◆ATTENTION◆
オーストラリアに観光目的で入国する際に必要なETAS(電子渡航許可)の申請方法が変更され、現在は専用アプリ「AustralianETA」という英語対応のみのアプリから申請が必要となっており、この記事で解説しているETASの申請方法は停止されています。
AustralianETA
Department of Home Affairs無料posted withアプリーチ
参照:ビザと国籍登録
◆ATTENTION◆
2023年5月8日以降、新型コロナウイルス関連の入国規制は解除されており、オーストラリア入国時の陰性証明書、ワクチン接種証明書の提示は不要、入国規制等も撤廃となっています。
オーストラリアに行こうと思うんだけど「ビザ」が必要なんだね…
日本人がオーストラリア旅行をする際は、「短期の観光であってもビザ必須」となっています。
ビザ取得となると、在日大使館に行ったり、公式サイトでオンライン申請したりをイメージするかと思うのですが、オーストラリアに限っては、代行業者に依頼する方法が一番オススメです。
この記事では、私がオーストラリア渡航の際に依頼しているビザ代行業者の紹介とビザの全貌を解説したいと思います。
観光・短期商用以外の留学などのビザについては、こちらで解説しているビザ取得方法とは違いますので参考にしないでください。
オーストラリアビザ:ETAS
「オーストラリアのビザ」とお話していますが、そんなに厄介なものではなく、観光または短期商用ビザは、アメリカ入国の際に必要な「ESTA」や、カナダ入国の際に必要な「eTA」のような感覚です。
入国時にパスポートにスタンプを押印するビザ発給方法ではなく、オーストラリア政府に事前にオンラインで入国の申請をして入国ビザを取得する「電子渡航許可制度」になります。
オーストラリア短期ビザ:種類
オーストラリアを訪れる理由によって申請するビザが異なりますので、ご自身が当てはまるビザを選択しましょう。
ビザの種類:電子入国許可(ETAS)ビザ(サブクラス601)
最大1年間で何度でもオーストラリアを訪問することが可能で、「1回の訪問で3ヶ月の滞在」が可能なビザです。
日本国籍を保持している旅行者がオーストラリアを訪れる際に申請するビザですが、オーストラリア国外に居住している方のみが申請可能なビザです。
オーストラリアに既に入国していて、有効な電子入国許可(ETA):ビザ(サブクラス601)を取得している場合は、訪問ビザ(サブクラス600)など、他のビザを申請することで滞在期間を延長できます。
ETASは、出入国の回数に制限はありません。
ただし、頻繁に出入国を繰り返すと、不法就労などの疑いを持たれ厄介なことにもなりかねませんので注意しましょう。
ビザの種類:eVisitorビザ(サブクラス651)
観光または商用を目的とした訪問に有効で、「1年以内で一度の訪問につき最大3ヶ月滞在が可能なビザ」です。
欧州連合その他ヨーロッパ諸国のパスポート保持者用になるので、日本国籍保持者はそもそもこのビザは使用不可となっています。
また、eVisitorビザ(サブクラス651)は延長不可のビザになっています。
ビザの種類:訪問ビザ(サブクラス600)
訪問ビザは、電子入国許可(ETAS)やeVisitorビザの取得資格がない方向けのビザです。
観光または商用で、オーストラリアに3・6・12ヵ月滞在できるビザで、申請期間によって手数料などが違ってきます。
ビザに関しては、航空会社が決まっていなくても取得可能ですので、オーストラリア旅行が決定したら即申請することをオススメします。
オーストラリアビザETAS:取得条件
ETASを取得する際に、いくつかの条件があるので、確認しましょう。
✔ ETAS対象国(日本・アメリカ・カナダ・韓国・シンガポール・香港・マレーシア・ブルネイ)のパスポート保持者
✔ 渡航の目的が「観光・親戚友人を訪問・ビジネスミーティング・会議・展示会・イベントへの出席」のいずれかであること
✔ 1回の入国につき滞在期間が3ヵ月以内であること
✔ 就労しないこと
