかの検証
✔ どのページを閲覧したか
✔ どのような経路でそのページにたどり着いたか
✔ よく閲覧されているページ
✔ どのようなページはすぐ立ち去ってしまうのか
アナリティクス使用方法を初心者向けに詳しく下記記事で解説していますので、参考にしていただければと思います。
関連記事:初心者向け:超基本的なアナリティクスの使い方【Google Analytics】
どちらもブログのアクセスアップには重要そうな内容だということが理解できれば、少しずつブログでの活かし方など理解できるようになり、自分なりに活用できるようになると思います。
Googleサーチコンソール:導入
運営しているブログでサーチコンソールを使用するには、サーチコンソールのアカウントを作成して、ブログと連携することが必要です。
Googleサーチコンソールのアカウントを作成するには、まず「Googleアカウント」が必要です。
そのため、Googleアカウントをお持ちでない方は、まずGoogleアカウントを作成してから、サーチコンソールのアカウント作成となります。
Googleアカウント作成
Googleアカウント作成:Google アカウントの作成 |
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アカウント作成画面に進みます。
「姓」「名」「ユーザー名(希望の名前)」「パスワード(希望のパスワード)」を入力して「次へ」をクリックして進みます。
「電話番号」「生年月日」「性別」を入力して「次へ」をクリックして進みます。
電話番号が「省略可」となっていますが、Googleアカウントを使用する場合に承認が必要となり、その際に確認コードをGoogleからSMSで送ってもらうため必ず必要になるので、登録しておくことをオススメします。
プライバシーポリシーと利用規約を読み、下へスクロールして「同意する」をクリックするとGoogleアカウントの作成は完了となります。
次に、Googleアカウントを利用するために必要な認証作業をします。
「ようこそ〇〇さん」のトップ画面のまま、「個人情報」を選択して「電話」をクリックして進みます。
「今すぐ確認」をクリックすると、「電話番号の確認」のポップアップが出てきます。
「コードを入手する」をクリックすると、先ほど登録した電話番号に「Gから始まるコード」がSMSで届きます。
SMSで届いたコードを入力して「確認」をクリックしたら、認証済みとなりGoogleアカウント作成完了、及び運用が可能となります。
Googleサーチコンソール:アカウント作成
Googleサーチコンソール公式サイト:Google Search Console |
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サーチコンソールのトップページから「今すぐ開始」をクリックして進みます。
「URLプレフィックス」に、自分の運営ブログのURLを入力します。
ブログの登録方法が、「URLプレフィックス」と「ドメイン」の2つの方法がありますが、「ドメイン」は企業など複数のURLを持っている場合や、サイト内のページが数万ページあるなど、大きなWebサイトを登録する際に使用するものなので、個人ブログであれば「URLプレフィックス」での登録で問題ありません。
ブログのURL確認方法は、はてなブログの基本設定で確認ができます。
URLを入力したら、「続行」をクリックして進みます。
「所有権の確認」ページに進んだら、少し下へスクロールして「HTMLタグ」をクリックしてプルダウンします。
ここで発行される「メタタグ」をコピーして、一度メモに貼り付けておいてください。
後ほどこのページで作業をするので、このページは開いた状態で新規タブで次の工程のメタタグの貼付などを行ってください。
メタタグが発行されたら、はてなブログに戻って貼付作業をします。
< ダッシュボード → 設定 → 詳細設定 > |
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詳細設定画面を下にスクロールして、解析ツールの「Google Search Console(旧 Google ウェブマスター ツール)」にメタタグを貼付します。
貼り付けるメタタグは、content属性の値(content="..." の ... にある英数字)をコピーして貼付します。
上記画像のグレー部分のみの貼付となるので、メモにコピペしたメタタグからグレー部分のみをコピペしてください。
貼付できたら、一番下の「変更する」をクリックして、メタタグの貼付は完了となります。
再度、サーチコンソールの所有権の確認ページに戻ります。
「所有権の確認」ページで「確認」をクリックします。