✔ 登録時、オーストラリアに滞在・居住していないこと
✔ パスポートの残存期間が帰国日まであること
✔ ビザ自体の有効期限は取得後1年なのですが、パスポートの期限が1年未満の場合、パスポートの期限でビザも無効となるので、1年以内に2回以上オーストラリアを訪れる予定のある方は、パスポート更新後の申請をオススメします。
✔ 就労禁止、就学は3ヵ月までで、基本的に観光や商談などに利用されるビザです。
✔ オーストラリアの何かしらのビザ保有者は申請することができません。
学生ビザやワーキングホリデービザの期限が残っている場合などが当てはまります。
その場合は、ビザ失効後の申請で問題ないようです。
✔ 過去に犯罪歴のある方、ビザを拒否されたことがある方は、ETASが利用できないことがあるので、オーストラリア大使館に直接お問合せください。
在日オーストラリア大使館公式サイト:ビザと国籍登録
オーストラリアビザETAS:取得方法
◆ オーストラリア政府移民局
◆ 旅行会社
◆ ビザ代行業者
3種類の取得方法があるのですが、ビザ申請代行業者が一番安くビザの取得が可能です。
オーストラリア政府移民局 | AUS$20 |
---|---|
JAL ABC | ¥990(緊急¥3,870) |
HIS | ¥2,300(緊急:¥7,000) |
ビザ申請代行会社 | ¥500(緊急¥1,500) |
旅行会社や申請代行業者に依頼すると、無料(ツアー等申込時)~¥5,000前後となっています。
本来、ビザの代行業者や旅行会社で申請すると高くなることが一般的なのですが、なぜ代行業者の方が安くなるのか不思議ではないですか?
そもそもオーストラリアのビザは無料なのです。
これは、オーストラリア政府に支払うお金ではなく、このシステムをオーストラリア政府に提供しているシステム会社の手数料なのです。
日本の旅行会社や申請代行業者は、オーストラリア政府に無料で申請しているため、旅行会社や代行業者が独自で設定している費用になるのです。
ビザ代行業者に依頼
多数ある代行業者の中で最も安かったのが、「株式会社ビューグラント」というビザ取得代行業者でしたので、こちらをオススメします。
こちらは日本語での申請ですので、そのままサイトの指示に従って申請すれば特に問題なく申請できるかと思います。
申請後数日程度で「ETAS登録証明書」がメールで送られてきたら、電子入国許可が下りたということになります。
この証明書は、オーストラリア入国時に提示の必要はないのですが、必要な方は印刷して持参しましょう。
ビザ申請があまりにも高額な代行業者は避けましょう。
そもそもビザ自体は無料のものであると言うことを忘れないでください。
オーストラリア政府移民局への申請方法
ビザ申請するには、パスポートとメールアドレスが必要で、支払はクレジットカードのみの取扱いとなっています。
✔ ETAの種類を選択:「観光・親族訪問」か「短期商用」を選択
✔ 現在の居住地を選択
✔ 利用規約確認後☑をクリック
全て選択後、「次へ」をクリックして個人・パスポート情報に進みます。
✔ 「*」マーク部分を全て指示通り正確に入力
入力完了後、「次へ」をクリックして住所・連絡先の入力に進みます。
✔ 「*」マーク部分を全て指示通り正確に入力
✔ 全てローマ字入力必須
✔ 住所の番地などの数字は英語表記(one,two,three・・・)で入力
✔ 日本の国番号:+81
全て入力完了後、入力情報の確認をします。
STEP2&3で入力した内容の確認をして、間違いなければ「次へ」をクリックして支払に進みます。
「VISA・MasterCard・AmericanExpress・DinersClub・JCB」が使用可能です。
クレジットカード情報を入力後「次へ」をクリックしてレシートの発行に進みます。
支払が完了したらレシートが発行されます。
ETASの結果は、申請後12時間以内に出ます。
ETASが許可されれば、参照番号でこちらの申請をしたサイトからいつでも確認ができるので、参照番号を控えておきましょう。
承認された電子入国ビザですが、発給証明書は入国時に必要なものではないので、印刷する必要はありません。
心配な方は印刷して所持しておきましょう。
ETASが発給されなかった場合や、オーストラリア大使館に確認するよう求められる場合もあり、その際は速やかに在日オーストラリア大使館に確認をしましょう。
間違った情報を申請してしまった場合、正しい内容で再申請が必要となり、新たに費用もかかるので慎重に申請しましょう。
旅行会社に依頼
ツアーを申込まれる方は、同時にビザ申請を無料で受け付けてくれる旅行会社もあるようですので、旅行会社を通してツアーの申し込みをされる方は、一度旅行会社にお問合せしてみましょう。
JAL ABC | ETAS申請代行サービス | JALエービーシー |
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オーストラリア旅行:豆知識
オーストラリア入国時、入国後に知っておきたいいくつかのことを紹介していますので、参考にしていただければ嬉しいです。
豆知識:オーストラリア入国時
オーストラリアは、入国時に気をつけるべき点がいくつかあります。
入国時に知っておきたい豆知識をいくつか紹介します。
◆ ETASの申請を忘れた場合
◆ オーストラリアへの持込が禁止されているもの
◆ 持ち込み可能な金額
◆ 入国する人に許可されている免税の制限
ETAS取得を忘れた場合、入国拒否される可能性が高いです。
また、入国できたとしても、空港でかなりの時間を要すると思っておいてください。
◆ 薬物・ステロイド
◆ 武器・火器
◆ 保護対象となる野生動物
◆ 生鮮食品・包装食品
◆ 果物・卵・肉類
◆ 植物・種
◆ 皮・羽
オーストラリアは持込禁止のものが多いので、しっかり確認したうえで渡航するようにしましょう。
オーストラリア到着時にAUS$10,000(AUS$または相当額の外国通貨:約¥750,000)を携帯する場合は、空港でオーストラリア税関に申告することが義務付けられています。
一般的なもの | 大人1人(18歳以上)につきAUS$900(約¥70,000弱)相当 子ども1人につきAUS$450(約¥35,000弱)相当 |
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アルコール | 大人1人につき2.25ℓまでのアルコール飲料 (蒸留酒・ワイン・シャンパン) |
タバコ | 大人1人につき25本までの未開封のタバコ1箱 |
オーストラリアは喫煙者に厳しい国です。
1箱(20本)¥2,000位すると聞いたことがあります。
豆知識:オーストラリアのオススメ
オーストラリアは、広大な自然があり、人間と野生動物が共存している国です。
そんなオーストラリアの魅力たっぷりの「西オーストラリア」が個人的にはオススメです。
まずは、パースに行けばコアラが抱っこできます。
コアラの抱っこであれば、西オーストラリアじゃなくても抱っこできるんですが、オプションというには勿体無いほどの魅力がもう一つあります。
それは、地球上で最も幸せな動物「クオッカ」に唯一会える場所が、西オーストラリアのロットネスト島にあります。
コアラを抱っこして、クオッカに会う!!動物好きにはたまらないプランになると思います。
また、西オーストラリアのオススメスポットも、いくつかピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後に…
日本のパスポートを持っていると、多くの国に入国する際にパスポートだけで入国できてしまうおかげで、「ビザが必要かもしれない」なんてことを忘れがちになりませんか?
私はまさにそのタイプで、今までオーストラリアだけでなく何度か焦った経験があります。
とりあえず旅行計画中にビザの確認はしましょう!
コロナで世界中が国境を封鎖して1年以上が経ち、どこの国も第〇波…第〇波…と歯止めが利かない状況となっていて不安定な世界情勢です。
私たち旅人にとっても、悶々とする状況が続いていますが、1ヶ国ずつでも渡航できる国が増えてくれるといいですね♡