確認をクリックして、「所有権を証明しました」とポップアップが表示されたら、所有権の確認が完了して、ブログとサーチコンソールの紐付けも完了となります。
ブログとサーチコンソールが紐付いたら、初期設定をしましょう。
Googleサーチコンソール:初期設定
サーチコンソールを使用するために必要な最低限の初期設定になりますので、設定しておきましょう。
初期設定1:Googleアナリティクスとの連携
GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは連携して使用することができます。
もちろんサーチコンソールのみ単体で使用することもできますが、より詳細なデータの解析ができるようになるので、極力連携させておくことをオススメします。
今後徐々にサーチコンソールの活用方法を身につけたときに、アナリティクスと同時に活用する機会も必ず訪れます。
なお、アナリティクスとの連携は、アナリティクスの登録も必要となりますので、アナリティクスの登録が完了してない方は、下記記事を参考に登録してみてください。
関連記事:超初心者向け:Googleアナリティクス簡単導入方法・基礎の基礎【はてなブログ】
アナリティクス公式サイト:Google アナリティクス |
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アナリティクスの管理画面に進みます。
「プロパティの設定」を選択します。
プロパティの設定ページで「Search Consoleを調整」をクリックして進みます。
「追加」をクリックしてサーチコンソールに登録したブログをアナリティクスに連携させます。
連携するブログのURLを選択して「保存」をクリックしたら連携完了となります。
連携完了のポップアップが表示されるので、「開始」をクリックするとサーチコンソールのトップ画面に戻ります。
サーチコンソールのデータは翌日から確認できるようになります。
初期設定2:サイトマップの送信
サイトマップとは、言葉通り運営サイトのマップを意味するのですが、サイト全体のページ構成をリスト形式で記述したものになります。
検索エンジン(Googleなど)にブログの内容を分かりやすく伝える役割を担うものです。
このサイトマップをサーチコンソールに送信する事によって、新しい記事を早い段階で検索エンジンに認識してもらうなどの効果があります。
サイトマップは送信しなくても問題はない機能でもあります。
しっかりした記事を書いていれば、サイトマップの送信をしなくても検索エンジンが認識してくれるようになっています。
そのサイトマップをサーチコンソールに送信します。
サイトマップは「はてなブログ」を利用している方は、はてなブログが自動で作成してくれているので、そのサイトマップを送信するだけの作業です。
サーチコンソールのトップページに進みます。
トップページのサイドバーの「サイトマップ」を選択します。
「新しいサイトマップの追加」の部分に、はてなブログが自動生成してくれているサイトマップのURL「sitemap_index.xml」をコピペして「送信」をクリックして、ステータス部分に「成功しました」と表示されたら送信完了となります。
はてなブログのサイトマップは、送信しても「取得できませんでした」となることも多いようです。
参考:GoogleSearchConsoleからのサイトマップ送信に失敗する問題について – はてな Support
ただ、冒頭でも書いていますが、サイトマップは特に送信しなくても問題ないので、あまりに取得できませんでしたとなるようでしたら、送信は諦めても問題ありません。
はてなブログのサイトマップは複雑にできていて、Googleが認識しづらいのでは…という情報が多数出回っています。
これで、サーチコンソール導入の全ての作業が完了となります。
Googleサーチコンソール:初心者向け活用方法
せっかくサーチコンソールを導入したので、少し手始めに触れてみましょう。
初心者向けの活用方法を3つ紹介します。
初心者向け活用方法1:検索パフォーマンス
初心者向け活用方法2:URL検索
初心者向け活用方法3:ガバレッジ
Googleサーチコンソール:検索パフォーマンス
ブログへの訪問者が、どのようなキーワードを検索して訪れたのかを確認することができます。
検索パフォーマンスは、「ブログ全体の検索キーワード」と「記事ごとの検索キーワード」がそれぞれ確認できます。
検索パフォーマンス:ブログ全体の検索キーワード
サイドバーにある「検索パフォーマンス」を選択します。
検索パフォーマンスページに表示された「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均検索順位」全てに☑を入れます。
☑する事によって、検索キーワードに対しての「クリック数」「表示回数」「掲載順位」が上記画像どおりグラフで表示されます。
クリック数 | 検索結果に表示され、クリックされた回数 |
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表示回数 | 検索結果に表示された回数 |
CTR(クリック率) | クリック数÷表示回数(インプレッション数)×100 |
掲載順位 | そのキーワードで検索された際の検索順位の平均 |
下にスクロールすると、訪問者がブログに訪れた際の検索キーワードも確認できます。
分析するには、ブログ全体の検索キーワードだと多過ぎて的が絞れないので、記事ごとの検索キーワードを調べます。
検索パフォーマンス:記事ごとの検索キーワード
検索キーワードの表の「ページ」を選択します。
確認したいページを選択後、「クエリ」に表示を変更します。
これで選択したサイトページの検索キーワードが確認できます。
この記事に訪れた訪問者が、どのようなキーワードで訪れたかを知ることができます。
例えば、検索キーワードが記事のタイトルや見出しに入っていない場合は、検索キーワードを含んだタイトルや見出しに変更してみるなどの対策が取れるなど、よく聞く「SEO対策」に役立ちます。
初心者のうちって、「SEO対策」がいまいちつかめなかったりしますよね。
SEO対策についての記事も書いていますので、良かったら参考にしてみてください。
関連記事:【初心者限定】正真正銘全てゼロから始めるブログのアクセスアップ対策:SEO対策(実体験&再現性超あり)
Googleサーチコンソール:URL検索
インターネット上では、Googleクローラー(ロボット)が常に巡回していて、新しい記事を見つけては検索エンジンに登録しています。
そのクローラーに新しい記事を認識してもらうには、ブログ開設当初は時間がかかります。
そんな時に、クローラーに認識を促すことができる機能です。
サイドバーにある「URL検査」を選択して、一番上の枠にクローラーに認識して欲しい記事のURLを入力します。
「URLがGoogleに登録されていません」となっていたら、右下の「インデックス登録をリクエスト」をクリックすれば登録をしてくれます。
現在一時的にこの機能が使えない状態となっています。
インデックス登録のリクエストができない場合は、「公開URLをテスト」をクリックして、記事に問題がないかの確認をしてみましょう。
「URLはインデックスに登録できます」となっているので、時間はかかるかもしれませんが、そのうちクローラーが認識してくれるまで放置しておきます。
もし何かしらのエラーがある場合は、その原因が表示されるので表示されたエラーの修正をしましょう。
また、既にクローラーが認識して、インデックス登録されている場合は、下記のような表示となります。
この画面が出たら、問題なく検索エンジンからこの記事を検索できる状態になっていて、検索エンジンからのアクセスも見込める記事であるということです。
Googleサーチコンソール:ガバレッジ
ガバレッジでは、エラーが出ていない蚊など、サイトの状態を確認することができます。
エラーを放置しておくことは、ブログの評価を下げることにもなりかねないので、ガバレッジは小まめにエラーが出ていないかを確認することをオススメします。
エラーがある場合は、「エラー」の部分にエラーのページがいくつあるのかが表示されます。
また、エラーの内容については、下にスクロールするとエラーの詳細の記載があるので、その都度対応して極力「エラー0」を保つように改善していきましょう。
記事のおさらい
◆ Googleサーチコンソールとは?
◆ アクセスアップには必須ツール
◆ Googleサーチコンソールの導入
◆ Googleサーチコンソールの活用方法
私は、サーチコンソールを登録したとき本当に何一つ理解してない状態で、登録すべき理由をあらゆるブログで読みあさってみたけど、私に必要なツールなのかどうかが正直分かっていませんでした。
とりあえず多くのブロガーさんが「アクセスアップ目指すなら登録すべきだ!」というんだから登録しておこう!というノリで登録しました。
はてなブログを始めて数年経ちましたが、最近やっとサーチコンソールを登録しておいて良かったな…と思うことがありました。
実は「Googleアドセンス」を申請したのですが、その際にサーチコンソールが必要になるということで、私が理解もせずに登録したサーチコンソールのお陰で、アドセンス申請から合格までがスムーズにできました。
関連記事:Googleアドセンス:「審査通過までの道しるべ」合格するヒントは全て利用規約にあり【はてなブログ】
そのため、ブログ運営を続けて行こうと思われている方は、いつかどこかで必要になるツールだと思っていただければと思います。
それでは、お疲れ様でした♡